どんどん良くなってきました。
更に他にも色々な取り組みをしました。
例えば食事の改善。
安価な食堂は以前からありましたが、社食として利用できるようにし、朝昼晩食べられるようにしました。
宿泊客にも配達できるようにしました。
栄養が改善すると病気にもかかりにくくなります。
また、休日・休憩制度も作ったことでより健康を害することが減っていきました。
もちろん、医療面も配慮しました。
実力はあるのに冷遇されている医者。
性格に難があったり、家族の問題であったり色々な問題を持っていて働けない人を呼び寄せました。
それぞれに合った形でサポートをし、勤務時間を調整して夜間でも医療を受けれる体制を整えました。
早く医者にかかることができるようになり、診断を受けて休めるようにした成果は覿面に現れました。
もちろん治せない病気もありますが、早期治療のお陰でこじらせることもなく、風邪など他の人に移す事も減りました。
多くの人が体を壊さず長く働けることで、より生活が安定するようになりました。
それに味を占めた私は魔道具開発者でも同じ事をしました。
開発者は、研究好きすぎて他の日常生活に気が回らない人が多くいます。
その中で不遇の人を呼び寄せ研究に集中できる環境を整えました。
私の前世での道具を話すと子供のように目をキラキラさせ新しい道具を開発していきました。没作品や物議を醸し出す道具も沢山ありましたが、新しい道具を目当てに色々な人が出入りするようになり、ますます街は活気づきました。
治安は良くなり、働ける人が増え、外から人がどんどん入ってくる。
街は豊かになり、良い事も増えましたが悪いことも増えていきました。
人が増えればトラブルの種が増えます。
特にここは歓楽街です。
男女の関係がこじれればトラブルになります。
お酒を出せば飲み過ぎた酔っ払いも現れます。
対策として自警団のような物も作り巡回させ、酔っ払い客や困った客への対応がすぐ出来るようにもしました。防犯ブザーみたいな魔道具や男女のトラブルを防ぐ魔道具を開発させました。
娼婦というのは女性の身一つで働く仕事です。
力の無い、頼る人もない人がつく事が多い仕事です。
中には望んで就く人もいますが、ここにはやむなく娼婦になる人が多くいました。
選ぶことが出来ない仕事。
そんな仕事は安全性が低いのです。
女性に関わらず、誰もが安心して働ける、働いて自分の生活を成り立たせることができる。
やむなく病気になったときは適正な医療が受けられる。
子供達も安心して遊び、学ぶことができる。
そんな街を目指し、一つ、また一つと問題に取り組んでいきました。
難問が沢山ありましたが、10歳から6年間何をやっても上手くいかず、ダメだとわかっていても諦めずに色々アプローチをし続けた経験が私を支えてくれました。
ゲームの強制力によって努力が無駄になり続けたあの頃に比べれば今は努力に対して多少なりとも変化があります。
皆が支えてくれます。
仕事に夢中になっていると瞬く間に時は過ぎ、気づけば10年の時が流れました。
「お嬢。」「お嬢。」と、呼ばれあっちの店、こっちの店、その他雑多な事に奔走し続けている間に、私はアドバイザーと言う役職から次期元締めと言う立場になっていました。
エルは性格からして親父の後は継げないと言っていました。
私は最初は遠慮していたのですが、元締めとエル、そして周囲の皆に勧められて受けるしかなくなってしまいました。
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あとがき
誤字報告って初めて受けました。
これ、どなたかが教えて下さったんですよね。
ありがとうございます。
便利機能に感動しました。
正直勢いで書いているのであまり誤字脱字見直しておりませんので助かります。
今のところ5話くらい目途が立っていますが、その先がどこまでいけるのか不安ではありますが、ブクマ・評価のお蔭で励まされ何とか書き続けられます。




