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誰も斬らせへん


 鬼の前に立ち塞がるももとゴリ。

桃がゴリに「さぁ!やりますか?」と言うと

ゴリは「brother!1番手は俺が行っちゃいまぁーす!」と走り出して手前の鬼にドロップキックを決めた。


桃は驚き「あっ!ずっりぃーなぁ!」と言って走り出してそのままの勢いで鬼を殴りつけ、地面にヒビが入るほど叩きつけた。


それを見ていたボス鬼は

「ハッハッ!お前ら遊んでやれ!やられたら分かってんだろーな!死ぬ気でやれよ!俺は後ろで見てるからよ」と言い、後ろの日陰で休みだした。


桃は武装した鬼の攻撃をスルスルとかわして、バチバチと鬼を殴り倒して行く。


ゴリはアクロバティックに鬼を投げたり、関節を決めたりして鬼を倒していく。


桃がそんなゴリの戦いを見て

「ゴリ!また技増えたのか?派手なの増えたな!にゃはは!」と、言うと

ゴリは「おいおい!brother!今日はまだとっておきを残してんだよ!今見せてやるからな!!」

と、言って口をモゴモゴさせて、奥歯の辺りを噛んだ。


次の瞬間口から緑色の液体を霧状にして吐いて

「はっはっはー!!これぞ新必殺技!毒霧ビームだー!ビックリしたろ!?」と喜んで言った。


それを見た桃は目をまん丸にして

「くっ!悔しいけどかっこいいな!」と言った。

それを見ていた不死子ふじこ

「いやいや…その技絶対ダメージ無いやろ!ちょっとした嫌がらせ程度やろ!」と小声でツッコミ

「二人共!真面目にやれやー!」と大声で言った。


おふざけを入れながらも二人はドンドンと鬼を倒していく。


ゴリが桃に

「brother!お嬢ちゃんの魔法があると楽だな!もう半分くらいだぜ!」と、言うと

桃は「そーだな!体も軽いし、力がモリモリ!このまま全部ぶっ飛ばしちまおう!」と言った。


戦闘が続き、ふと桃がボス鬼が居た辺りを見るとボス鬼の姿がなかった。


「なぁ!?ゴリ!あいつ居ねぇ」とボス鬼が居た辺りを指差して言った。


ゴリは険しい顔で

「あれっ!?逃げたか?やべぇ!お嬢ちゃんの方か?」と二人で不死子の辺りを見るが

手をピカピカさせて魔法をかけてる不死子が居るだけだった。


すると大きな声で

「逃げんのか!そーやって自分の立場が悪くなったら逃げんのか?!」と少し離れた所で、刀を構えて居る鉄心てっしんが、ボス鬼の前に立っていた。


それを追うようにてつが鉄心の元へ走っていた。


ボス鬼は怒りながら

「あぁーん!?誰が逃げるって?!ちょっと強いの連れて来て調子に乗ってんなよ!武器屋!」と言った。


言われた鉄心は震えながら

「俺はお前達から逃げなかった!だからお前も逃げるなっ!俺達と戦え!」とボス鬼に言うと

ボス鬼は鉄心を睨みつけ、下に落ちていた刀を拾い

「1番先に死ぬのはお前でいいか?それとも親父の方がいいか?!」と言って鉄の方へ向かって行った。


桃とゴリは親子の元に急いで向かおうとしたが他の鬼に邪魔されて思うように進めないでいた。


桃が怒りながら「邪魔だっ!どけ!」と鬼を殴り

ゴリも「いいからどけっ!」と鬼を掻き分ける様に親子の元に向かった。


ボス鬼が

「ジャッハッハッ!息子が作った刀で親父を斬るっ!こんなひでぇー話しがあるんだな!息子の仕事振りを体で味わえ!」と鉄に向かって刀を振り下ろした。


桃とゴリが「やめろっー!このやろー!」と手を伸ばすが届かず刀は鉄に当たった様に見えた。


その瞬間、バキーンと音がすると不死子が

「だから、、斬らせへんて!ウチを信用しろって言うたろ!」と鉄の前に防御魔法を放った。


桃とゴリは不死子にニッコリ笑い

「不死子ちゃーんナーイス!」と親指を立てた。


そして弾かれたボス鬼に向かって鉄心が刀を振り下ろしていた。

ズバッとボス鬼を斬ると、ボス鬼は腕からポタポタと血を流し「痛てーな!」と言った。


ボス鬼を斬った鉄心はその場で震えて動けないで居た。

鉄が「鉄心逃げろっ!」と、言うと

ボス鬼が「もう遅い!」と鉄心目掛けて刀を振り下ろす。


しかし不死子が

「勉強しないやっちゃな!ウチの魔法が届く範囲は誰も斬らせへんちゅーねん!」と防御魔法で鉄心を守った。


ボス鬼は怒った顔で

「あーっ!イライラするな!何も斬れないなまくら刀がっ!」と刀を下に叩きつけた。


桃はスタスタとボス鬼に近付いて行って、叩きつけられた刀を拾い上げ「にゃはは!息子〜、この刀借りるな!」と言い、ボス鬼に向かって、怒った顔で

「“何も斬れない”?この刀がか?」と聞いた。


ボス鬼は「あぁ!何も斬れねぇーじゃねぇか!」

と、桃に言うと桃は真剣な顔で

「そりゃ!お前が何も斬らせて貰えないだけだ!」

と、ボス鬼に力一杯、刀を振り下ろした。


ズバッと斬られ「うぎゃあー!」と白目を剥いて倒れるボス鬼に向かって

桃はニヤッとして「ほらっ!”斬れただろ”!」と言った。



            続



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