王宮魔法師長の名は伊達では無かったようです。
投稿です。
タイトル通り、王宮魔法師長のお爺さんは目利きが出来たようですね?
移動した先は地下室でした。訓練場…ですかね?
まあ、いいです。出しましょう。
ポイっと。
「お主…本当に民間人かの?このサイズの瘴気岩をなんでもないように保管し続けるとは…ワシの師匠でも無理じゃったぞ?…いや、その年で精神生命体へと至ったワシ以上の逸材じゃ。貴族であった可能性も大いにあるが、民間人でも可能性はあるのぉ」
「いえいえ、そこまで評価して頂いて申し訳無いのですが、私は民間人でしたよ。もう人族では無いので、身分なんて当てはまらないですけれど」
「ああ……そうだったな。人間じゃないから身分なんて気にしないのか」
「ええ。まあそうですけど、尊敬すべき賢人は、敬いますよ。エルフの先祖返りとはいえ、人間の身でありながらエルフの大多数すらも超える魔力量を持ち、月神の慈愛を受けている人間がいたとは…驚きましたよ」
「そんなに驚いたようには見えなかったがのう…いつから気づいておった?」
「会った時から、ですね?ああ…話が逸れてしまいました。それで、あなたはコレにいくらの値をつけますか?」
「難しいところじゃな。このサイズに、含まれている瘴気の量。しかも最高位不死魔物発生による瘴気岩という変則的事態。値が付けにくいったらありゃしないのう。まあ、ワシが付ける値としては、大金貨10枚と金貨60枚かのう。これでお眼鏡に叶うといいのじゃが。」
「な?!大金貨10枚って、そんなにか?!」
「おや、随分良い値がしますすね?ギルドマスターは驚いたようですが、あの気難しいと噂の月神に慈愛を与えられる程だ、という事でしょうか。」
「月神様は気難しいのかの?そのような話は聞いた事が無いが…まあ良い。で?お眼鏡には叶ったかの?」
「勿論、素晴らしいです。一発でこう…良いラインを攻めて来るとは、驚きました。」
「許容範囲はどの辺だったのかの?」
「知りたいんですか?それはですね、大金貨9枚と金貨80枚から、大金貨11枚と金貨40枚、といったところですね。」
「ふむふむ。それは重畳。良かったわい。では、支払いと受け渡しじゃな。それは王宮でやろうか。ところで、死霊殲滅戦には参加するのかの?」
「参加するつもりですよ。せっかくギルドカードにはSSSランクと記されているのですから、ね。」
「それは良い。すぐに終わりそうじゃの。精霊達もお主がおると喜ぶわい。」
…そうなんですかね?その割には一度も姿を見せていませんが。一度あの神域モドキで精霊達に姿を見せてもらいましょうか。
まあ、それは後で。先にあの神域の固定をするべきでしょう。やり方を聞いておくべきでしたね…後で聞きましょう。
「取り敢えず、書類作っておくか。騎士団にも手伝って貰わねぇといけないからなぁ。書類作るの苦手なんだが…」
「仕方なかろう。どうせなら手伝ってやろうかの?」
「いやいや、ダメでしょう。公爵も国へ連絡して話通しておいてくださいよ」
「わかったわい。では、ワシは帰ることにするかのう」
「あら、お帰りに?では、私も準備などを致しましょうかね?」
「そうするとええじゃろうな。まあ、何か準備する物が有るのかと聞きたいところじゃが」
「まあ、色々とあるんですよ。用事と、調べる…というか、聞きたいことも出来たので、ここは1度お暇しようかと」
「聞きたいこと?」
「ええ。まあ、私は行きますよ。では、また」
「行っちまった…」
「マイペースじゃのう…」
「そうですな」
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