「ねねさん再来日する」の巻
(その日も嫌韓厨のまささんは、友人と焼き肉を食べながら韓国談義にいそしむのでした)
「そもそもなんであの国は、いちいち日本と張り合おうとするのかねェ。身の丈に合わないF-35買ってみたり、なんに使うのか自分たちでもわかってないイージス艦造ってみたり、オーバースペックな潜水艦隊持ってみたり。陸軍国なんだからさァ、そんなものにカネかけてるくらいなら、自分とこの兵隊の処遇をもっとよくしてやればいいのに」
友人の言葉にまささんが応えます。
「だよな~。空海戦力で金持ち日本と張り合っても仕方がないと思うんだが。莫迦高いF-35の少数購入よりF-16の増勢かグリペンNGの導入のほうが数そろえられる分いいとは思うし、性能的に微妙なウリナライージスより、小型の安価なフリゲートを数そろえたほうが使い勝手はいいと思う。でもそういう見栄が現実論を塗り潰すところこそが、まさに『韓国』なんだろうな」
「連中、アタマのどこかで『日本がGDP世界三位だなんて捏造ニダ! 日本がウリナラより金持ちだなんてあり得ないニダ!』とか思ってそうじゃん」
「そうじゃん、じゃなくって実際に思ってるのかもね。日本の国土が自国のそれより狭いって本気で思ってる連中が実在するくらいだから。プサンから福岡に来た韓国人が大阪の知り合いに『いますぐ迎えにこい。一時間もあれば十分だろ』なんてほざいたケースもあるみたいだし。アトラスの地図見せても、『これは日本の捏造ニダ!』で、はいおしまい」
「魔法の言葉だからな、『日本が悪い』と『捏造ニダ』は」
「『超時空太閤HIDEYOSHI』と『超時空帝国NITTEI』もな。『証拠はないけど心証的には真実ニダ』も、か」
「HIDEYOSHIが焼いた、NITTEIが焼いた。だから証拠は残ってない。でも日本文化のすべての起源はウリナラニダか。まったく。便利でいいよな、幸せ回路は」
「正直言って、たまに欲しくなる時がある。連中の幸せ回路」
「おっと、まささん氏が韓国面に堕ちつつあるぞ!」
「ポジティブシンキングを相方に任せた弊害かな。いまさらながら、思考方向の分業制は失敗だったのかもしれんな~」
「むかしっから軍師・参謀ポジションでしたからね、まささん氏」
そんなおり、まささんのガラケーが着信音を鳴らします。
「お、メールだ」
カバーを開けて内容を確信しようとしたまささんの目に飛び込んできたのは、送信者欄に燦然と輝く「ねね」という二文字でありました。




