レオン対ソウラ
「お前…その瞳…」その場にいる全員が唖然としていた。
「それが貴方の本当の姿ですか。良いでしょう…ですが私には敵いませんよ」
ソウラはレオンに剣を向けた。レオンはそれを避けた。
ソウラは次々と攻撃をしてくる。「ずっと避けていては私を倒せませんよ」「どうだか…」
レオンは避け続けていたが…ソウラに隙きがないかずっと見ていた。
見ていても中々見つからなかった。「貴方はヤグモ一族を知っていますよね?」「ヤグモ一族…?何だ?」
ヤグモ一族などレオンは聞いたことがなかった。ましてやこの宇宙に存在しているかというぐらいに知らなかった。
「…記憶に無いんですね」「無駄話してると…」レオンはソウラの左手を見て剣を振った。
ソウラは驚くことしか出来なかった。さっきまで互角に戦っていた者が自分の隙きを見て自分に一撃加えたのだ。
ソウラはわざと攻撃を受けた。ソウラの体は後ろの方へ吹っ飛んだ。
砂風が舞った。
「やった…か…?」レオンが息を切らしながら言うと…「流石…ですね…」
ソウラが立った。そして、数本の剣を周りに出した。「死になさい」ミリアに向けて放った。
「ミリア!」目を閉じた。鈍い音がして、目を開けるとそこには三、四本の剣に刺され立っていたエミル
がいた。が、すぐに倒れてしまった。「お兄ちゃん!」ミリアはすぐさま駆け寄った。エミルの血は地面へ
広がっていく。「…ミリア、最後にお前を守れて…良かった…」エミルは微笑んだ。「最後じゃない!もっと
一緒に…」ミリアの目から大粒の涙が流れる。「俺の分まで…生きて…く…れ…」その言葉を最後にゆっくり
目を閉じた。「やだ、やだやだやだ!…あああああ!!」ミリアは悲しみのあまり泣き叫んだ。狂った
様に…。その姿を見てアンナは目を伏せた。守れなかったのだ、ミリアの大切な家族を。この先もこうなる
ことがあってしまうのだろうか、人を救えないということが。いや、あってはならない。だからこそ、
もっと力をつけなければいけない。もう二度とこんなことを起こさないために…。




