女帝との出会い
「エンプレス…?」流石にアンナとクレアは分からなかった。
エレナは溜息をついて「この星の女帝よ。」「えっと…女の人の王さま…?」「ええ。何かいろいろと話したいみたい…貴方の仲間も一緒にね」
アンナはすぐさまリノたちを呼んだ。一秒でも遅れたら命を保証もないからだ。そこでユニバースを使うと
それこそ殺されかけないのだ。だからこそ一分でも早く行く必要があった。
何とか間に合いアンナ達は城に入った。案内人に王の間まで連れて行かれた。
「凄い…」圧倒されていると…「貴方達が…」目の前に気品のある女性が王座に座っていた。
アンナ達は慌ててひざまずいた。「顔を上げなさい…」言われるままに顔を上げた。
その瞬間…目を見開いた。美しい顔立ちとその顔を引き立たせるドレス…言うまでもなく絶世の美女だった…
「綺麗…」女帝はアンナ達を一目して「私は…シルヴィア・リディル・ヘリオット。貴方達は?」
「私はアンナ・フレイザーです。こっちはクレア・センシブル。リノ。レオン・エヴェッサ・カーライル。
ミリア、ミシェル、イリヤ、ライト、アレン・エドガー。フラン・リダウトです。」
すると…シルヴィアは目を見開き、「エドガー…?まさか貴方は…!?」「えっと…」
アレンは戸惑っていた。「アレン…貴方のお父上とは何度か会ったことがあります。貴方にそっくりでした…」
懐かしそうに語っていたが…「申し訳ありません…親の話は…」アレンは耐えきれなくなっていた。
「いえ…さてここに呼び出したのは他でもありません。宇宙の支配者のことです。」
「「!?」」アンナ達は一気に驚いた。「何故…貴方が…」「…先日、全宇宙の他の星々の方々と話し合いました。お互い協力して宇宙の支配者を倒すということを…」
「全宇宙!?」「私達は各星々のユニバースの持ち主を集めることにしました。だから、この星のユニバースの持ち主であるアンナさんとクレアさん、そして他の方々を呼ぶことにしたのです。」
「でも…ユニバースの持ち主を集めて敵わなかったら…」シルヴィアはふっと笑い、「私達に策が無いとでも?」シルヴィアは王座から立ち上がりアンナ達の方へ歩いた。
「私達は元々他の星とは関われなかった地球にいました。そこは生き物が住めるだけの食料、土地、空気…
色々な物がそろっていました。ですが…地球から離れた今、私は思うのです。彼処が…私達の思うような所ではなかった…私達は知らぬ間に罪を犯し、地球と言う名の牢獄に閉じ込められていたのではないかと…
私は母から代々の言い伝えを教えられました。遥か宇宙の先…黒い渦がよからぬものを食らいつくし、無へと還すだろうと…」
「じゃあ…その黒い渦を探し出せと…?」「探し出しました。12年前に…」「え!?」
アンナ達は聞きたかったがシルヴィアの顔には何か悟られたくないものがあった。
「黒い渦…ブラックホールは他の宇宙にあります。この宇宙にもありますが威力が足りません。
最も威力のあるブラックホールは今は移動して何処に行ったのか分かりません…」
「ですから…お願いです。ブラックホールを探し出してください…!全宇宙の星々を救って欲しいのです…」
その願いにアンナ達は黙っていることしかできなかった。
「どう思う?」アンナは帰り道、クレアに尋ねていた。
「私は…ブラックホールを探し出したい…」「え!?」「だって…シルヴィアさんは本当に救いたいって言ってるし…それに…ユニバースを持ってる私達以外に誰が宇宙を救うの?」
そのクレアの言葉にレオンが髪を掻き上げ、「全く…だが俺もクレアには賛成だ。宇宙を救う。お前らも同じだろ?」「ああ。そうだな」「ブラックホールを見つけてさっさと楽しい元の日常に戻りたいしな」
「あっ!そうだ!何かさ掛け声って言うか…そう言うの考えない?」アンナの突然の提案に
「いいな。それ」「んー…思いつかない…」その言葉で全員がズッコケた。
「「言った本人が思いつかないってどういうことだよ!」」「ごめん、ごめん!」
「もうシンプルにユニバースで良いんじゃないのか?」アレンが尽かさず口を挟んだ。
「シンプルすぎだろ。もうちょっとカッコイイほうが…」「これはいいとして…技の名前を考えたほうがいいだろ」「あっ…そうだね。」レオンが口を挟んだ。
クレアは思い出したように言った。「レオンはあるじゃん?サン・ナラカって言うの…」
「ああ。母が言っていた」レオンによると昔にレオンの母親が言っていたらしい。




