司るものを決めました。
前回のあらすじ
1,神についての説明を受けた。
2,自分の適正に合わせてランダムに決めることにした。
では、続きです!
華香は何を司るのかな?
「うわ、うっわ!そう来たか!面白い!というか強!」
ん…何でしょうか…意識が浮上します。眠いですね。体に違和感が少しあります。
「お、起きた?」
「んーっはい。起きました。身体に多少の違和感がありますが。それと、少し眠いですね」
「んー?あぁ、そっか、身体の違和感は肉体が精神に合わせて作り変えられたからだね。眠いのは気のせい」
「なるほど、そうでしたか。ところで、私は何の神になったんですか?」
「ふふっそれはね!何と《時空と裁定の神》だったよ」
「おや。それは当たりですかね?」
「当たりだね!時空は強く望んだからと、元々適性があったからで、裁定は…心当たりはある?なんか凄く適正が高いんだけど。《記録》も高いけど僅差で裁定だったね」
「裁定ですか…前世で裁判所書記官をしていたからですかね?それ以外の心当たりは特にないです」
気になったのですが、なんの適性が高いのか分かるんですかね?
「ああ、多分それだね。その不思議そうにしているのは、適性の高さを知っているのはなんでかって話かな?それなら、結果を視たら分かるだけなんだけど」
「あ、はい。それです、そうなんですか」
「そうなのよー。ハイ、これ鏡ね。どうぞ。それから〜貴女の名前は何にしようかしら?」
「あ、ありがとうございます。すっごい綺麗な顔していますね。これが私ですか。あの、感情とか弄っていたりしますか?起伏がほぼ無いのですが。あと名前は綺麗なものを出来れば」
「んー?ああ、言ってなかった?ヘタにキレられてエルフや獣人の子達を巻き込んでもらいたくないから、喜怒哀楽の怒は弄ったわ。あと哀もね」
「なるほど。そこまで沸点が低いとも思っていませんが、事故は減らすべきでしょうね。ありがとうございます」
「うん。名前ねーどうしよっか。時空…裁定…仕事が世界を守ること…星と守護で…いや、
星でいいかな…よし!君の名前はアステールね!」
「…アステール…アステール…うん、わかりました。そろそろ行こうかと思います。最後に、色々と知識を詰め込んでくれませんか?この身体の頭なら圧に耐えられないことも無いと思いますので。お願いします。ありがとうございました」
「ん。わかった。じゃあ、アステールには、私の司る《創造》の力を少し分けてあげましょう。あ、お金も持たせておくね」
シュテル様は姿勢を正し、真面目な顔になって言う。
「貴女には期待をしています。決してその力に溺れることがないように祈っておきますよ」
そこまで言うと、私の意識は暗転した。
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