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火星の後継者
「うーん…じゃあアレンが後継者…?」
アンナ達は火星の皇女…シルヴィアと画面越しで会話をしていた。
「俺…?」「ええ。貴方で無くてはだめなのです」「だって俺は…」「貴方は養子にされたのです。
そして…代わりに私が後継者になることになりました」「…今すぐに…?」「いいえ。今すぐにとは言いません。ただ、この戦いが終わるまで決断をして欲しいのです。」
「ぁ…ア…アンナ…俺どうすればいいんだ…?」アレンはアンナに問いかけた。
突然、あんなことを言われて落ち着けるはずがない。アンナはアレンを抱き締めた。
「アレン…」「俺…ただ普通に生きたいんだ。それだけ…なのに…」「本当に…俺じゃなきゃだめなのか?」
アンナはアレンに聞いた。「アレンは…どうしたい?」「俺…?」「まだ…分からない…」
「ゆっくり…考えてけば良いんだよ?急いでとは言わないから」「急がなくてもいい…?」「うん。そうだよ。アレンのペースで…」アンナはゆっくりとアレンの背中を擦った。
「俺…お前らにいっつも助けられてるな…」「お前、救わないとまた闇に呑み込まれそうだからな」
リノが毒舌を吐いた。「いつか絶対に見返してやる。」「やって見ろ」「今すぐに殺す」「殺せるかな?」
「ちょっ!?アレン!リノ!」アンナ達が二人を引き離すまで喧嘩は続いた。




