表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/127

屋台軍団


 オノゴロ国へ向かう四人は道を真っ直ぐ進んでいた。


するとゴリが

「そろそろ日が暮れてきたな?どうする?野宿か?それとも村を探すか?」と聞くと

不死子ふじこが、遠くに明るくなってる所を指差して「あっちになんかありそうやで!」と言った。


ももが「んじゃ!あの光目指して行ってみるか!」と言って四人はまた歩き出した。


その光に近付くと、小さな村が何やら賑わっていた。


四人でその村に入って行くと、そこには沢山の屋台が並んでいた。


ゴリが村の人に「祭りか何かか?」と聞くと

村の人は「んっ?屋台軍団知らないのかい?リアカーで世界を回っていきなり屋台を開いてくれるんだ!君達も楽しんでくれ!」と言った。


ゴリはへぇーって顔をして、三人の方を振り返ると目を輝かせて喜んでる桃と不死子がいた。


桃が手を出して「小遣いくれっ!」と言うと

不死子も手を出して「ウチにもくれっ!」と言った。


ゴリは

「わかったよ!宿は俺が取っておくから遊び終わったら宿屋集合で!迷子になったら大きい声出せよ」と笑って言って二人に小遣いを渡した。


桃はニッコリして「thank you!」と言って屋台の方に走って行った。

不死子も「おおきに!」と言って屋台に走って行った。


ゴリはリヤカーに居る銀狐に

「俺も行ってくるけど一緒に行くか?」と聞くと

銀狐は首を振った。


その返答を受けてゴリは

「そんじゃ!お留守番頼むな!お土産買ってくるから」と言って屋台に向かって歩いて行った。


しばらくすると三人はバッタリと出会った。

桃と不死子は両手に食べ物を沢山持ってニコニコしていた。


それを見てゴリは「hey!brother!お嬢ちゃん!満喫出来たかい?」と言うと二人は

「うんっ!満足した!美味い物ばっかり!最高ー!」と喜んでいた。


ゴリは「そりゃよかった!それじゃ宿に戻ろう」と言って三人で歩き出した。


宿に向かう途中にあった射的屋が

「さぁさぁ!寄ってらっしゃい!見てらっしゃい!そこそこ、冷やかしはだまらっしゃい!押すな、押すなの大盛況!今回の目玉商品は、ジソンの発明!魔導銃だよ!」と声をかけた!


不死子がゴリに

「ウチあれやりたい!」と言うと

ゴリは「やったら良いじゃないか?」と返すと

不死子はお小遣い袋を逆さまにしてお金無しのアピールをした。


ゴリは頭を抱えて「ふぐぅっ!多めに渡したのに…」と言うと桃が「俺もやりてぇーな!」と言って小遣い袋を逆さまにしてアピールした。


ゴリは渋々「1回ずつだぞ!」と言って二人にお金を渡した。

二人は喜び「やったー!!」と言って射的屋にお金を払い説明を聞いた。


射的屋は「コルク玉は3発、景品を倒せたらお客さんの物でぇい!一番上の金色の的を倒せれば、魔道銃はお客さんの物でぇーい!」と言った。


桃が笑い「にゃはは!よっし!あのお菓子取ろう!」と言い、始めようとすると、不死子が

「ウチ、あの“ピストル”欲しいねん!狙ってや!」と

桃に言うと

「自分で狙え!俺はもうあのお菓子を狙うと決めたんだ!」と言ってお菓子を狙った。


しっかりと狙い、コルク銃をパンッパンッパンッと撃つが3発とも外れて、

桃はしょげて「んー!全然当たんねー」と言った。


不死子が自信満々に笑い

「はっはっはっ!シャッバッ!大外れや!ほら、後ろで見とき!ウチこーゆうのメッチャ得意やから!任しとき!」と言ってコルク銃を構えた。


そして「なぁ?桃?食べたいお菓子はあのアニマルビスケットか?」と聞くと桃は

「そうだ!俺はあれが食べたい!」と答えると


不死子はしっかり狙うと「へへっ!イージーやな!」と言ってパンッと引き金を引き、見事にアニマルビスケットを撃ち、景品を倒した。


すると射的屋が「大〜当た〜り〜」と言った。


桃とゴリは驚いて桃が「すんげー!不死子!」と言いゴリは「ワァオ!it's.cool.men!」と言った。


不死子はコルク銃片手にドヤ顔で

「はっはっはっ!ウチにかかったらあんなもん簡単やで!ビスケットは桃にくれたるわ!ウチはあのピストルも貰っていくでー!」と言った。


そしてまたコルク銃を構えて今度は1番上の金色の的を狙い撃つが当たってもびくともしなかった。


不死子は首を傾げて射的屋に

「なぁ?当たったやろ!なんで倒れへんのや?まさか、小細工しとんのか?」と言うと

射的屋は小細工してそうな顔で「べっ、べらんめー!何言ってやがんでー!とにかく倒れないと景品は渡せねぇからな!」と言った。


不死子は少しイラッとした顔で

「あっそ!ほんなら倒れたら“全部”貰ってええんやな?!」と聞くと

射的屋は「おーいいぜ!倒れたらなっ!」とニヤニヤしながら言った。



            続

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