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最高のクソッタレ共


 プレゼントを受け取った四人は喜び、早速歌ったり喋ったりした。

ジソンがスクープに「これからどんどんラジオを作るから世界中に置いて来てくれるか?」と言うとスクープは「OK!任しとけ!」と言った。


ジソンは桃達の方を向いて「さてさて!私の玩具を直すかの、魔導銃を貸してくれるか?」と言い不死子から魔導銃を受け取り「すぐ終わらせるから、ちょっと待っててくれ!」と作業に取り掛かった。


待ってる間にゴリがスクープに「なぁ?スクープ!良かったら俺達と一緒に行かないか?」と聞いた。

それを聞いた桃もニッコリしてスクープに「あぁ!三つ編みが来るなら、俺達は全然かまわねぇぞ!どうせ旅させられるんだから」とゴリを指差して言った。


スクープは少し考え、そして笑い「はははっ!きっとお前達と旅をするとメチャクチャで楽しいんだろうな!だけど、俺はこいつらと居る方が楽しいんだ!」と言ってイー、モレー、アイスと肩を組んだ。


続けて「せっかく誘って貰ったのに悪かったな!これからも世界中を飛び回って、新聞に記事を書いていくから読んでくれよ!」と親指を立てた。


桃達は笑って桃は「にゃははっ!ゴリに読んで貰うよ!」と言いゴリは「ははっ!楽しみにしてるよ!」と言った。


するとジソンの作業が終わり、魔導銃を持って歩いて来た。

ジソンが「待たせたな!完成したぞ、最早、玩具とは呼べる代物じゃ無くなったがな!はははっ!」と笑った。


続けて「お嬢ちゃんが使うのか?」と言うと不死子が頷き「そうやで!」と言った。

するとジソンが「説明するからこっち来てくれ」と言い不死子が説明を聞きにジソンの元に行った。


説明が終わり不死子が桃達の元に戻って来ると桃が「さてと!不死子のピストルも直ったし、オノゴロ行くか?」とゴリ、不死子、ツクヨに言った。三人は頷いた。


モレーが「もう出発か?寂しくなるな!」と言いアイスが「お前達に声かけてよかったぜ!また近く来たら寄れよ!」と言いスクープが笑い「沢山、世界を騒がしてくれ!そしたら沢山記事を書けるからな!」と言った。


そしてイーが桃達の所まで歩いて来て「ありがとうな!お前達が居なかったら、俺達どうなってたか、多分お前は根っからの主人公なんだな!」と笑った。


桃は嫌な顔をして「うげぇー!主人公はお断りだ!俺は早く宿屋の主人になって、ゆっくり過ごしたい!」と言うとイーは笑い「これからもお前達は色々救っていくよ!俺達を救った様に!案外本当に世界を救う主人公かもな!ははっ!」と言った。


桃は手をバツにして「にゃははっ!お断りします」と言って笑った。


するとジソンが桃に「オノゴロ国にナギ国王とナミ王妃が居るんだが、どうも紅が来てからおかしいんだ!気を付けてくれ!それとオノゴロには良い鬼も沢山居るから見つけ次第斬るのはやめてやってくれ」と言うと桃は笑って「にゃははっ!俺達に刃を向ければ人も鬼も斬るよ!何も無ければ何にもしねぇーよ!」と言った。


続けてジソンが「あっ!そう言えば、昨日の夜暇だったから、あのリアカー改造しといたぞ!格段に軽く引けるようにしといたからな!あと馬を付けられる様にしといたぞ!どっかで馬でも買って引かせたらいい!」と言った。


ゴリが「どうりで!ここまで来るのにやけに楽だなって思ってたんだよ!ありがとうな!ジソン!」と親指を立てた。


桃が「よしっ!んじゃ、そろそろ行くか!」と言うと三人は頷いた。

桃が五人の方を向いて「またな!最高のクソッタレ共」と言うとイーが笑って「はははっ!俺のセリフが取られたな!ほんとありがとう!またな!最高のクソッタレ主人公達!」と言った。


九人で笑いながら別れを惜しんで手を振って、桃達はネオヨークシティーを後にした。


オノゴロ国を目指し、四人はしばらく歩くと、木に縛られた2メートルはありそうな獣を見つけた。


不死子が「なんやあれ?熊か?」と言うと桃は「チュパカブラじゃねーか?」と返すと不死子が「やめーや!んなもんおらんて!夜眠れんくなるから、怖い話しせんといて!」と言うと、ゴリが「あれっ?!でかいコアラだろっ!ほら、鼻がコアラだよ!」と言った。


そんな話しをしているとお腹をさすりながら、赤い菱形の前掛けに銀と書いてある服を着た、ずんぐりむっくりのおかっぱが森から出て来た。


おかっぱはぶつぶつと「昨日拾って食った芋が悪かったか?やっぱり拾い食いはするもんじゃないな、」と独り言を言いながらコアラに近付いて行った。


おかっぱが桃達に気付いて「なぁーに見てんだ!見せもんじゃねぇーど!」と訛った口調で言った。


桃は口を手で抑え、笑いを我慢して「ふぅくっ!ゴリ…田舎者だっ!」と言うとゴリも必死に笑いを我慢して「ふぅくぅぅ!やめろ!brother、誰だって最初は田舎者だ!彼はまだ勉強中だ!」と言った。



           続




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