広がる世界
どうも、やてんしょんのすぎぎーです。
最近暑くなってきて、手汗が止まらなくなってきたこの頃です。
これを読んでるってことは、見てるってことですよね?当たり前ですけど。
どんな形であれ嬉しいものですね〜
「いつまでここにいるんですか?用は終わったでしょう?」
「ん?まだ終わってないよ?というよりここからが本題」
本題?目安箱には他に紙は入ってなかったし、委員会と別件か?
「実は本当に箱の中に入っていたのは…じゃじゃーん!」
と胸ポケットから取り出したのは一枚の紙、綺麗に畳まれていてまだ開けてはないだろう。
今思ったけど、八代実は暇なんじゃね?
「八代、生徒会の方はいいんですか?」
「生徒会?大丈夫だって。私を誰だと思ってんの?」
この人なら本当に大丈夫なんだろう。一人でもなんでも出来そうだし。それよりさっさと依頼の紙を見せろ。
俺と八代は今、図書室にある席に座っている。目安箱のある机を挟んで座る感じだ。
さっきまであんなことがあったというのに、この人の切り替えの良さは、プロレベルだろう。
「それでね、依頼の内容なんだけど…」
と言い切る前に
ガラガッ⁉︎
「あれ、開かないぞ。おーい、犬崎いるんだろう?開けてくれー」
とドアがほんの少し開かれる。あの程度の隙間だと中を見ることは難しいだろう。俺はふと思い、八代に話しかける。
「ここって、原則ですけど立ち入り禁止ですよね?八代大丈夫か?」
「う〜ん、雀ちゃんなら大丈夫でしょう」
そんな話をしている間に、外では安藤が一人でヒートアップしてるようだ。
「犬崎!いるのはわかってるんだ!さっさと開けろ!お前は包囲されている!」
ドンドンドン!!
「そろそろ開けてあげた方がいいんじゃない?」
「自分では開けないんですね?」
「だって面白いじゃん♪」
八代の方がドアに近いのに動く気配はない。俺が行くしかないか。
と、立ち上がって内側から開けようとする、と同時に、
「まさか、何かあったのか!?よし、こっちからぶち破って助けてやるぞ!」
ガラガラ
ドーーーン!!
「ごぶはぁー!?」
「あれ?」
ドアをぶち破ろうとした安藤のショルダーアタックはドアを華麗にスルーし、俺の鳩尾に命中。本日二度目の傷害事件である。
俺はそのまま吹っ飛ばされ、八代のいる椅子に激突、ちなみに八代はすでに退避しているので無傷。俺の意識はそこで途絶え……なかった。我ながら丈夫な体してるなと再確認。
「おい、犬崎大丈夫か!?」
「ポチ〜、生きてますか〜」
先生は本当に心配してくれているのだろうが、八代は絶対してないな。
二人の声がしっかり聞こえるなら大丈夫だろうと、俺はゆっくり立ち上がった。
*
「まったく、すぐに開ければこんな事にはならなかったのに」
「そうだよポチ?私もすぐに開けた方がいいって言ったじゃない?」
「え?まさかの集中砲火?」
被害者俺なのに!と言いたいのを必死に堪える。この二人と口論したところで勝ち目がないのは目に見えてるしな。
「それより先生?なんか用事でもあったんですか?」
「私は一応この委員会の顧問だぞ?理由なんていらないだろう?実際用事はあるんだけどな」
「それってどんなんですか?」
「目安箱の中に入ってなかったか?」
目安箱の中?そんなもの入ってた覚えはないいが…ああ、八代の持ってたやつか。
「雀ちゃん、これのこと?」
と、八代がさっきの紙を机の上に出す。すると八代の隣に座っている先生がその紙を取り、
「そう、この紙なんだがな、もう中は読んだか?」
「いえ、まだ読んでないですけど…」
「雀ちゃんはもう読んだの?」
「読んだと言えば読んだのだがな……」
どこか渋そうな顔をする先生だったが、一つため息をつき、紙を広げてその中身を読んだ。
誰かにつけられてます
助けてください
1年B組 鹿山恵
…………
「というわけだ「何がというわけだ!?」」
え?これガチじゃん?事務とかそんなもんじゃない、本気の依頼じゃん?
