闇の知
ウィーンムーン王国 客室
「え、え~と…きっと世の殿方はなんとしても貴方を欲しがるでしょうね。」(笑顔)
「ワーヤッター」(涙目)
「何を言ってるんですか!前の姿も良かったですが、今の姿は神石をこれでもかと加工して神も驚くくらいの美しさを持った美少女ですよ!とにかくお姿を見てください!」
驚いただが、それはメイドさんが空間から姿見を取り出した所ではなく、姿見に映った自分の姿だ。そこに映っていた美少女はまるで曇り空からさす、太陽の光のように煌めく曇り空の色に金色の目を持つスタイル抜群の絶世の美少女だ。
「どうしようメイドさん、」
「私はレインといいます。どうしましたか?」
「奴から逃げないと、や、やられる!」
その時、遥の中に能力の詳細と闇の極性の一部が発動した。その能力の名は『闇の極知』効果は認識している人やものについて五割知ることが出来るとゆうもの。そして、遥が知ったものは、
「まだ間に合います!今すぐ、城内にいる魔族側の人達を逃がしてください!」
「!?わ、分かりました。『コール』全員に告ぐ今すぐ撤退せよ。」
レインは耳たぶの後ろに指をあてそう言った
「レインも急いで!」
「いえ、私はまだ完全に魔族側ではないのでいいです。それより、何があったんですか?」
「このあと、連れて行かれる部屋で、魔族側の人達が殺される計画が何故か頭に入ってきたので。」
「そうですか…それは闇の極性ですか?」
コクリと頷いた。
「ありがとう御座います。こちらも全員の撤退が終わったのでもう安心ですね。では、行きましょう。」
二人は部屋を出た。