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ナギの友達 樹目線

ま、また日刊ランキング1位!

ありがたや~

なのに短めで、ごめんなさい。

 学校でナギに会えた!

 テンションが上がって格好つけてジュースを奢ろうといくつか買って見せたらフリーズされた。

 ナギの友達もどうぞって言ったら受け取ってもらえたがお金を払おうとされてしまった。

 格好つかないな~なんて思ってたらナギの友達に面かせって言われた。

 若干怯えて付いていくと、学食の近くの空き教室に連れ込まれ壁ドンされた。

 

「アンタ、傷心の渚にちょっかい出してどういうつもり?」

「………そのままのつもりだけど?」

「遊びでちょっかい出して欲しくないんだけど」


 遊び?

 冗談じゃない。


「本気だよ。俺はナギの隣を手に入れたい」

「昨日会ったばかりだよね?」

「不思議だよね。俺もこんな気持ちはじめてだからなんて言ったら良いか解んないけど………ナギが好きだよ」


 俺の言葉を聞き、ナギの友達は鼻をフンっと鳴らすと言った。

 

「なら良いよ。協力してあげる。私ともう一人は味方だと思って良いよ」

「………良いの?」

「本気なら良いよ。その代わり、渚は手強いから私達が仲間になったからって上手く行くか解んないけどね」


 ナギの友達はニヤリと口元をつり上げた。


「渚の良さに気が付くなんてアンタなかなか良い男じゃん」

「………そうでもないよ」

「昨日の糞野郎にくらべたら天と地ぐらいの差で良い男だよ」

「………その男ぶん殴りたいんだけど誰だか教えてくれる?」

「渚は喜ばないよ」


 まあ、優しいナギならそうかも知れない。


「アンタさ、結構人間らしいとこあるんだね」

「はぁ?」

「何て言うか、もっとつまんない奴だと思ってたんだよね」

「………つまんない奴だよ」

「いや、面白いよ」


 ナギの友達は、話は終わったとばかりに空き教室から出て行った。

 それを追いかけると、ナギの友達は振り返って言った。


「私も友里亜も彼氏居るから余計な出会いとか作んないでよ」

「………大丈夫、ろくな知り合い居ないから頼まれても断るよ。ナギに嫌われたくないしね」


 ナギの友達は満足そうに笑った。






 学食に戻れば俺の友達の彰太がナギを口説こうとしていたと聞いて殺そうと決めた。

 ナギの友達二人はナギが大好きらしくてなんだか羨ましい。

 微笑ましいやり取りをしていて思わず顔がゆるむ。

 そんなやり取りは、俺の知らないナギの情報が盛り込まれていて俺は思わずフリーズしてしまった。

 一つはナギが料理上手だってこと。

 俺もナギの作った料理食べたいです!

 もう一つはナギの胸がでかいってこと。

 制服ではあまり解らないが、着痩せするタイプなのだろう………ヤバイ!意識しちゃうから!

 俺はおかずを友達にわけるって言ってたナギに自分の昼飯のパンを一つプレゼントした。

 さっきあげたジュースもナギは烏龍茶を選んでたから甘くないやつにした。

 足りるのか心配されたが沢山有るから大丈夫だ。

 ナギにプレゼント出来ただけで言い表せない何かが満たされている感じがしてる。

 ナギ達が去っていくのを見つめていると後ろから突然腕を掴まれた。

 

「さっきの何なの?」


 腕を掴んだのは若島だった。

 居たんだ。


「別に」

「さっきの子達と仲良さそうにしてたじゃん!」

「………まあ、仲良くなったからな。お前には関係なくない?」


 若島は顔を真っ赤にしてもう良い!と叫んで去って行った。

 おお、自分から若島が離れていくなんて珍しい。


「良いのか~キラリちゃん激オコだぞ!」

「だから?」

「彼女なんだろ?優しくしてやれよ」

「はあ?付き合ってねえよ」

「えっ?」

「マジ勘弁してくれよ」

「………じゃあ、俺がキラリちゃん狙っても良いのか?」


 彰太は真剣な顔で俺を見つめた。


「むしろ、引き取ってくれ」


 頼むって言いたいのはグッと我慢した。


「本当に狙っちゃうぞ!」

「頑張れ!応援してる」

「………」


 彰太は納得していないようだったが、若島を追いかけることにしたようだ。

 若島が向かった方に走っていった彰太を見つめて俺は二人が上手くいきますように!っと祈らずにはいられなかった。


11月14日、日刊ランキング………

ありがたいです!

幸せです。

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