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迎えに来たぜ!


 スクープはキョロキョロと辺りを見回していると窓際に居るジソンを見つけた。


その瞬間スクープは

「いたぞっ!!イー、モレー、アイス!俺に捕まれ!飛ぶぞ!!」と叫んだ。


三人は「おうっ!」と言ってスクープに掴まると、

スクープは「[移動]!」と言うとその場から一瞬でシュンと消えた。


消えたスクープを見たジソンは、ジャンジーに

「ジャンジー!巻き添えを食らいたくなかったら伏せろ!」と言った。


ジャンジーはンッと顔をしてジソンを見ると、

ジソンはニコッと笑い「“息子達が来るぞ”!!」と言った。


その瞬間、部屋の中の空中に、銃を構えた四人が現れ「迎えに来たぜ!!親父!!」と言って、兵隊に銃をバンバンッと乱射した。


ジソンはボロボロと泣き、口をアワアワさせて、言葉に出来ないありがとうを言った。


そんな四人を見た隊長鬼が怒鳴り口調で

「お前らどっから来やがった!捕まえて牢屋にぶち込んでやるからな!」と叫び向かって来た。


するとイーが銃を構えて

「てめぇーか?“親父”をこんな目に合わせたのは?

許さねぇー!」と、バンッバンッと引き金を引いた。


撃たれた隊長鬼は「ぐふっぅ」とその場に倒れたが、持っていた笛をピーーっと吹いて、他の兵隊達を呼んだ。


モレーが

「あいつらの仲間が来る前に逃げるぞ!」と言うと

ジソンが泣きながら「大きくなったな、助けに来てくれてありがとうな、お前達!」と頭を下げた。


イーが照れながらジソンに

「へっ!どうせあんたもお尋ね者なら、俺達と一緒に居たって問題ねぇーだろ!早く帰ろうぜ!」とジソンの手を引っ張った。


繋がれた手を見てジソンは微笑み

「ふふっあんなに小さかった手がこんなに大きくなって……」と言った。


するとアイスがジャンジーに銃を突きつけ

「なぁ?みんな、こいつは敵か?敵じゃないって言ってんだけど?」と聞いた。


するとジャンジーは鉄の兜をとり「久しぶりだな、みんな!」と言った。


四人はアッと気付いて、イーが嬉しそうに

「ヨー!久しぶりだな、ジャンジー!どうだい?金持ちの暮らしは?」と聞くと

ジャンジーは笑い「ふふっ!最低だよ!欲望を全部叶えたら幸せかと思ってこの街に来たが、良く見たら全部作り物の幸せだったよ」と言った。


四人は大笑いしてモレーが

「ははっ!それに気付けただけ人生得したな!」

とジャンジーの肩をポンポンと叩いた。


スクープが

「おいっ!感動の再会もいいが、下からドンドン兵隊が上がって来るぞ、俺の魔法は1日1回しか使えない!さぁ!どうやって逃げる?」と、言うと


イーが笑いながら

「逃げる?笑わせんな!俺たちの出所でどころどこだ?野良犬にちょっかい出したらどうなるか教えてやろうぜ!」と言った。


言われたスクープも笑い

「そーだったな!それじゃ突っ込むぞ!誰も死ぬなよ!」とドアを開けて、兵隊が上がって来る階段で迎え撃った。


次々と上がって来る兵隊を倒しながら、ジャンジーの誘導で建物の外に出ようとしていると、ジャンジーがイーに

「そー言えば、陽炎かげろうがそっちに向かわなかったか?」と聞くと

イーが笑って「来たぞ!でも最高にイかれたクソッタレなマイメンが抑えてくれてるはずだ!」と言うと

ジャンジーは「陽炎が抑えられてるならこの勝負、勝機があるな!」とニヤッとした。


それを聞いていたアイスが

「あいつらなら倒してるまであるかもな!ほんと最高にイカれた喧嘩するからな!」と、言うと

ジャンジーは「ふふっ!陽炎は紅3鬼だぞ、1鬼で軍隊1つと同等だぞ、もし倒せてたならどんな化け物だ」と笑った。


モレーが

「ところでジャンジー、俺達に味方して家族は大丈夫なのか?」と聞くとジャンジーは

「今の俺のこの姿を見て、オノゴロの兵隊とは誰も思わないだろ、キャンプトンの人間が暴れているだけだ!」と言った。


それを聞いた全員は「間違いねぇな!!」と笑った。


ジャンジーが

「そろそろ建物から出られるぞっ!俺が助けられるのはここまでだ」と言った。

スクープは「十分だ!助かったよ」と言った。


もう少しで出口の所で何やら外の様子がおかしい。

悲鳴に似た声で逃げ惑う兵隊達の姿が見える。


イーが外に出るともも達が兵隊やら警備隊をバタバタと薙ぎ倒していた。


イー達がその時見た光景は、

桃が「このやろー!邪魔すんなっ!」と言って殴りつけ、ゴリがプロレス技をかけまくって、不死子ふじこが腕を光らせ魔法を使い、狐がガブガブと噛みついてる様子だった。


アイスは笑いながらジャンジーに

「なっ!イカれてるだろっ!」と言うと

ジャンジーが驚き「あぁ、最高にイカれてる!」と言った。


イーが笑いながらジソンに

「さぁ!帰ろうぜ!俺達の家に!」と言ってジソンの方に振り返ると、イーの後ろから一人の兵隊が剣を持って走って来た。


ジソンは咄嗟にイーを突き飛ばし、兵隊の前に立った。

お腹に剣を突き立てられ、ジソンは血を吐き、その場にうずくまった。


その瞬間3発の銃声が響き、、、

モレー、アイス、スクープが

「何やってんだコラッ!!」と兵隊を撃った。



            続






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