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リザルト

「名前か……。よし、お前は『プルート』だ」


〈プルートはランクアップしました〉


種族 『氷炎の死神アイス・バーン・リーパー

名前 『プルート』

属性 『闇』『火』『氷』

ランク 3

使い魔契約完了


 ランクアップしたプルートはローブが紫に変わっていた。

プルートが影の中に消えるとギアとネクロスも戻す。


「さて、町に戻るか」


 町に戻ると中央に巨大なモニターが顕れていた。

町は広いが人も多い。

苦労してモニターのそばにたどり着いた。


「遅かったな。どこに行っていたんだ?」


「なんだか、すごい勢いで飛んでったみたいですけど」


「ああ、ルーシアにハイドさん。上空に1体リーパーが隠れてたんです」


「ふむ。ゴーレムを倒しても終わらんと思っていたが……」


「ええ、勝利条件はリーパーの全滅でしたからね。俺もすぐには気付きませんでした」


「1人で行ったんですか? 相変わらず無茶しますね……」


 入念に準備して堅実に戦ったおかげで被害は少なかったようだ。

だが、南はひどかったらしい。

6割以上のプレイヤーがやられたとか。


「む、結果が出たようだな」


俺もモニターを見上げる。



集計が終わりました。


生き残ったプレイヤーには貢献度に応じて報酬が配られます。



 表示と共にアイテムリストに大量のアイテムが追加された。

アンデッド素材とリーパーの素材だ。



続いて上位10ギルド、およびプレイヤーを発表します。


入賞者には追加アイテムが贈られます。


なお、表示順は貢献度とは関係ありません。



 ギルドの戦績は所属プレイヤーの平均のようだ。

トップギルド4つに協力したギルド3つ、そして後方支援を行っていた大手の職人ギルドが1つ。

ソロは俺を含めて2人。もう1人は補給ポイントで奮戦していたヒーラーさんだ。


 モニターが消えるとそこには10個のアイテムが残されていた。

誰がどれを取るかは任せるということのようだ。

早速、話し合いが始まる。


 役に立つものばかりだが、残念ながら俺には合わないモノばかりだ。

悪魔は戦闘以外では無能なのだ。

残りものでいいか。


「おい、待てよ……」


 そこにドスのきいた声がかかった。

目をやると見覚えのある奴が。

そうだ、南門で援軍を拒んだあの馬鹿じゃないか。


「『ワイルドブレイク』のリーダーだ。名前はクリフだったか」


 ダムドが呟く。


「上位ギルドの一つだっけ?」


「ああ、俺達を目の敵にしてる連中だ」


 馬鹿、じゃなくてクリフは近づいてくると大声で喚きだした。


「何で俺達が後ろでコソコソしてるだけの連中より下なんだ! おかしいだろ!」


 周りのプレイヤー達から非好意的な視線が飛ぶ。

偏った見方の独善的なセリフ。

役に立つアイテムを用意してくれたのは誰だ。

大ダメージを負った者たちを、まとめて何十人も復帰させてくれたのは誰だ。


 っていうか、職人ギルドリーダーはドワーフの大男だぞ。

お前より見た目強そうなんだが。


 クリフの後ろに立つ仲間の反応は様々だ。

気まずそうにしている者もいれば、賛同している者もいる。


 思い出したのだが『ワイルドブレイク』はフレイムワイバーン討伐に失敗し傾いていた。

起死回生をかけたであろう今回のクエストで、またも大きな被害を出してしまった。

クリフを初め彼らは今、一種のパニック状態なのだろう。


 頭に血の上ったクリフは暴言を吐き続ける。

止めるか。場合によっては力ずくで。


「では、あなた方は威張れるほど貢献したのですか?」


 俺が前に出るより先にレイさんが歩み出た。

いつもと変わらぬ穏やかな口調だが、なんだか声に凄味がある。


 こりゃ、怒ってるな……。

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