早いか遅いか
兵隊に囲まれた桃達。笑いながら不死子が「はははっ!我慢出来へんかった!やってもうたな!」と言うと桃も笑って「にゃははっ!どの道、俺達ならこうなる!早いか、遅いかだっ!」と言うと、ゴリも笑って「間違いないな!さて、どう切り抜ける?!」と言った。ツクヨは一人シャドーボクシングをしてやる気マンマンだ。
銀太郎が「なんだ?オメェ達!この人数相手にやる気なのか?」と言うと不死子が「おかっぱっ!あんたシャバ僧かっ?怖かったら後ろ下がっとき!ウチが守ったるから!シャバ僧ちゃん」と馬鹿にした。
そう言われた銀太郎は背中から2本の斧を取り「オノゴロの兵隊になれなかったら、おらの事面倒見てくんろな!」と言って構えた。
すると桃が笑い走り出し「にゃははっ!!1番乗りーー!」と兵隊を殴りつけた。
するとゴリも走り出して兵隊にラリアットをして「ウィーーー!」と叫んだ。
不死子はピストルをバンバン撃ちながら、片手で桃達のサポートをした。
不死子が桃に「桃!弾切れやっ!」とピストルを桃に投げると、桃は「おうっ!」と受け取り魔力を込めて不死子に投げ返した。
銀太郎は2本の斧を振り回して、バタバタと兵隊を薙ぎ倒して行く。
ゴリが銀太郎に「フゥーー!やるね!it's cool men!」と言うと銀太郎は「おらは反逆の為に強くなったわけじゃねぇーんだけども!」と言って斧を振り回した。
ツクヨも口を開けて[闇の息]を吐き出して、兵隊を倒していく。
桃達のその暴れっぷりに兵隊達は「なんだこの強さは!」「魔法まで使えるぞ!」「誰か早く応援を呼べ!!」と大騒ぎしていた。
すると空から大量の火の玉が降って来て、桃達を襲った。桃は「不死子!親子を守れ!」と言うと素早く刀を抜いて火の玉を斬った。
ゴリは火の玉を受け取り、そのまま投げ返し「アッチーな!」と言って手をフーフーしていた。
不死子は親子と町の人に防御魔法を使った。
不死子が「なんや?めちゃくちゃやな!誰でもかまわんのかい!桃、ゴリ、どうする?場所変える?」と聞くと桃は笑って「めんどくせぇー!このままオノゴロの城突っ込んじゃうか?!にゃははっ!」と言った。
ゴリも笑って「はははっ!それ最高!一気に国まで落としちゃうか!」と笑うと銀太郎が「おめーら、冗談はいいから、はやぐ逃げんど!あっと言う間に囲まれるかんな」と言った。
するとあれやこれやと言う間に桃達は兵隊達に囲まれてしまった。
兵隊は「君達は完全に包囲されて居る!武器を捨てて、魔法を使わずにこちらに来い!さもなくば実力行使もいとわない!」と言った。
桃が笑って「にゃははっ!馬鹿言ってんな!お前らこそ道開けないと痛い目見んぞ!」と刀を肩にポンポンさせて言った。
兵隊は「紅3鬼にも連絡をした!今なら捕まえるだけで済むぞ!抵抗すれば始末するぞ!これ以上抵抗すれば、それはもうオノゴロ国への宣戦布告とみなす!さっさと降伏しろっ!」と言った。
桃がニヤッと笑って「宣戦布告?面白いな!」と言って走り出し、手前の兵隊を一気になぎ払い「俺達とやり合いたかったら、軍隊でも引っ張って来い!!」と髪を掻き上げて言った。
兵隊達は「突撃!突撃ー!!」と桃達に突っ込んで来た。
火の玉の魔法が飛び交い、剣を持った兵隊がドンドンと突っ込んでくる。
桃達はそれをバタバタと薙ぎ倒し、道を切り開こうとするがすぐに新しい兵隊がその道を塞ぐ。
不死子が「桃ー!町の皆んな守りながらじゃ手が足りへん!」と言うとゴリが「さすが大きな国だな!兵隊がドンドン湧いて出てくるぞ!brother!このままじゃいずれ捕まるぞ!」と言った。
桃はんーと考え「不死子、俺とゴリに魔法はいらない!自分、ツクヨ、親子、町の人を守れ!ゴリッ!銀太郎!俺に続け!一点突破だ!全員俺について来いよ!」と言うと全員が「おうっ!」と言った。
桃、ゴリ、銀太郎の三人で兵隊にぶつかると、兵隊の陣形が崩れた。
桃が「よしっ!一気に駆け抜けるぞ!」と言うと、桃達の目の前から、大勢の兵隊が来て、大剣を持ち、白馬に乗った女性が「左固めて!ほらっ!そこっ!甘いと入られるぞ」指示を出していた。
そして桃達の前に現れるとその女性は桃達に「お前達!道は開いた!あの男に着いて行き、逃げろ!」と言った。
続けて女性は一人の男に「アラガ!この者達を連れて拠点まで全員で逃げろ!」と言うとアラガは「りょーかい!天音隊長は一人で平気かい?」と聞くと天音は笑い「ふっ!たかだか50程度の兵で私が止まるかね?つまらん心配しないで早く帰れ!」と言い、白馬に乗りながら兵隊達を2mはある大剣で斬り捨てていった。
アラガが桃達に「こっちだ!着いてこい!」と走り出すと、不死子が「敵じゃ無いみたいやな?」と桃に聞くと桃は笑って「にゃははっ!とりあえず着いて行ってみよう!」後を着いて走り出した。
城下町から離れ、しばらく走ると野営の様な場所に着いた。
そこに着くとアラガが「ようこそ!我らが拠点へ!」と言った。
続
不死子「あっ!桃やっと来たな。どこ行ってたん?」
桃「いや、なんかさっきこれ読んでって、急いでる人に紙渡されたんだけど」
不死子「なんの紙なん?ちょい見せてみ?えーと、何々、いつも読んでくれてる皆様ありがとうございます。おかげさまで2000PVになりました。これからもよろしくお願いします。だって」
桃「にゃはは!はいっ!わかりました!って何の話し?」
ゴリ「brother!俺の予想だが、ブックマークと評価お願いしますって事じゃないか?」
不死子「何の話しやねん!いつもありがとうって手紙やろっ!ほな、ウチからも言ったろ!読んでくれてありがと!これからもよろしくなー!」