先生は俺の反応をある程度読んでいたのか、俺の声に驚きもせず、
「犬崎の反応もわかる、こんな依頼、普通なら警察の仕事だろう。ただなぁ……」
バツが悪そうに先生が頭を掻く。先生の言いたいことはなんとなくわかった。八代の方は「だから何?」みたいな顔をしている。この際放っておこう。
「つまり先生が言いたいのは、この依頼が目安箱に入っていたってことですか?」
「詰まる所、そういうことだ」
「目安箱に入ってると何か問題でもあるの?」
八代の質問に先生が呆れながら答える。
「八代、もし目の前で殺人が起こったらどうする?」
「逃げる」
そりゃそうだ、俺も逃げるわ。先生はなんと言ったらいいか、腕を組み「う〜ん」と唸って考え込んでいる。仕方がない、俺が言うか。
「もし、学内で大喧嘩が起こったらまず、誰に伝える?ちなみに普通の人の場合な」
「そりゃ先生でしょう?」
「そういうこと。もしそれが街中で犯罪レベルなら、伝える相手は警察ということになる」
「ああ!そういうこと!」
八代はやっと納得したようだ。俺は言葉を続ける。
「ここで問題なのは、ストーカーという犯罪レベルのものに対して、何故先生でもなく警察でもなく、目安箱に入っていたかってこと……ですよね?」
ここまで言って若干不安になってきたので、先生に確認を取る。先生は苦笑いしている。こりゃ、ハズレだな。逃げ出したい…
「私はただ、鹿山の親が警察官なのになんで親に言わないのかなと、思っただけなのだが…」
はい、俺はその情報知りません。もう帰っていいですか?てか、帰りたい。すると八代は、
「でも、ポチの言うことも一理あるよね。なんで目安箱に入れたんだろう?」
ナイス八代!これで流れはこっちだ!
俺は何と戦ってるんだ?
それはさておき、なんで目安箱に入れたのか、か。俺は頭の後ろに腕を組み、ふと考える。今考えられるのは、なんらかの理由で親に助けを求めることができないという事。それとも内密に終わらせて欲しいから、目安箱に入れたのか。目安箱にこんなの入れられたら、冗談と取られるか。または、話だけでも聞いておこうとなる事でも望んでいたのか。そうなると、まさかとは思うが…
と、俺は八代の方を見るとちょうどこちらを見ていたのか、八代と目があった。
「な、なによ?」
「いや別に」
「犬崎の言わんとする事は分かるが、それはたぶんないだろう」
だろうな、と今の考えはすぐに捨てる。
「ポチ〜?何が言いたかったのか説明してくれない?」
おっと、八代がずっと蚊帳の外にしてたからお怒りのようだ。こんな事は言いたくないんだけどな……
「八代に相談したかったのかなって…」
「なんで私?」
俺の口からはこれ以上言いたくない。なんか負けた気分になるから。というわけで俺は先生にあとよろビーム(視線)を送る。先生は俺に気づいたのか、やれやれといった感じで
「まあまあ、八代落ち着け。男には一つや二つプライドってものがあるものだ」
と、俺が言いたかった事をかなり濁して説明してくれた。さすが先生だな、生徒の事をよく考えてくれてる。しかし、八代は納得していない。
「つまりどういう事?」
「簡単に言えば、美人な八代との話すキッカケを作りたかったんじゃないかなと言いたかったんだよ。犬崎は」
「いやいや違うよ!?……違くはないけど」
