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詩集:ブラックバスさ

LONELY IS THE WORLD

作者: 歌川 詩季

 孤独とは。

 孤独とは私にとって

 すなわち この世界そのものだ

 孤高の丘から見渡す景色で

 孤立の構図を囲うように引かれた円

 その外にあるものは私の世界ではなく

 だからこそ 私の世界には孤独しかない

 虚しさと 安らぎに満ちていて

 この場所をかき乱す

 (いきどお)りと やるせなさを(つい)にして

 相殺させる(すべ)会得(えとく)するのが

 とりあえずの課題であり

 この世界の外にある

 (にぎ)わいや 騒々しさとは

 たしかに(かく)された一線を

 踏み越える一歩があまりに容易(たやす)

 そして取り返しのつかない愚かさだと

 数ある誘惑を跳ね()けることのできる

 強さ あるいは弱さ

 そんなものを地盤にして

 そのうえに胡座(あぐら)をかいている私の世界

 それこそが孤独の正体なのである

 そうなのかなぁ?

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― 新着の感想 ―
孤独というものの有り様と付き合い方を語る。昭和初期までの文豪の作品にはこうしたものが多いですね。最近またブームにっているようですが百年の孤独は、同じ孤独でも切り口が違ったような、いずれにしろ脳筋のわた…
 思わず脳内に『微笑みの爆弾』が流れました(笑)。  これが誰かに向けての言葉なら、そんなに孤独でもないのかもしれない。  自分に向けての言葉なら、強がりだなぁと思います。
孤独とは自分以外、何もない世界。 寂しいですよね。話相手いないと詰まらなさ過ぎて気が狂いそう。
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