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名前なんだっけ?


 イーが陽炎(かげろう)に銃を構えると、モレーもアイスもスクープも銃を構えた。


陽炎が「当たると思ってるのか?この俺に?」と言って拳を握ると「当たるよっ!!」と声が聞こえた。


その瞬間、陽炎はももに殴られ、建物に激突した。


桃は笑いながら

「にゃははっ!ほら!当たったろ!」と言い、

四人の方を向いて「こいつは俺達にまかせろ!」と親指を立てた。


四人も親指を立て、奥に進もうとした時、

スクープが桃達の方を向いて

「ヤバイ相手だ!勝てないとわかったら逃げろよ!」と言うと桃がニッコリ笑い

「こっちは心配すんな!ジソンは頼んだぞー!」と手を振った。


陽炎が立ち上がり、体の埃を手でパンパンと払い冷静に「ふぅー、お前達はあいつらの仲間か?」と聞いた。


桃達四人は陽炎をギンッと睨み

「My man(マイメン)だっ!」と答えた。


陽炎が奥に進んで行く四人を見て

「まだ追いつきそうだな?」と、言うと

イー達の方へ走り出した。


桃は「このやろっ!お前の相手は俺たちだって言ってるだろ!」と追いかけた。


桃が走りながら陽炎に飛び蹴りを入れると、陽炎は体勢を崩しながら

「ちっ!追いかけながらじゃ、少しきついな」と言って体勢を直した。


陽炎が桃を指差して「まずはお前達から始末する!」と言ってシュッっと音と共に、桃に殴りかかって来た。


その瞬間桃は殴られ、地面に叩きつけられた。


ゴリと不死子ふじこはビックリして、ゴリはすかさず陽炎に殴りかかり、不死子は両手を光らせ魔法を全開でかけだした。


ゴリのパンチを陽炎がスッと避けると

「ふぅ、お前達も死にたいのか?まぁ何人居ようが問題無い、みんな始末して、あの犬共も始末してやる。少しは楽しませろよ、ゴミ共」と言って、ゴリに殴りかかった。


その瞬間ゴリも地面に叩きつけられるほどの力で殴られた。


桃が起き上がり、不機嫌そうに

「痛ってぇーな!もう斬る」と言って刀を鞘から抜いた。


ゴリも起き上がり首をゴキゴキ鳴らして

「ちょっと手加減してやろうかと思ったけど、もう許さん!」と言った。


陽炎が嘲笑い「ふはっはっ!勝てる気でいるのか?この紅3鬼の私に!」と言うと

桃は「喧嘩は肩書きでするもんじゃねぇーからな」と言いながら斬りかかった。その瞬間ゴリも飛びかかって行った。


桃とゴリの攻撃をスッ、スッと交わしながら、桃とゴリを殴っていく。


陽炎は笑いながら

「どうした?当たらないな!俺は3鬼の中で1番身のこなしが軽いんだ、お前達の攻撃など不意を突かれなければ、当たらないよ」と

桃とゴリを拳でバシバシと殴りつけていく。


そんな状況を見た不死子が不安そうに

「嘘やろ!本気でやりぃーや!」と言うと

桃とゴリは不死子を血だらけの顔で見て

「けっこう本気!」と言った。


陽炎が鬱陶しそうに

「防御魔法が邪魔だな!あいつからやるか?」

と言って、不死子に目標を変え、不死子に向かって走り出した。


桃が「にゃろー!お前の相手は俺達だろ!」と追いかけた。ゴリも走って追いかけた。


陽炎がチラッと後ろの桃とゴリを見て「遅いな!」と言って不死子を殴ろうとすると、横から[闇の息]が陽炎を包んだ。


三人は「ナーイス!ツクヨちゃん!」と親指を立てた。ツクヨは腕を組んでエッヘンとしていた。


桃が「さぁ!こっから反撃開始だ!ゴリ!」と言うとゴリが「あぁ!かますぜ相棒!」と言って陽炎に向かって行った。


[闇の息]に包まれた陽炎が

「はぁ、、まったく舐められものだ、この程度の攻撃で俺がやれると思ったのか?」と闇の息の中から飛び出して、不死子に殴りかかった。


桃は大声で「不死子!!自分に防御魔法かけろっ!!」と叫んだ。


すると陽炎はニヤッと笑い

「引っかかったな!終わりだっ!」と、言って

後ろを振り返り、桃とゴリをドカッドカッと殴り倒した。


陽炎は大笑いして

「ふはっはっはっ!さてとお前達にトドメを刺して、あっちの犬共も始末するか、あっそうだ!そこの魔法女!お前は利用出来そうだから、俺に付いてくるか?なら殺さないでやるぞ?どうする?」と聞いた。


不死子は嘲笑い

「はぁ?なに言ってんのや?お前達、ほんまナンパ下手くそやな!そんなパンチでその二人がやられる訳ないやん!それにウチを利用するって何様やねん!あんま舐めとんなよ!」と言うと、


陽炎の両肩に桃とゴリの手がポンと置かれた。


桃がニヤニヤして「さぁ!第2ラウンド始めようか?」と言うと

ゴリが「はっはっはっ!僕達しつこいよ!」と言って陽炎の顔の両頬に二人でサンドイッチパンチをお見舞いした。


ゴリは、グラッとした陽炎の足を持ち、地面にバンバンッと左に右に叩きつけた。


陽炎が隙をついてゴリに蹴りを入れて振り解くと、桃が立っていた。


ボロボロの陽炎が

「俺は紅3鬼の陽炎だぞっ!こんな所で負ける訳にはいかないんだ!!」と桃に言った。


桃は「ふぅー、お前が誰でもいいよ、どうせ俺の人生のエンドロールに、お前の名前は無いから!

じゃあな!」と、言って

一瞬で陽炎の元まで行き、ズバッと斬りつけた。


「ぐわぁー!」と倒れる陽炎に桃が

「あー?そー言えば、、お前名前なんだっけ?

もう忘れた!にゃはは!!」と言って刀を鞘にしまった。



            続



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