クレアの覚悟と力
レオンを追ってきたのは…
「この森は…」「霧の森だ。名前の通り、霧が出た時には迷って出れないな。死ぬこともある。」あまりにも恐ろしいことを口にしていたので…
クレアは怖がって「こ、怖いこと言わないでください!」「本当のことなんだから…」レオンのそんな言葉も聞いていないくらい怯えていた。
怯えながらも森へ入った。
歩いていると…謎の石が立っていて4個くらいが丸を作っていた。
「あの石、見えるだろ」「は、はい。」「あの石の真ん中に立て。そして、目を瞑れ」レオンは説明した。「分かりました。」言われた通りに石の真ん中に行った。
そして…目を瞑った。すると…不思議な空間にいた。すると…「我が名は守りの神、ベルドラド…お前の名は」
目の前に声も発する獣の姿が現れた。
「え、えっと…クレア・センシブルです。」驚きながらも声を発した。ベルドラドは一瞬優しく笑い、
「クレアか…いい名前だな…」「え…?あ、ありがとうございます」急にいい名前だと言われポカーンと放心状態だったが我に帰り、お礼を言った。
「お前が我に会いに来たということは力を欲しているのだな?」「はい。」そう答えるとベルドラドはフッと笑い…
「その答えを待っていた。ではお前には何からの攻撃にも負けない無敵の防御…すなわちバリアを授けよう。」
ベルドラドがそういった瞬間、クレアの体は光に包まれ…「ぅえっと…何も起こっていませんけど…」
「それはそうだ。出したいと願ったときか危険に陥った時しか出せん。」ベルドラドはクレアに当たり前だと言うように言った。
「ただし…」「ただし…?」クレアが聞き返すと…
「信頼した相手には効かない…味方には…と言う事だ。それも覚えておくように」「は、はい。」
大事なことらしいので聞き逃さないようにクレアは聞いた。
「よろしい。では次会うときまで…」そういった瞬間…目の前が眩しくなり…
「…い…!おい!おい!」誰かに呼ばれるようにしてクレアは起きた。「ここ…は…」「お前、眠ってたんだぞ」「眠ってた…いつの間に…」あ…と、クレアは思い出した。
「力…貰ったんだっけ。」ベルドラドに…
「貰ったのか!?」レオンは驚いていた。「は、はい。なんでそんなに驚くんですか?」クレアの問いかけに「守りの神、ベルドラド様は心を許した者にしかその力を与えないんだ。お前が初めてだ。ベルドラド様に力を貰ったのは…」レオンは俺だって貰えてないんだぞと言っていたが
そんなに驚くことなのか…クレアはレオンの反応に驚いていた。クレアはレオンにある質問をした。
「質問なんですけどベルドラド様に力を貰った人ってどういう心の持ち主がいいんですか?」
レオンはクレアの問いにすぐに答え…「心が清らかで、優しくて相手を思い、ちゃんと悲しむ者らしい。」
クレアは自分でも気づかないが今まで…アンナ以外人を傷つけてしまったことはないし、亡くなった人は見知らぬ人でも悲しんだ…もうベルドラドの力を与える者にピッタリだったのだ。
レオンは「あ…そう言えば、仲間になったんだから敬語は抜きにしろ。」「へ?」
間抜けな声を出してしまったが突然そんなことを言われた。
「な、なんでですか?」「…仲間に…なった気がしないだろ…」レオンは聞こえないように小さく言ったがクレアには聞こえていた。クレアは思わず笑ってしまった。「フフッ」「なっ!笑うな!」「ごめんなさい!」
それでもまだ笑っていた。「お、俺が恥ずかしいだろ!」レオンは顔が赤くなっていた。
クレアは笑い終わり「分かったよ。改めて、宜しくね?レオン」クレアが呼び捨てで、敬語抜きで言うと…
レオンは笑い…「こちらこそ宜しくな」そう言ったのであった。




