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オレの失った世界

はじめまして


夜のテンションってあるよね


そんな感じなので気楽に見ていって下さい

魂ってなんだろう?


誰もが一度は考えたことがあるだろう。


身体に宿っているもの?記憶に刻まれているもの?

一般の人が最終的に行き着くところは「解からない」だろう。目に見えないものを考えたところで解るわけがない。だからといって研究するのかと言われても一生を費やすレベルだと思う。


だが、"オレ"はいま、真剣にそれについて考えざるを得ない状況に陥っている。それは…


「裕翔〜〜目を開げでぐれよ〜」「ふざけんなよ!!俺は絶対死なないとかいってたじゃねぇーかよ!!」「いやぁぁぁーーー」等々以下略


どうやら裕翔ゆうとという人が亡くなったらしい。設備から見てここは病院だろう。裕翔さんであろう人の寝ているベッドの周りには友人らしき人が5、6人、ドアの方にも2、3人いる。きっと慕われてたんだろう。


などとオレはその人たちを見下ろしながら考えていると……ん?見下ろす?


そういえば裕翔さん、何処と無くオレに似ているような?あのチョット跳ねた髪の毛とか目とか鼻とかetc……


『なんじゃこりゃーーーーー!!!』


自分ではなかなか大きな声を出したつもりだったが、誰もオレを見上げる様子は無い。それだけでオレの状況を知るには十分過ぎる情報だった。

『そうか、オレ、死んだのか』


特に悲しみも湧かない。というより急なことで思考が追いついてないだけなのかもしれない。だが死んだことには変わりはない。最悪の人生だったかと言われれば、そこそこ良い人生を送ったと思う。でなければ、あれだけの友人たちに泣かれることはないだろう。


気がつけば辺りが白くなってきた。嗚呼、とうとう天国に行くのか。いろんなことやってきたけど、法に触れるようなことはしてないから地獄には落ちないだろう。そもそも地獄とか天国ってあるのか?てか、今のオレの状態って幽霊?


などと考えていると、辺りは完全に白一色になった。ん?いや、奥に誰か立っている。誰だ?

確かめようと近づくと

『なんだ、そういうことか』

確かめる必要なんて無いな。だって、そこにいるのは…………



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