なんであっさり言っちゃうのかな、この人。だったら俺の口から言えば良かったと今更の後悔。その方が今よりダメージが少ない気がする。当人の八代はというと
ニヤニヤニヤ
こっちを見て、憎たらしく笑っている。もう、可愛いなチクショウ。俺は八代から目を逸らし、考えてた事を説明する。
「別に俺は、体育館でのあの人気からして、そういう理由もあるのかなって思っただけだよ」
「へぇ〜、ふ〜ん、そうなんだ〜」
ニヤニヤニヤ
八代はずっとニヤニヤしている。目をそらしているのもそろそろ限界だ。俺は話題を変えようと、鹿山の話から離れる。
「それよりも先生、これって目安箱に入ってたんですよね?俺が見ても良かったんですか?」
「ん?そりゃいいに決まってるだろう?今更何言って…」
「はいはーい、とりあえずこの話はおしまいにして、明日にしよう!」
八代が不自然に話を切る。俺はなんでそんな事をしたのかわからなかったが、先生はなんか知ってるようだ。先生が少し呆れながら、
「八代、お前まさか…」
「なんのことかわからないな〜。あ!ポチ、明日この鹿山って人に話し聞いといてね!」
そういうと立ち上がり帰る準備をしだした。先生も一緒に帰りそうだったので、俺は
「いや、だから俺生徒会じゃ…」
「それは大丈夫だから、明日になればわかるって、んじゃね!」
と、先生の背中を押しながらそそくさと帰ってしまった。……と八代だけひょこっと戻ってきた。
「ポチ!私はあんたを信じてるから!じゃあ明日ね〜」
それだけ言って、今度は本当に帰っていった。結局なんだったんだ?俺は訳も分からないまま、帰りの支度をする。外を見ると少し暗くなってきた。日が長くなったと言っても、まだまだ短いな。俺も帰ろうと席を立ち、以前もらった鍵で図書室を閉めた。
俺の頭の中には、最後に言った八代の言葉「信じてるから」が飛び交っていた。
なんのことかは分からないが、たぶんいいことじゃないな。
俺は旧校舎を出て、校庭を横目に通り過ぎる。校庭では陸上部とサッカー部その他いろいろが、汗を流している。あそこにいるのは鷹田か。やっぱ陸上頑張ってんだな。しかも鷹田の周囲を見てみるとだいぶ慕われてるのが分かる。なんか住む世界が違うな。俺は、気づかれたところで何もないだろうが、見つからないように急いで校門へ向かった。
*次の日
ざわざわざわざわ
今日は目覚めが良かったので、いつもより早く家を出た。ちなみに綾はさらに早い。朝が苦手な俺にとっては、尊敬しかない。
ざわざわざわざわ
やっぱり運動部の朝って早いんだな、俺は周りを見ると、朝の活気とでもいうのか、生徒が沢山集まっていた。……掲示板に。あれ、部活生じゃないだろ。
何事かと俺も掲示板に近づく。バーゲンセールってこんな感じかな、と思うくらいの人混みを掻い潜りやっと張り紙が見えるとこまでたどり着いた。掲示板には沢山の張り紙があったが、見ているものは皆同じだろう。真ん中に、決して大きい紙ではないはずなのに見るものを引き込む紙。その内容は……
新生徒会役員紹介
生徒会長 2年A組 八代朱鳥
と書いてあった。そこまでは誰でも知ってるし、騒ぐほどのことではないだろう。皆の視線はその一つ下、そこには、
副会長 1年C組 “犬崎裕翔”
理解するのにちょっと時間がかかった。途中、同姓同名かな?とか、犬崎じゃなくて大崎さんと見間違えたなとか、逃避をしてみたが…逃避とか言ってる時点でもう分かってるだろ?
