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書く習慣まとめ

お題「忘れられない、いつまでも」

作者: コトノハ
掲載日:2026/05/09

拾い上げた、たかが1枚のシラバス。

ぐしゃぐしゃだが、まだ辛うじて字を読むことができる。

授業内容、配点、書き連ねられているのはかつての教師たちの苗字だ。


口うるさい担任と、つまらなかった授業、出し損ねた課題。

私は随分と不真面目な生徒だった。

案の定赤点で追試で、特別指導を受けた。

そのとき改めて教わると案外分かりやすくて、私は拍子抜けしたものだった。

改めて聞くと案外優しい声だと思った。


友人は笑い飛ばした。

本気で馬鹿にしてくれたが、だからこそ私も笑っていられたのかもしれなかった。

アイツは賢かった。

私より何倍も優秀で世渡り上手で気の利くやつであった。

黒髪が滲んで、もう顔も思い出せない。


不意に烏が鳴く。

この惨状のどこに住処があるのだろうか。

あるいは、その鳴き声が喪った証明なのか。

君の家族は無事だったか。


手元の物をよく見ると、ちょうど半分で破れている。


あぁ、片割れを探そうか。

もうこれに価値は無いが。

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