海の神の秘宝
そんな二人にリノが静止した。「だが…祈りは時間がかかる。他の方法を探さなきゃな」
「他の方法…」全員が考えていると…「失礼します」「フランさん!」フランが来た。
「貴方達がここに居ると聞きまして…」「海の神を探すのでしょう?」「あ、はい」
フランは微笑んで「案内します。着いてきてください」アンナ達は断ってはいけないと思いフランに着いていくことにした。
しばらくしてかつて海があった場所へ来た。
「えっと…ここ海があった…」フランはアンナ達に顔を向け「ここを歩くんですよ」「「ええ!?」」
「ちょ!?待ってください!ここ凄く広くて何キロあると思うんですか!?」
海はないが広かった為、どこまで行けばいいのかアンナ達は分からなかったのだ。
水もない為死ぬ場合もあるかもしれないのだ。
「大丈夫です。今、何らかの力が働いて太陽の力は弱まってしまっています。暑さも少ししか感じません…
だから死にはしません。」「太陽も…」フランは歩き始めていた。アンナ達も急いで追いかけた。
「あそこです。」フランの指さした方に建物があった。
よく目を凝らして見ると…「遺跡…?」「なんであんな所に…?」その疑問にフランは…
「はぁ…大昔にこの星の王が沈めてしまったのです。邪悪な物だと…今はただ建っているようにしか見えませんが…」「そんなことが…」
アンナ達は遺跡に足を進めた。
その時…突如行く手を阻むものがいた。
「なっ…!?あれは…ダークオクトパス…!この遺跡の守り人です!」「守り人…!?」「水がないのに動けるなんて…」
「今すぐ逃げます!」慌てた様子で言ったフランに…「無理だよ!」アンナが止めた。「ぇ…」「私達は…フランさん達の為に戦うって決めた!フランさんも海の神に言いたいことあるんでしょう!?
戦いたくないんでしょう!だったら…簡単に諦めないで!私達もいるから…」
アンナは大きな声でフランやクレア達にも聞こえるように言った。
「っ!…そう…ですね…諦めたらいけないですよね…」フランから光る粒が少し落ちた…
それはフランの涙だった。
「お願い…します…私達の…この星を救ってください…っ…」フランは涙を流しながらもアンナ達の顔を見て言った。
アンナ達は笑って…「当たり前ですよ」「やらなきゃ俺も一生引きずることになるんでね」「俺も後悔はしたくないし…救いたいんだ。」
一人一人の気持ちを聞いてフランは…「ありがとう…ございますっ…」まだ涙を流しながらも笑顔になった。
「その前に倒さなきゃいけないですけどね」「それじゃあ…行くよ!」そのかけ声でアンナ達のこの星での最初の戦いが始まった…




