現実：食-北米食品 スプレッド「ピーナッツバターとジェリーのサンドイッチ」＋「ヌテラ 」 または 「ピーナッツパンチ」 或いは「 5番街（スナックバー）」
▼ピーナッツバターとジェリー（ジャム）のサンドイッチ
ピーナッツバターとジェリーのサンドイッチ（英: Peanut Butter & Jelly Sandwich）、
あるいはピーナッツバターとジャムのサンドイッチ（英: Peanut Butter & Jam Sandwich）、
略称PB&Jは主にアメリカ合衆国、カナダなどアングロアメリカの子供達の間で食べられるおやつ、
あるいは軽食である。
二枚の食パンのそれぞれの片面にピーナッツバターおよびジェリー（固形物を濾して取り除いたジャム）
を塗り、それらの面を合わせてサンドイッチにして食べるのが一般的。
ただアメリカでは基本的にピーナツバター『には』砂糖や甘味料は入ってなく、
ピーナツの素材のみの味なので原料にはこだわって、
オーガニックのアメリカ産ピーナツと少量の塩のみを使った極々プレーンなものを使います。
なぜならパンに1つ以上のピーナッツバターの層と、ゼリーまたはジャムの1つまたは複数の層を含み
更に好みでチョコレート、シロップ、バター、蜂蜜などの甘味を加えるからです。
……素直に甘いピーナッツバター（ピーナッツクリーム或いはピーナッツジャム）を塗ってはいけないのだろうか？
またときには、サンドイッチとして食べたり、片方のパンを折って（事実上「ハーフサンドイッチ」）
食べることがあります。
これらのサンドイッチは北米では非常に一般的で特に子供向けに人気があり、
日本人がおにぎりを食べて育つように、アメリカの子供達はPB&J を食べて育ちます。
しかし、いくらピーナッツバターをジャムのようにパンに塗ったり、
ピーナッツクリームはピーナッツジャムと呼ばれることもあるとは言え、
この両方を同時に塗ってしまうというのは……
2002年の統計によると平均的なアメリカ人は、
学校の昼食として多くの子供達がこれをお弁当代わりに持参し、
高校を卒業するまでに一人当たり1,500個のPB&Jサンドイッチを食べるという。
……食育って本当に大事だって良くわかる話ですよね！ ね！！
このピーナッツバターとジェリーのサンドイッチのレシピにはバリエーションがあり、
例えば、ゼリー成分の代わりに、蜂蜜やチョコレート、メープルシロップを加えるものもあれば、
マシュマロやそれを原料としたスプレッドの一種マシュマロクリーム、
ヘーゼルナッツ入りチョコレートスプレッドの一種ヌテッラ、レーズン、バター、
ベーコン、ポテトチップス、チーズ、スライスしたバナナ、ドライフルーツを加えるものもある。
また、スライスしたバナナの代わりにスライスしたイチゴやリンゴを入れるものもある。
更に食パンの代わりにスライスしたベーグルを使用することもある。
この他マシュマロは、ゼリーの代わりに使うこともできます。
このサンドイッチは " fluffernutter：フルファインター （フルフナッター）"と呼ばれています。
フルフナッターはピーナッツバターとマシュマロクリームを白パンに添えたサンドウィッチです。
或いはピーナッツバターの代わりに、 クリームチーズとゼリーのサンドウィッチを作る事もあります。
やがて若者のアーモンドバターの人気は、
「アーモンドバターとゼリー」（AB＆J）サンドイッチに移行するも
他のナッツバターはあまり一般的ではありません。
そんな中1964年に誕生したヌテラ（伊: Nutella） は、
イタリアのフェレロ社が発売している製品で
家族の朝食にかかせないココア入りヘーゼルナッツスプレッドとして愛され、
今では世界160カ国以上で販売さ、1983年からはアメリカ合衆国でも販売されている。
パンなどに塗って食べるのが一般的なアメリカやヨーロッパなどでは人気のあるスプレッドである。
ただし、一方でアイスクリームにかけるなど使用方法も多岐にわたる。
「ヌテラ (Nutella)」という商品名は同社の登録商標である。
ヌテラの原型は、フェレロ社の創業者であるピエトロ・フェレロによって1940年代に作り出された。
当時、第二次世界大戦に伴う配給制でココアが不足していたため、
ピエモンテ州で豊富に産出されるヘーゼルナッツが使用された。
このヌテラの原型は、パスタ・ジャンドゥーヤ（pasta gianduja）と呼ばれた。
ペーストのパスタという意味である。
ナポレオンの摂政（1796年〜1814年）中に
トリノで発明された約30％のヘーゼルナッツペーストを含む甘いチョコレートスプレッドである。
1806年にナポレオンによって課された大陸封鎖コンチネンタル・システムは、
フランスの支配下にある英国の港湾に入ることを防ぎ、ココア供給に負担をかける。
トリノのチョコレート専門の菓子職人-ショコラティエ-（Michele Prochet）は、
トリノの南にあるランゲ丘陵のヘーゼルナッツと混合して、小さなチョコレートを作りました。
このパスタ・ジャンドゥーヤは塊状だったが、
フェレロはこれを瓶詰めにしたものを
スーパークレマ・ジャンドゥーヤ（supercrema gianduja）として発売。
1964年には名称をヌテラ（Nutella）に変更した。
これは木の実を意味する"nut"に柔らかい語感を与える"ella"を組み合わせたものである。
- 閑話休題 -
クリーム状ピーナッツバターとゼリーは非常に滑らかなサンドイッチを産みますが、
ピンクのピーナッツバターとジャムは多くの質感を提供します。
サンドイッチは過去には白パンが一般的だったかもしれませんが、
