アンナの母の説得
ひとまずアンナとクレアの故郷の火星へ行くことにした。アンナとクレアにとって久しぶりに家へ帰ることになる。
火星には一週間くらいはかかった。「お前にとっては久しぶりの星だよな?」リノがアンナに話しかけた。
「うん。と言うか…お母さんになんにも言わずに行っちゃったからさ…心配してると思う。」もちろん空の上
からだが。リノは「お前は」アンナは下を向いて「うん…お父さんがいたら良かったんだけどね」
リノは思わずアンナの方を見て謝った。「ごめん…」「ううん…」首を振った。そんな話をしていたら火星が
見えてきた。
アンナは久しぶりに家へ行った。ドアノブを回し、家の中へ入る。リビングには一つの遺影があった。
それはアンナの母、エレナの写真だった。「お母さん、ただいま」そう言い、目を閉じ手を合わせる。
そして、後ろを振り向き笑顔で語る。「えっとね…友達なんだ!右からリノとレオンとアレンとミリアと
フランさんだよ」アンナは真剣な顔で言う。「今、仲間が…レオンが大変なの。だから、宇宙警察の
許可は下りてないけどアンタレス星に行くね」それを最後に立ち上がった。
「アンナ!」レオンはアンナの部屋に入った。「レオン、どうしたの?」「…ごめん、俺のせいで」
俯く。アンナは笑った。「仲間のためだよ。当たり前じゃん」その何気ない言葉にレオンは救われたのだ。
いつも彼女に…。レオンは目を潤ませた。「だが、もし、危険な目に合うのなら俺が命を懸けてお前を
守る。いいな?」その真面目すぎる言葉にアンナは思わずクスッと笑ってしまった。「うん、ありがと」




