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時代の嫌われ者


 現実世界に帰って来たももは「ぷっはぁー!!」と言うと不死子ふじこがツッコミ気味に「どないしたんや?刀触ってぷっはぁーって!なんや?息継ぎ忘れたクジラの真似でもしとんのか?!」と言った。


桃は不死子に抱き付き「あぁー!帰って来れたー!」と言うと不死子は顔を真っ赤にして「人前でアカンっ!!」と言うと、皆んな笑った。


何が起きたかを桃がみんなに説明すると、ナギ国王が「やはり桃は選ばれた人なんだな、、私が触ってもそんな事にはならなかったからな。何はともあれ、これで皆んな目的は果たしたな!よしっ!今から国を上げての宴にしよう!すぐに準備をするから客間で待っていてくれ!」と言って部屋を出て行った。


桃達も客間に行くと、お城の人達が次々と宴の準備を始めた。

そして桃が城の外を見ると、国民達にも同じ料理が振る舞われた。


客間では桃達が、飲めや食えやの大騒ぎ。


そんな光景を見て、ナギ国王はナミ王妃に笑いながら「あっははっ!天音あまねのあんな楽しそうな顔が見れるとはな!」とナミ王妃は「本当ですね、桃さんに感謝ですね」と言った。


ナギ国王は頷き「あぁ!さすが桃太郎の息子だ!ちゃんと修正してきてる、あの人は時代に嫌われてしまったからな、、」と言うとナミ王妃は静かに頷いた。


一方、桃達は大騒ぎで飲んで食べてると、桃が「なぁ?もう住処帰るんだろ?」とゴリに言うと、ゴリは苦笑いで「あぁ、それ何だが、、ツクヨの呪いを解いてやりたいんだ、、場所がアレデル王国らしいんだよ、行ける??」と返した。


桃はやっぱりって顔をした後、笑い「にゃははっ!そー来ると思ってた!俺はこれで帰れる様な人生じゃねーわな!!にゃはっ!」と言うとゴリも笑い「はははっ!brotherの人生、いやっ、主人公としてこのまま返すわけには行かないわな!!まだまだ住処に帰るのは許せねぇーな!ははっ!」と言って桃のジョッキにゴリはジョッキをカーンとぶつけた。


続けてゴリが真剣な顔で「ありがとうな!いつも俺達のわがままに付き合って貰って、、」と言うと桃は笑い「にゃははっ!気にすんな!!らしくねぇーぞ!やる事残して、住処帰ったって、どーせ鬼は来るんだろ?なら全部片付けて、みんなで楽しく宿屋やろう!!にゃははっ!」と言った。


すると天音が泥酔して「なんら、たのひそーだな!ちみ達!あたひもまじぇてくで!」と桃達の席に着いた。


それを見た不死子が「ごきげんやな〜!けっこういっとんのか?」と聞くと天音は「えぇ!ほんの少しれす!」と言ってテーブルにバターンと突っ伏した。


桃達は笑って「楽しそうで何よりだ!」と言うと、アラガ、銀太郎ぎんたろう、オーニー13世が天音を迎えに来た。


アラガが天音を担ぐと桃達に「ありがとうな!隊長のこんな姿見せてくれて!本当に感謝の言葉しかない!」と頭を下げた。

続けて「そー言えば、桃達はねぇちゃんの呪い解きに行くのか?」と言った。


桃が「あぁ!」と言うとアラガは「伝説の魔女が、もしかしたらお菓子の家に帰って来てるかも知れないから、オノゴロ出る前に寄って行った方がいいぞ!後で地図出しとくよ!」と言って天音を担いで席に戻って行った。


銀太郎も桃達にニコニコしながら「ありがとうな!なんとかここに置いて貰えるみてーだ!これでおらも兵隊になれた!」とコアラと一緒に頭を下げた。


桃は笑って「にゃははっ!よかったなおかっぱ!」と言うと不死子が「その半ズボンは餞別にくれたるわ!大事に履けや!」と言うと銀太郎は嬉しそうに笑った。


すると桃のゴールドチェーンのトップが光輝いた。


桃はニヤッとして「やっぱ、おかっぱは太郎か!想いは貰ったぞ!」と言った。


各々が楽しみ宴は続いていると、ナギ国王が皆んなの前に立ち「お楽しみの最中に水を差して悪いが、1つ報告させてくれ!明日、今回の戦いの戦功者に褒美と任命をしたい。よって明日お昼から式典を開きたいと思う!ここに居る全員に褒美を取らせるので各自、正装で集まってくれ!以上」と言った。


皆んながパチパチと拍手をする中、ナギ国王とナミ王妃は桃の前に来て、ナギ国王が桃に「大浴場があるんだが、みんなで一緒に入らないか?」と聞くと桃は「いいねぇ〜!みんなでさっぱりとして寝るか!」と言った。


ナギ国王は「では私に着いて来てくれ!」とみんなを大浴場に案内した。


桃達が男湯に入って行こうとすると、不死子の叫び声が聞こえた。

不死子は天音に羽交締めにされながら「嫌やー!ウチは桃と入るんやー!」と言うと、天音が「ダメだ!ここは混浴では無い!不死子は私達と入るんだ!」と言われた。


不死子は天音に「くっそー!天音に[浄化魔法]なんか使ってやらなよかったわ!くっそー!離せー!」と言うと桃が笑って「にゃははっ!不死子!大剣に良く背中洗って貰えよ!」と言って男湯に入って行った。


不死子は涙目で「薄情者ー!」と言いながら天音に引きずられて女湯に入って行った。



           続






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