より健康的な選択肢として小麦パン全体を使用することができます。
サンドイッチは全部またはカットされて提供されることがあります。
サンドイッチを座らせたり、昼食のために朝に準備したりすると、ゼリーやジャムがパンに浸かり、
しっとりしたスライスができます。
・歴史
1900年代前半、ピーナッツバターは炒りたてのラッカセイを挽いて作られる、
ニューヨーク市の高級ティールームでしか出されなかったほどの高級食材だった。
……もっとも当時で言えば半世紀前まで、豚の餌・奴隷の飯だったのだがね。
当時のピーナッツバターはピミエントやキンレンカ、セロリ、クレソン、
焼いたクラッカーとともに提供されていた。
女性誌グッド・ハウスキーピング1896年5月号には、
「忙しい主婦のあなたも、肉挽き機でピーナッツをひいて、
ピーナッツバターを作ってトーストに塗って食べてみましょう!」
という内容の記事が掲載されていた。
同年6月に出版された料理雑誌 Table Talkには、
ピーナッツバターのサンドイッチのレシピが掲載されていた。
ピーナッツバターとジェリーを一緒にパンに塗った料理がアメリカの文献中に初めて登場したのは、
1901年にジュリア・デイヴィス・チャンドラーが執筆し出版したボストン料理学校調理科学と
家庭経済学の雑誌という書物である。
その後、瓶入りのピーナッツバターが市場に導入されてピーナッツバターの価格が下落し、
1920年代後半にはピーナッツバターとジェリーのサンドイッチは庶民でも楽しめるようになり、
子どもたちの間で人気になった。
米国ラッカセイ組合は第二次世界大戦中のアメリカ軍のレーションのリストに
ピーナッツバターとジェリーのサンドイッチがあったと主張している。
ピーナッツバターとジェリーのサンドイッチ用に、
ピーナッツバターとブドウのジェリーを交互に同じ瓶に詰めた製品が販売されている。
・栄養
ブドウジャムとピーナッツバターそれぞれテーブルスプーン2杯分を
精白パンにはさんだピーナッツバターとゼリーのサンドイッチのサンドイッチは、
栄養摂取勧告量の22%の脂質と1日の摂取量22%分のカロリーを含んでいる。
カロリーの45%は脂質由来のもので、その多くは心臓に良いとされている
一価不飽和脂肪および多価不飽和脂肪である。
▼ピーナッツパンチ：ジャマイカの屋台の味、ピーナッツバターのちょっとした塩気とバニラの香り
ピーナッツパンチは、カリブ海で人気のある飲み物で、
ピーナッツバター、ミルク、砂糖、時にはスパイスで作られています。
また、スーパーマーケットや食料品店でも市販されており、これらの市場に対応しています。
トリニダード・トバゴでは 、ピーナッツパンチは
一般的に歩道や定食店で販売されている人気のある飲み物です。
飲み物は伝統的にエネルギードリンクとして販売されており、
売り手に応じてさまざまな成分で作られています。
飲み物の主な成分には、ピーナッツ/ ピーナッツバター、ミルク、砂糖が含まれます。
しかし、通常のミルクは、 凝縮ミルク 、スパイス（主にナツメグとシナモン ）、
コーンフレーク 、 Angosturaビター 、 グルコースパウダー、
そしてしばしばグラノーラミックスを含む混合物に交換または添加されることが多い。
その飲み物は、高脂肪、たんぱく質および全体的なエネルギー含量のために、
多くの場合、初期のチョコレート同様、媚薬であるとみなされます。
・ピーナッツパンチカクテルは
元シカゴベアーズで2003年よりNFLのカロライナ・パンサーズに所属していた、
アメリカンフットボール選手『チャールズ・ティルマン』（愛称はピーナッツ）の
彼のタックル時にボールを叩きつけてファンブルを誘発する特技『ピーナッツパンチ』
からインスピレーションを受けた公式の飲み物のバリエーションであり、
このオリジナルドリンクは米国生まれのバーボン：アーリータイムズ
（ドリンクと味の望ましい強さに基づいて量が異なります）
とピクルスジュースのスプラッシュを追加します。
2009年に初めて紹介され、シカゴ周辺のテールゲートで人気の飲み物です。
▼5番街（ スナックバー（英: 5TH AVENUE Candy Barr：フィフス・アヴェニューキャンディーバー））：
5番街は1936年に導入された スナックバーで、
チョコレートで覆われたピーナッツバタークランチレイヤーで構成されています。
それはThe Hershey Companyによって製造され、販売されている。
ミルクチョコレートとハチミツ、クランチピーナッツバターの詰め物から作られたおいしいスナックバー。
ただしこのスナックバーは、 ネスレのバターフィンガーキャンディーバーと同様の構成です。
1936年にフィデンデルフィアのフードインダストリーズの子会社だったLuden'sによって導入されました。
この名前はエレガントなスナックバーを
ニューヨークのファッショナブルな5番街
(マンハッタンにある:別名「アヴェニュー」) に結びつける試みでした。
Hershey Foods Corporationは、
1986年にフィラデルフィアの Food Industriesの後継であるDietrich Corporationから
Ludenのブランドを買収し、1993年以来宣伝されていないにもかかわらず、
このスナックバーはアメリカの小規模小売店でも購入可能である。
ただオリジナルはアーモンドが全体に散りばめられましたが、新しいものはそうではありません。
このスナックバーは、
1994年のSF映画StargateとSeinfeldのエピソード「 The Dealership 」に登場しました。
