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化ケ物殺シ  作者: 神楽あゆむ
第一章「出会い」
1/1

始まりノ時

あれは15年前。

突然の出来事だった。


どこぞのオヤジの首から先を何者かが引きちぎるのを見た。


そこから先はあまり覚えていない。


唯一鮮明に目に焼き付いて離れないのは兄があの場所に居て、最悪の殺戮現場だったと言うこと。


殺人現場では無い、殺戮現場だ。




時は流れ、今は長閑な田舎暮らしと言っても、婆ちゃんの家に転がり込んでいる。


あ、俺が誰かって?


名前は「紅葉」。

もみじじゃないぞ?こうような!


女みたいな名前なのには理由があるんだが、それはまだ言えないんだ。


「こーちゃん、誰と話してるの?」


あーコイツは幼なじみの泣き虫「早苗」、腐れ縁ってやつだな。


「いや、独り言、気にするな。ってか人ん家に勝手に上がって来るなよ


田舎だから鍵をする習慣が無いから誰でも入ってくる。


「だって、こーちゃんがこの本欲しいって言ったから持ってきたんだもん」


剣術入門。


「あ、サンキュー。帰っていいぞ。」


俺は、本を受け取り部屋の奥に入って行った。


もちろん早苗はすんなり帰る訳もなく、婆ちゃんのお手伝いをしていた。


そんな平和で長閑な時間が崩れ去る事は、今の時点で誰も気づくはずもなかった。


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