-序章-
狭間の世界で、の外伝です。
本作品は、本編狭間の世界でを読了した方のみご覧下さい。
なんのこっちゃ分からないと思うので。
序章は会話のみとなります。
「いらっしゃいませ!・・・って、あ、お久しぶりです」
「ええ、お久しぶり。相変わらず可愛いわね。元気そうで何より」
「ねえー、鏡。ちょっと来てー!」
「あのなあ、桜花。ここではマスターってよ・・・」
「久しぶりね、夜叉の処刑者」
「その呼び方はちょっとやめて欲しいんですけど・・・。えと、二名様ですか?」
「ええ」
「けど、本当に久しぶりですねえ。何年振りでしたっけ?」
「十年くらいかしら」
「いや、何歳のときにこの人たちと関わったんだよ」
「何よ、少しボケただけじゃない」
「いっっつ!!!つ、抓るな!!あと、ボクの背中に何か当たってるんですけど!!??」
「あててんのよ」
「「恋人?」」
「そこ!ダンナ言うな!!」
「しかし、あの『凍結の魔女』に恋人が出来るとは」
「・・・何よ、悪い?」
「何も悪いとは言ってませんよ。それはそうと、何で急に?」
「たまたま仕事で近くまで来たからというのもあるけど。この店のことも教えたかったしね」
「彼に?」
「そ、色々あるでしょ?ここには」
「まあ、そうですね」
「あら、お客さんみたいよ」
「桜花、頼む。裏のほうで」
「はーい」
「裏?」
「関係者専用。ある程度顔は覚えているので、関係者だったら分かるようにってことです」
「なるほど」
「いらっしゃいませ。ようこそ『狭間の世界』へ」
はい、何をとち狂ったか書き始めました。外伝。まあ、番外編で短編集。説明といったらこれくらいですね。
しかもいきなり会話だけですよ。しかもちょっちネタバレもあったりと。すみません。なんか、これだけでも書きたくなりまして。で、書いたらのせたくなりまして。
えー、書き始めたこの外伝ですが、更新はかなり不定期になります。しかもいきなり完結する可能性あり。作者の気分しだいです。話が途中で終わるってことは無いと思いますが、区切りがついたらそこで完結させるかもしれません。
なお、本編が完結するまではあまり更新しません。しても一話か、二話くらい。
そんな感じで進みますが、どうかよろしくお願いします。
では、また次回。