俺は静かに、ものすごく自然体で人混みを抜け、教室に向かった。もちろん、一年の方ではない、2年の教室だ。
*
発表されたのは学年クラス名前だけなので、まだ顔は知られていない。だからなのか、すれ違った2年生からは「1年が何の用だ?」みたいな視線しか感じない。耐えるんだ俺。
そしてやっとA組に着いた時にはホームルームまで後10分くらいしか残っていなかった。
手短に済まそう。
俺は教室のドア付近にいた男の先輩に話しかける。
「すいません、八代…会長いらっしゃいますか?」
危ねー、つい八代って言いそうになった。男の先輩は髪を払う仕草をし
「なんだい君は?八代君と知り合いかい?」
「まあ、そうですね」
「もしかして、君が犬崎裕翔か?」
そりゃそうなるわな、こんな時に1年生が訪ねてきたら誰だってそう思うだろう。
「そうですけど…?」
すると、その男の先輩はゴミを見るような目になり
「君が八代君に何をしたかは知らない。だがしかし!?君のような凡人が触れていいような人ではない!何が言いたいかわかるかい?君は副会長には相応しくないと言っているんだ!」
なんか語り出したよこの人、何熱くなってんだ?たぶん怒っているんだろうが、怒られることは何もしてないし、怒り方もキザったらしいから全く怖くない。
先輩から視線を外し教室を覗く。ちなみに男の先輩は八代の良さを語り出した、無視しよう。八代は教室のちょうど真ん中あたりの席に座っていた。こちらには既に気づいている、初めから気づいてただろあいつ。すると八代は周りの友達に一言断ってから、こちらに近づいてきた。俺は副会長の事を言おうと
「やし…」
「犬崎くんごめんね?詳しい事は放課後話すから。じゃあ、後で“いつも”の会室ね?」
「え、あの…」
「そろそろホームルーム始まるから、遅刻しないようにね?」
それだけ言って八代は自分の机に戻っていった。
マジでなんなんだ?横を見るとさっきの男が恨めしそうにこっちを見てる。ホント何なんだこのクラス。
俺もホームルームに遅れるのは面倒くさいので、来た時よりも視線を集めながら自分の教室に向かった。
*昼休み
数学化学体育2時間を乗り越え昼休み。体育は他のクラスと合同だったのだが、残念な事にCクラスはDクラスとの合同だったので鹿山さんを見る事は出来なかった。
結局俺、鹿山さんに話をしに行ったほうがいいのかな。いいのか、生徒会に入ったし。入ったの?入ったのか、今更、八代にどうこう言ったところで変わらんだろうしな。俺は鹿山さんが昼飯を食べ始める前に話を聞こうと、急いでB組に向かった。
「鹿山さんっている?」
「鹿山って恵の事?」
「たぶんあってると思う」
「ちょっと待ってて。恵〜、変な奴が呼んでる〜」
ちょっと待て、初対面の人に変な奴って、どんだけ失礼なの?
「きょうちゃんそんな事言っちゃダメだよ?
はーい、今いきまーす」
と元気よく返事をしてとことこと、こちらに歩いてきた。こいつが鹿山か、なんだろ、身長といい声の高さといい、すごく妹っぽい。ウチのとは正反対と言ってもいい。見習って欲しいものだ。なんかこのツインテールどこかで見たような気がするが、気のせいだろう。それよりさっきの奴はきょうちゃんっていうのか、いつか覚えとけよ。
「何か用ですか?」
きょうちゃんへの復讐はさておき、ここで内容を口に出すのは論外だからな。本人なら遠回しでも伝わるだろ。
「生徒会だ」
「あなたが犬崎さんですか。えっと…はい大丈夫です」
何が大丈夫なんだ?さっきのきょうちゃんといい俺のライフを少しづつ削ってくる。
俺は残りのライフを振り絞って
「もし今日暇なら、放課後生徒会室に来てくれない?」
「え!?二人きりですか…!?」
ヒュルルルルチーン
犬崎のライフがゼロになりました。離脱したいです。俺ライフ低いな。俺は死に際の一言を放つ。
「だ、大丈夫だよ。会長もいるから。なんなら二人だけで話してもいいし」
「あ、はい!それなら大丈夫です!」
カハッ!
