一時の休息
アンナ達はその後アンタレス星でのことを正直に話し、謝罪した。エレナと宇宙警察の者は自分達の命を大切にと、言っていた。
レオンは泣きつかれたのかそのまま眠っていた。
それでもアンナはレオンには落ち着くことが必要だと思い、故郷の火星で一時休むことにした。
ミリア達は観光、フランは海を見に行き、リノ、レオン、アレンは三人でふらふらと散歩をしにいき、
アンナとクレアはアンナの家で話をしていた。
レオンはリノ達に起こされてそのまま行くことになった。
「レオン…大丈夫か…?」「…ああ…」アレンは後ろで手を組み「俺は…レオンを悲しいとは思ってない」
リノが慌てて「おい…バカ…」レオンはアレンの方を見た。「だってさ…これから星を取り戻せばいいし、それに…俺達もいるしな?」
「…っ!」レオンは目を見開いた。「俺もお前らに出会って変わった。過去は変えられないけど未来はいつでも自分の思うとおりに変えられる…だから…な?」
リノは呆れていたが…少なくともその言葉は同じだった。レオンはなんだそれと言って涙を拭った。
「だけど…アレンの言葉は俺を元気づけた。ありがとな…リノ、アレン…」リノとアレンは照れくさそうに笑っていた。
レオンも二人と同じように笑った。そして、「リノ、アレン、このまま俺と買ったら飯を奢ってやる!」
そう言って走り出した。「ちょっ!?おい!待てって!」リノは大声でレオンに言ったが止まる様子はなかった。
リノは溜息をついてレオンの後を追った。「あいつらなぁ…でも…こういうのも良いかもな…」アレンはそう呟いて二人の後を追うため走った。
一方…
アンナとクレアはアンナの部屋で話していた。
「レオン…大丈夫かな…」アンナは遠くを見ながら呟いた。しかし、その言葉はクレアには届いていた。
クレアはその心配を消すように…「大丈夫…彼なら」何処かその言葉で安心な気持ちになった。
「うん。」ふと、クレアは思い出した。「アンナちゃん」突然呼ばれアンナはクレアの顔を見た。
「どうしたの?」「前は…ごめんなさい…勝手に消えてしまって…それに力がないとかひどいことを言ってしまって…」クレアは目を伏せた。
アンナの脳裏にクレアに言われたことがよみがえった。だが…
「気にしてないよ。それに…私も悪いからさ?」クレアは顔をあげた。「アンナちゃん…」
「やっぱクレアは笑ったほうがいいよ」「そう…かな?」「うん!私はクレアの笑った顔が一番好きだよ!」
クレアは微笑み「ありがとう…」そう言った。
すると…「アンナ…」突然エレナがアンナの部屋に入ってきた。
「どうしたの?お母さん」アンナが尋ねると…「エンプレスが呼んでいるわ」




