アンタレス星
数日待ってやっと行けるようになった。
「いってらっしゃい」「うん。」アンナ達は宇宙船へ乗りアンタレス星へ向かった。
しばらく宇宙空間を漂っていると…「見てください!あれがアンタレス星です!」目の前の星は想像よりも大きく明るかった。
「眩しっ…」「あれが…」アンナ達は宇宙警察に許可証を見せて入った。
アンタレス星は何もないところだった。「ぇ…なんで…」レオンはそう呟くと歩き始めた。
「レ、レオン!」「レオンを追いかけよう!」アンナはそう言い全員はレオンを追いかけた。
追いかけた先は荒らされた村のような所だった。そこの真ん中にレオンが座り込んでいた。
「俺の…俺のせいなのか…?」レオンは呟いていた。「レオン!」クレアがレオンに駆け寄った。
アンナ達もクレアの後に付いて行った。
「レオン?」レオンは下を向いていた。「ちょっと…回りたい…」「アンナ…」リノとアレンはアンナに顔を向けた。
「レオン…分かった!」そうして村を回った。どこの家の中も血だらけだった。
「ひどい…」「宇宙の支配者が…」「あいつらはそういう奴らだ…」
アレンは長年宇宙の支配者にいたのでそれを知っていた。
「俺は…ヤグモ一族だった…」ずっと喋っていなかったレオンが声を出した。「え?」
「俺はここで幸せに生きてたんだ…だか…宇宙の支配者が襲撃して来て…皆、俺を守る為に…死んだ…っ…!」
その内容は衝撃的だった。レオンは泣いていた…「それを見て俺は泣き叫んだんだ…そのときに誰かが俺のその記憶を消した…いつの間にかラスティ星の王子になってた…なんで…」
「レオン…」その時…「うわぁぁぁぁぁ!!」レオンが突然叫んだ。頭を抱えて…
「おい!」「レオン!」全員がレオンの名を呼んだが…
レオンの脳裏には血だらけのナイフを持っていた少年…レオンが立っていた。
レオンが自分の大切な人を殺していく光景…それはあまりにも残酷だった…
「あ…ああ…」掠れた声でレオンは意識を手放し、倒れた。その直前でクレアがレオンを受け止めた。
その時…「へぇ…あんたがあの時の…」「誰だ!」いつの間にか女が立っていた。
「アレン、誰?」「知らない…俺は見たことがない」女は大声で笑った。「きゃはははははは!!そうだよねぇ?知らないわよねぇ?私は、長い間牢獄に入れられてたものぉ〜。でもぉ、あんた達は知らなくてもいいことがあるの!!」
そう叫んでアンナ達に攻撃してきた。一瞬の休息も許さない無慈悲な攻撃を…
「アハハハ!!楽しい!もっと血を魅せてよぉ!!私にその魅力的な血を!!」そう言ってクレアやミリア、リノ、フラン、レオンでもなくアンナに近づいた。
そしてアンナの両手を抑え、ナイフでアンナの片方の手を掠った。「いっ…」
その時、リノはアンナの前に立った。
「やめろ…!」リノは女に炎を放出した。
「大丈夫か…?」「うん…」震えた声で返事をした。リノはよりいっそう強く抱き締めた。
「一つ言うとぉ…宇宙警察の中に、宇宙の支配者のスパイがいるのよぉ。」「何だって!?」
「だって…そうしないと計画が進められないじゃなぁい?」その声は酷く冷たかった。
そしてレオンを見て「闇を抱えてるのねぇ?アハハっ!ヤグモ一族、案外殺すの楽だったよぉ〜?
私があの方に命じられてそこの男を操ってヤグモ一族を皆殺しにしたのぉ〜。楽しかったぁ〜!」
衝撃的な内容だった。誰もが予想していなかった。
レオンはあの攻撃の音で起きていて「なんで…」レオンは掠れた声で女に聞いた。「だって…楽しいんだもぉん。」
そう言った瞬間…女は攻撃してきた。




