とんでもない大物
鍛冶屋のある村を目指していた三人だが
現在、森の中を彷徨っていた。
不死子がゴリに向かって
「おいっ!ゴリ!何が近道やねん!どちゃくそ迷っとるやないかい!方向が合ってればこっちが近道だぁ?!どの口が言うとんねん!なめんとんか!」
とゴリのお尻を蹴りながら言った。
ゴリは申し訳なさそうに
「痛いっ!蹴らないで!暴力反対!」と言った。
それを見て桃は笑って
「にゃははっ!まぁまぁ、歩いてればそのうち着くだろ! ルートからルートへ!Mix ARE AREA〜だよ!」と歌いながら楽しそうだった。
不死子は呆れながら空を見て
「はぁー、完璧野宿やんか!ほんまこのゴリ!
何が[俺は山生まれ、山育ち、山のみんなは大体友達!]やねん!シバキ回すぞ!!」と怒りが収まらなかった。
ゴリは申し訳なさそうに笑い
「へへっ!晩御飯は好きなの作ってあげるから!許して!」と親指を立てて不死子に言った。
不死子は、爽やかな納得した顔で
「よしっ!ほんなら許したる!」と親指を立て返した。
そんな光景を見て桃が笑っていると、桃が鼻をクンクンさせて何かに気付いた。
桃は二人に
「なぁ!うまそーな匂いするぞ!」と言うと
二人も鼻をクンクンさせ「うん!する!」と言った。
桃は
「誰か居るな?ちょっと行ってご飯貰おう!」と言うと、
不死子が「うんっ!」と言った。
それを聞いたゴリは
「おいおい、ご飯貰う前に、道だろ!」と言うと
二人がゴリのお尻に蹴りを入れ
「お前が言うな!」とツッコミを入れた。
三人で匂いのする方に向かうと、川沿いに小さな家が一件建っていた。
庭には焚き火がしてあり、魚が焼かれていた。
三人が
「すいませーん!誰か居ますか?居ないならお魚食べちゃいますよー!」と言うと
後ろから「静かにしろっ!お前達は誰じゃ!?」と声がした。
三人が振り返るとそこには、白髪の長髪、白髪の長い髭を生やした、シワシワのおじいさんがいた。
三人を見たおじいさんは
「ひぃぃ!ギャ!ギャングじゃ!」と驚いた。
三人は真顔で「違う違う」と首を横に振って、
道に迷って、お腹が空いてる事をおじいさんに伝えた。
話しを聞いたおじいさんはホッとして
「ふぅー、そんな身なりだから、ギャングと間違えてしもうた。刀鍛冶が居る村なら、この方角に真っ直ぐ進めば着くぞ!」と指を指して言った。
そして「まだ距離があるから今日は泊まっていきなさい。何のもてなしも出来んが、魚ぐらいは出せるからの!」と言った。
三人はおじいさんの言葉に甘えて、泊まらせて貰うことにした。
おじいさんは張り切って
「よしっ!そーと決まればみんなの魚を取らんとな!」と言って、釣竿を用意して川に垂らした。
次の瞬間におじいさんは川にザパーンと飛び込んだ。
三人はビックリして
「おい!おじいさん!大丈夫か?でかい水中生物の仕業かっ!?」と桃とゴリで飛び込もうとしたら、
水中からおじいさんが出てきた。
おじいさんは不思議そうな顔をして
「どうしたんじゃ?」と桃とゴリに聞くと
服から沢山の魚をバタバタと出した。
不死子はそれを見て
「釣竿いらないんかい!何なら素潜り派なんかい!」とツッコンだ。
おじいさんは釣竿を見て
「へへっ、これあると雰囲気出るじゃろ!いつか大物がかかると思って、いつも垂らしとるんじゃ!」と笑った。
四人で焚き火を囲み、魚を焼き、ゴリが食べれそうな野菜を森から取ってきた。
不死子がゴリを見て
「ウチの好きな野菜取って来てくれた?あっ?!あんた?!毒草取ってきてへんよな?」と聞くと
ゴリは指で少しだけのポーズをした。
不死子は呆れて
「はぁー、少し経ったらすぐ浄化したるわ」と言った。
それを見た桃はゴリに親指を立てた。
ゴリも変顔をして桃に親指を立てた。
四人での食事が始まり、楽しく談笑しながらご飯を食べてると、おじいさんが
「ところで桃の左手の甲にある、この模様は何じゃ?」と聞いてきた。
桃はンッと顔をして
「あぁ、これな。生まれつきなんだよ。タトゥーみたいで気に入ってんだけどね!にゃはは!そーだ!これ光んだよ!見てろ!」と言い左手に力を込めた。
桃がんーっと力を込めると、紋章がジンワリと光出した。「ふぅー、ちょっと凄いだろ!」と言った。
それを見たおじいさんは目を大きく開き「うひゃひゃひゃ!こりゃとんでもない大物が釣れよった!」と喜んだ。
続
最近、最初から直し始めたんですけど、、読みやすくなってるかな?




