精霊の星
「精霊の星…?」アンナは首を傾げた。カナトが言った星の事だ。
「うん。正しくはと、言うんだけどね。精霊が住んでいる場所なんだ」「へー…」「って…行けって事!?」
カナトの考えにアンナは気づいた。「うん。それに…知り合いもいるしね」「知り合い…?」
カナトの呟きにアンナは疑問を残していた。
それから早速精霊の星…スピリットへ行くことになった。
アンナはお父さんの知り合いって誰だろう…と思っていた。それはついてから知ることだが…
(このストーリーでは重要な人物)
そんなこんなでスピリットへ着いた。「うわぁ…」「凄い…」そこはまさに神秘の場所で
自分達がいても良いのかと思うくらいに衝撃的だった。
「知り合いって何処にいるの?」「こっちだよ」アンナ達はカナトの後を追った。
深い森の中へ入ると…古い小屋があった。カナトは小屋の中へ入った。
アンナ達も小屋の中へ入った。小屋の中は普通の部屋の様だった。
「エドー!」そう大声で名前を呼ぶと…ある扉からぼさぼさの髪の男が出てきた。
「何だよ…煩いなぁ…」「エド」「ん?あぁ…カナトか。」クレアは「えっと…その人は…」
「あぁ、彼はエド。僕の知り合いの一人だよ」「宜しく。」「へぇ…これが…」
エドは呟いたがアンナ達にはその呟きは届いていなかった。
「で?何で来たんだ?」「“神”についてちょっとね…」カナトが言った。エドは険しい顔をして「…」
「分かった…その子達はどうする?」カナトはアンナ達を一瞥して「森に行かせてあげよう。ここにいるのは
あまりオススメできないしね」その顔からは何か知られたくないものがあった。
「じゃあ…遠くには行ってはだめだよ。精霊達の禁忌に触れてしまうからね」
アンナ達は森へ入った。「それにしても…エドって奴怪しかったな」レオンが歩きながら言った。「何者…なんだろうね」「静かだな」リノが警戒しながら言った。「精霊達が…警戒してる?のな?」
「精霊だとしても何かしてきたら…戦うことになりますね」フランは精霊と戦うことになったらと想像していた。「エドさんの事を知ってるのかな…?」クレアがエドの事を言った。
「あの小屋に住んでるからまぁ知ってるだろう」その時…「お前達は…誰だ?」「え?」
突如目の前に美しい黒髪の男がいた。「あ…貴方は…」「我はミエ…この森を統べる者だ」
森の主人、ミエはアンナ達を睨み「お前たちはこの森を破壊しに来たのか?」アンナは
「い、いえ!私の父の知り合いがここに居て訪ねてきました。」「嘘をつくな」ミエはこの星から追い出そうとしていた。「嘘ではありません!」声を出したのはミリアだった。「ミ、ミリア?」ミエはミリアの方へ向いた。
「何だ?小娘」「わ、私達はエドさんに会いに来ました!」「エド…?本当…か?」薄っすら汗をかいていた。
ミエは初めて表情を崩した。「本当です!」「…すまなかった。そのお返しに森を案内しよう。ついて来い」
ミエは歩き始めた。アンナ達は急いで後を追った。
見渡す限りに精霊や美しい木々があった。「わぁ!凄い…」「綺麗…」「凄いな…」
「しかし…エドに知り合いがいたとはな…」「え?」「彼にそんなものがいたとは知らなかった」




