海の神に加護をされていた星
「ここの近くに星全体が水の星があるはずです。」ミリアが言うにはそこの星には海の神…アンフィトリナ様の加護を受けている星があると言う。
「あれ…?確かここらへんのはずなんだけど…」ミリアは困っていた。青く美しい地球のような星だったの
に。「もしかして…あの星…?」「まさか…ちゃんと水が…」「宇宙の…支配者…?」目の前の星は水の青色が
なく…星全体が茶色に化した星だった…
一度アンナ達は宇宙船をその星に止めた。
「砂漠…」「水がなくなったらこんなにも荒れてしまうのか…」「とりあえず人を探そう」
アンナの言葉に頷いて手分けして探すこととなった。
アンナとクレアは街の中心部を、リノとレオンは北部を、ミリア南部と、西部と、東部を。
「一応人はいるみたいだけど」「うん。でも何かに怯えてる…?」見ると、誰もが恐怖の色を顔に滲ませてい
た。その時アンナが誰かとぶつかってしまった。
アンナは尻もちをついた。「いてて…」「大丈夫ですか?」「え?あ、はい」差し出された手を握り立ち上がった。男はアンナを見て驚いていた。
「見かけない顔ですね…」「私達、宇宙を旅してるんです。詳しい事情は他のところで言わないとまずいです
が」クレアが周りを見て話した。男はしばらく考えていた。そしてやっと口を開いた。
「分かりました。では来てください」アンナとクレアは男に着いて行った。
連れてかれたのは街の景色が一望できる所だった。
「改めて…私はフラン・リダウト。この星の神官です。」微笑んだ。「フランさん。私達は宇宙の支配者を倒
す為に来ました。」あの単語が出てきた瞬間フランは目を伏せた。「っ!…宇宙の支配者…私達も戦うことに
なるのですね…」その目からは悲しみが溢れていた。
フランはため息を一つついて「私達の星は海の神に加護されていることは知っていますよね?」「はい」
「実は加護なんて最初から受けていないんです…」「え…?」アンナは首を傾げた。「古くから祈れば海の神
が私達を助けてくれると信じられてきました。ですが…祈って目の前に現れても自分達で何とかしなさいとお
っしゃり姿を消してしまうのです。そのことでなんにもの命が失われたことか…」「助けてくれなかったんで
すね」フランは黙って頷いた。「それ以来私達は海の神を信じなくなってしまったのです…神官である私でさ
えも…」フランでさえも信じられない意味がよく分かった。すると、フランはアンナにたずねた。「宇宙の支
配者は何故私達を襲撃してくるのでしょうか」アンナにも、クレアにも分からない。「分からないんです。そ
れが…」「そうですか…」ふと、フランは疑問を持った。「それで貴方達は宇宙の支配者の襲撃から逃れたん
ですか?ユニバースを持ってないとなると…」逃れられたと言うことはそれこそ奇跡だった。
二人は顔を見合わせて「実は私達…ユニバースを持ってるんです」「…ええ!?」フランはかなり驚いてい
た。「あ、貴方達が!?」「すいません。驚かせてしまって…」フランも謝った。「いえ…」「私達もこの星
を守る為に戦います」アンナは言う。「ありがとう…」フランは二人に感謝の気持ちを込めてお礼を言った。




