My man
昔話を終えるとモレーはまた一口酒を飲んだ。
「とまっ!昔話はこんなもんだ!俺達と離れた後は世界が知っての通り、ジソンは世界一の発明家になったって訳だ!」と言った。
続けてアイスが
「離れた後も、俺達が悪い事をしなくても生きて行けるように、ゴミを運んでくるトラックに紛れて食い物や洋服が定期的にゴミとして届いてたけどな!洋服なんか俺達四人の、サイズと好みピッタリに来るんだから笑っちまうよな!」と言うと三人は子供の様に笑った。
すると家の扉が空いて一人の男が慌てて入ってきた。
入ってきた男は196センチぐらいで三つ編みを頭の両サイドに垂らし、青いバンダナをおでこに巻き、全身青い服で身を包んだ男だった。
その男を見たイーが
「よー!遅かったじゃねぇか?!スクープ!どうした?慌てて!」と言うと
スクープは「大変だ!ジソンが逮捕された!」
と言うと、イー、モレー、アイスは驚いた。
モレーが「罪名は何だ?」と聞くと
スクープは「国家反逆罪らしい…」と言うと
イーが「へっ!どうせ小便刑だろ?!」と言った。
スクープが暗いな顔で
「いや、俺が集めた情報だと明日死刑になるらしい」と言うとイー、モレー、アイスはまた驚いて、
アイスが「なんで反逆?世界のためにあんなに発明しただろ?俺達とだって付き合ってないだろ?くそっ!」と壁を殴った。
続けてスクープが
「今日、どっかのクソッタレがジソンの発明で店を一軒潰したらしい!その発明の危険性が国を脅かすと言う理由だそうだ!」と言うと
全員桃を見た。
桃はンッと顔をして「俺の事?」と言うと、
みんなコクコクと頷いた。
すると桃は両手を合わせて
「にゃはは…悪りぃ!俺が犯人だ!」と言った。
スクープが頭を振って
「なら、お前も指名手配中だ。見つかり次第やられるぞ!今回、紅3鬼の陽炎も来てる。俺達でどうこう出来る相手じゃないぞ!」と言うと、
イーが笑って「ははっ!どうこう出来る相手とかじゃねぇ〜よ!どうにかしてやるんだよ!なぁ!?」
と言うと、モレー、アイスも頷いた。
スクープが「まっ!俺達ならそー言うわな!タイムリミットは明日の昼だ!オノゴロに連れて行かれたら俺達では本当にどうにもならない!だがネオヨークシティー、ここ!俺達の庭なら勝ち目はある!今日中に取り返すぞ!」と、言うと
イー、モレー、アイスは頷いた。
すると桃が
「俺達も行くよ!ジソンが捕まっちゃったの俺のせいみたいだし。俺達もジソンに会いたいしな!なぁ!」と言うとゴリ、不死子、ツクヨは頷いた。
スクープが
「あのなぁ、これは遊びじゃ無いんだよ!相手は紅3鬼だ!一匹で軍隊相手に出来るバケモンだぞ!」と言うと桃は笑って
「にゃははっ!なら俺がそいつやるよ!この中で俺が1番強ぇーからな!にゃはっは!」と言った。
するとアイスが
「あながち1番強いは合ってるかもな!スッゲー、イカレた戦い方してたからな!」と、言うと
イーが「どの道、ここに居る全員お尋ね者だろ。ゴールは目的達成かムショか棺桶だろ!はっはっ!派手にやろうぜ!」と笑った。
続けてイーが桃達を見て
「悪いが俺達、キャンプトン流でジソンを助けに行くぜ!着いて来いよ!と上着を捲り、腹の銃を見せた。
それを見た不死子は「うんっ!やっぱり怖いわ!」と行った。
皆んながジソン救出の用意をしていると、ゴリがスクープを見て
「なぁ?もしかしてあんた新聞記者のスクープドッグかい?」と聞くと、スクープは嬉しそうに
「何故、俺のクソッタレネームを知ってる?俺の記事を読んでくれてるのか?」と返した。
ゴリも嬉しそうに
「あぁ!読んでる!あんたの記事を読んで、俺は世界を見たくなったんだ!」とキャンプトン流の握手をした。
続けてゴリは
「ジソンを無事に救出出来たら、話しを聞かせてくれよ!」と言うと、スクープは
「はっはっはっ!嘘みたいな本当の話しを朝まで聞かせてやるよ!」と言った。
ゴリはニッコリ笑って「ありがとう」と言って、
続けて「なんでスクープは俺達の事何も知らないのに信用してくれるんだ?」と聞くとスクープは
「兄弟が笑って酒を飲んでいる!俺にはこれ以上ない自己紹介だよ!ははっ!マイメン!」
スクープは笑ってゴリの肩を組んで言った。
その光景を見て、みんな微笑んだ。
そしてイーが笑って
「はははっ!さぁ!マイメン!そろそろ出発しようぜ!早くしねぇーとジソンが天国に行っちまうよ!そーなると俺達じゃもう会えねぇーぞ!」と扉の外に出て行った。
モレーが「確かに、天国に行かれたら会えないな!」と言って外に出て、
アイスが「ははっ!違いねぇー!」と言って外に出て、
スクープが「神や仏は俺達を救わなかったが、ジソンは救った!さぁ!親孝行の時間だ!」と言って外に出た。
桃がゴリ、不死子、ツクヨを見て
「にゃははっ!おもしれぇー奴らだな!さぁ!俺達も行こう」と桃達も外に出た。
外に出て全員並び、キラキラとしたネオヨークシティーの方を見て歩き出した。
続