俺は心の中で吐血した。この子の無邪気な笑顔が痛い…。
「じゃ、じゃあ放課後生徒会室に来てくれ。そんだけ、うん。失礼しました……」
「えっと、ありがとうございます」
ぺこり
鹿山さんは丁寧にお辞儀をした。いい子なんだろうな、いい子なだけにその一言がナイフのように突き刺さる。本当にあの子はありがとうと思っているのか?などと疑心暗鬼になりながらも、俺は放課後までにライフポイントを回復させるのであった。
*放課後
俺は鹿山を待たずに先に生徒会室に向かう。誰が一緒に行くか!俺が廊下に出て少し歩いたところで後ろから誰かに呼ばれた、
「犬崎!」
「ん?えーと、鷹田か。どうしたんだ?」
こいつが話しかけてくるなんて、最初の日以来だな。しかし、その表情はあの時と違って友好の意を示したものではなかった。
「お前、鹿山のことで何か知ってるのか?」
「は?お前何言ってんだ?」
なんの話をしてるんだ?目安箱に入っていた内容は俺と先生と八代しか知らないはずだし、誰かに言うことも考えにくい。すると鷹田は苦虫を潰したような顔で
「鹿山が今日急に部活を休むって言い出したんだ。君は何か知ってるんだろ?」
どこかで見たことがあると思ったら、あいつ陸上部だったのか。だけど鷹田の周りにはいなかったと思うが……、単に見えなかっただけか。じゃあどこで見たんだっけ?それは後ででいいか。
とりあえず、依頼の内容を言えない限り、ここで安易に言葉を作るのは得策じゃないな。
「俺は何も知らない」
「冗談はよしてくれ!君が彼女のクラスに行って何か話をしたことは知ってる!そして彼女が悲痛な表情を浮かべていたこともな!」
「え!?マジ…で…?」
俺は絶望に顔を沈めた。え、何?周りに分かるくらいの悲痛の表情してたの?俺話をしただけだよ?え、嘘?あの子にとってそんなに苦痛だったの、俺との会話?
回復したライフがまさかこんな形で削られるとは思わなかった。すると、鷹田も俺の絶望顔に気づいたのか、さっきまでの興奮を抑え
「い、犬崎?お前大丈夫か。顔色すごく悪いぞ」
「はははっ…。大丈夫だよ、予想外の攻撃にちょっとメンタルやられただけだからさ…」
うん、本当に大丈夫…。まさか、あって間もない女の子にここまで嫌われてたとはな、もう笑いしか出てこねーよ。
鷹田もやっと冷静になったのか、声を落ち着け
「さっきまではちょっと悪かった。冷静さを失ってた。それでも教えて欲しい、鹿山とは中学から同じで陸上やってた仲間なんだ。もし何か知ってるなら教えて欲しい」
そう言って鷹田は頭をさげる。こいつがどんな人間か、よくは知らないが簡単に頭を下げる奴じゃないだろう。さすがの俺もここで「鹿山のことが好きなのか?」などとふざけたことは聞けない。理由はどうであれ、心配しているのは本気なのだろう。だからこそ言わなくてはならなかった。
「頭まで下げてもらって悪いけど、理由は言えない。ただ鹿山さんを悲しませることは極力避けるようにしたい」
「絶対にしないとは言わないんだな」
「そこまで言い切れる自信はねーよ。だけど助けたいとは思ってる。そこだけは信用して欲しい、理由は言えないけどな」
俺は真剣に、そして軽く胸を張って答える。鷹田が信用してくれたかどうかはわからないが、それ以上深くは何も言ってこなかった。しかし納得はしてくれたのか「わかった」とだけ言って教室に戻っていった。これから部活にでも向かうのだろう。
俺も少し遅れたが、生徒会室に向かうとしよう。
それにしても鷹田のやつ、ホントに怖かった……
さてさて、久々の登場の鷹田君です。彼は熱血爽やかタイプですかね?
え?矛盾してる?
…………
さてさて、次は依頼を本格的に解決していきます。
よろしければご期待ください。