屋台軍団
オノゴロ国へ向かう四人は道を真っ直ぐ進んでいた。
するとゴリが
「そろそろ日が暮れてきたな?どうする?野宿か?それとも村を探すか?」と聞くと
不死子が、遠くに明るくなってる所を指差して「あっちになんかありそうやで!」と言った。
桃が「んじゃ!あの光目指して行ってみるか!」と言って四人はまた歩き出した。
その光に近付くと、小さな村が何やら賑わっていた。
四人でその村に入って行くと、そこには沢山の屋台が並んでいた。
ゴリが村の人に「祭りか何かか?」と聞くと
村の人は「んっ?屋台軍団知らないのかい?リアカーで世界を回っていきなり屋台を開いてくれるんだ!君達も楽しんでくれ!」と言った。
ゴリはへぇーって顔をして、三人の方を振り返ると目を輝かせて喜んでる桃と不死子がいた。
桃が手を出して「小遣いくれっ!」と言うと
不死子も手を出して「ウチにもくれっ!」と言った。
ゴリは
「わかったよ!宿は俺が取っておくから遊び終わったら宿屋集合で!迷子になったら大きい声出せよ」と笑って言って二人に小遣いを渡した。
桃はニッコリして「thank you!」と言って屋台の方に走って行った。
不死子も「おおきに!」と言って屋台に走って行った。
ゴリはリヤカーに居る銀狐に
「俺も行ってくるけど一緒に行くか?」と聞くと
銀狐は首を振った。
その返答を受けてゴリは
「そんじゃ!お留守番頼むな!お土産買ってくるから」と言って屋台に向かって歩いて行った。
しばらくすると三人はバッタリと出会った。
桃と不死子は両手に食べ物を沢山持ってニコニコしていた。
それを見てゴリは「hey!brother!お嬢ちゃん!満喫出来たかい?」と言うと二人は
「うんっ!満足した!美味い物ばっかり!最高ー!」と喜んでいた。
ゴリは「そりゃよかった!それじゃ宿に戻ろう」と言って三人で歩き出した。
宿に向かう途中にあった射的屋が
「さぁさぁ!寄ってらっしゃい!見てらっしゃい!そこそこ、冷やかしはだまらっしゃい!押すな、押すなの大盛況!今回の目玉商品は、ジソンの発明!魔導銃だよ!」と声をかけた!
不死子がゴリに
「ウチあれやりたい!」と言うと
ゴリは「やったら良いじゃないか?」と返すと
不死子はお小遣い袋を逆さまにしてお金無しのアピールをした。
ゴリは頭を抱えて「ふぐぅっ!多めに渡したのに…」と言うと桃が「俺もやりてぇーな!」と言って小遣い袋を逆さまにしてアピールした。
ゴリは渋々「1回ずつだぞ!」と言って二人にお金を渡した。
二人は喜び「やったー!!」と言って射的屋にお金を払い説明を聞いた。
射的屋は「コルク玉は3発、景品を倒せたらお客さんの物でぇい!一番上の金色の的を倒せれば、魔道銃はお客さんの物でぇーい!」と言った。
桃が笑い「にゃはは!よっし!あのお菓子取ろう!」と言い、始めようとすると、不死子が
「ウチ、あの“ピストル”欲しいねん!狙ってや!」と
桃に言うと
「自分で狙え!俺はもうあのお菓子を狙うと決めたんだ!」と言ってお菓子を狙った。
しっかりと狙い、コルク銃をパンッパンッパンッと撃つが3発とも外れて、
桃はしょげて「んー!全然当たんねー」と言った。
不死子が自信満々に笑い
「はっはっはっ!シャッバッ!大外れや!ほら、後ろで見とき!ウチこーゆうのメッチャ得意やから!任しとき!」と言ってコルク銃を構えた。
そして「なぁ?桃?食べたいお菓子はあのアニマルビスケットか?」と聞くと桃は
「そうだ!俺はあれが食べたい!」と答えると
不死子はしっかり狙うと「へへっ!イージーやな!」と言ってパンッと引き金を引き、見事にアニマルビスケットを撃ち、景品を倒した。
すると射的屋が「大〜当た〜り〜」と言った。
桃とゴリは驚いて桃が「すんげー!不死子!」と言いゴリは「ワァオ!it's.cool.men!」と言った。
不死子はコルク銃片手にドヤ顔で
「はっはっはっ!ウチにかかったらあんなもん簡単やで!ビスケットは桃にくれたるわ!ウチはあのピストルも貰っていくでー!」と言った。
そしてまたコルク銃を構えて今度は1番上の金色の的を狙い撃つが当たってもびくともしなかった。
不死子は首を傾げて射的屋に
「なぁ?当たったやろ!なんで倒れへんのや?まさか、小細工しとんのか?」と言うと
射的屋は小細工してそうな顔で「べっ、べらんめー!何言ってやがんでー!とにかく倒れないと景品は渡せねぇからな!」と言った。
不死子は少しイラッとした顔で
「あっそ!ほんなら倒れたら“全部”貰ってええんやな?!」と聞くと
射的屋は「おーいいぜ!倒れたらなっ!」とニヤニヤしながら言った。
続




