バレた
ウィーンムーン王国 客室
「こちらが、信藤様が過ごしていただく部屋です。…あの、どうかしましたか?」
──ただいまメイドさんに部屋へ案内してもらったのだが、今かなり混乱している
数十分前
「では、皆さん終わりましたね。これから─
「姫様ちょっと、」
「あー、はいはい」
兵士と姫様が何やら話している。内容は聞こえてこないが、何か険しい顔している
「(?何で誰もしゃべらないんだ?混乱しているにしては余りにも冷静すぎる。)」
クラスメイト達は何故かおとなしい。此処に来たばかりのテンションは何処行った?
「…もしかしてきずいた?」
「ひゃぅっ」
突然神奈川に話し掛けられた!ヤバイ、変な声でた。
「かわいい。やっぱり、君女の子?」
「ち、違いますね。今のは驚いただけです。」
「そう、もし女の子だったら…いや、何でもない。」
何されるんだ。
「大丈夫、ロウソクは使わないよ。おっと、話しがずれたね忘れて。戻すけど、おかしいよね。あのおしゃべりの吉川もしゃべらないし、まるで魔法みたいだ。」
確かに、吉川がしゃべらないんだ何かあるに違いない。
「では皆さん、これからメイド達に部屋へ案内させます。何かあったら、そちらに聞いてください。」
人数分のメイドさん達が入って来た。
「どうぞご案内いたします。」
時は戻り
部屋の内装は、シンプルだ。一様トイレとお風呂があるから大丈夫だけど、色々警戒しなければいけない。
「ここでしばらくお待ちください。」
メイドさんは出て行った。
「…さて、ふー疲れたー。まさかマジな異世界転移とは。ただでさえ男装しているのに、これ以上何をさせたいんだ。」
ガタン
おっと誰か来たようだ。
ドアを開けると目の前に、なろう系予備軍(主人公)がいた。
「あ、あの…」
主人公は動揺しながら
「だ、大丈夫!君の秘密は守るから!」
「」⇦絶望
主人公は走ってどこかに行った。
や、ヤバイ!