アンナとカナトの和解
「それで?本題だけど…」カナトのおかげで何とかブラックホールを抜け出せたが…
「お父さんはなんで突然私達の前に来たの?」「…アンナに会いたかっただけさ」それは本心でもあったが本心でもなかった。
「一つ…聞いても…良いかな…」アンナは恐る恐る口を開いた。「どうしたんだい?」「…お父さんは…私の事…嫌ってる…?」「ぇ…」カナトは目を見開いた。
アンナは震えていた…「どうして…そんな事を…」「小さい頃に…私のこの髪が嫌いって言って…
それで…それで…家を出ていって…」「っ!…ごめんね…」「お父さんのせいじゃない…!」「ううん。僕のせいだ」その言葉をお互い繰り返す。
その途中で「「お前らやめないか!!」」「「はい…」「…アンナ」「本当の事を言うね」「う、うん。」
「アンナを嫌ってはないよ。僕はね、元々この赤い髪が嫌いで…だから君が赤い髪で生まれてきた時…
ついあんなことを言ってしまったんだ…本当はアンナともっといたかったんだ。」そう言ってアンナの髪を撫でた。「でも…やることがあったからね」「やること…?」「…まだ君達の知ることじゃないよ」
「でも…一つだけ」「僕は不老不死なんだ」「…」しばらくの沈黙のあとに…「「えええええ!!?」」
「お、おおおお父さんが…不老不死!?」「アハハ!」「アハハじゃないだろうが…」レオンが呆れて前髪を
掻き上げた。「え?じゃあアンナちゃんにも…不老不死の血が?」「うん。そうだね」「そう…なんだ。」
アンナは自分の手を見つめた。フランはその様子を黙って見ていた。




