表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニバースストーリー  作者: 弥生
52/57

ミエの本音

夜、アンナ達は小屋に戻った。中へ入ると、カナトとエドが殴り合いをしていた。「お、お父さん!?」


「エドさん!?」「それが…ミエの為になってると思っているのか!」「お前は関係ない!」エドは怒鳴っ


た。「ミエさんの…為?」「俺…私の為?」ミエは唖然としていた。ミエ達の存在に気づいたのか「…ああ」


カナトとエドは殴り合いをやめた。「この星は…もうすぐ消える…」「「え!?」」衝撃的なことだった。


「宇宙の支配者が狙わなくても…」「どうして…」ミエがエドに聞いた。エドは重く口を開いた。


「この星は他の星々と繋がっているんだ…他の星の木々などが失われる度、この星の寿命が


短くなっていっていた。それは誰も止められない。」「そんな…」「かつての地球と同じだ…」


カナトは呟いた。だが、その呟きは誰にも届かなかった。ミエは俯き、拳を握った。悔しそうに。


「そんなの…そんなの…信じない!」そう言うと小屋を出ていった。「ミエさん!」ミリアはミエの後を追い


かけた。






ミエは水辺の近くの大樹に腰掛けていた。水はミエの泣きたそうな顔をはっきり映していた。


「俺の役目は…ここで終わりなのか?」静かに呟いた。すると、「ミエさん!」後ろを振り返ると


「ミリア…」ミリアはミエの横に腰掛けた。「ミエさんはどうしてその役目に固執するんですか」


「それ…は…っ」ミエは口籠った。「俺の…役目…」ミエの言葉を遮りミリアははっきり言う。


「役目とかじゃないです。ちゃんと自分の気持ちを言ってください」ミエは手を震わせた。


「俺の…気持ち…」そして、ゆっくり話し始めた。「っ…俺は…生まれてからずっと精霊で…唯一エドにだけは


本音を言えて親みたいな存在で…エドがいたから頑張れて…他の精霊達もいたから。だから…その星、故郷を


失いたくない。」ミエはグッと拳を握りしめた。「たとえ!この星が消えても!俺はずっとここに居続ける!」「ミエさん…」ミエは失いたくないからこそ役目に固執し続けているのだ。ミリアは一人大切な者を


失ってしまったから気持ちは分かった。ミリアはそんなミエを抱き締めた。「ちゃんと泣いてください」


その言葉にミエは大声で泣いた。全てを吐き出すように…







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