女神様は鬼畜だったようです。
内容的にはタイトル通り。
さて…ここでのポイントは、〈私の言葉の意味をどう取るか〉です。私は〈適正価格でいい〉と言い、さらに〈小石ぐらいのサイズで金貨1枚〉ほどだと正しい認識を持っていることを示し、〈目利きに任せる〉とも言いました。これによって暗に適当な誤魔化しは無駄だと伝え、相手方を試す姿勢を取りました。
これは馬鹿正直に[貴方を試す]と言えば、相手は国の重鎮の公爵です。いくら人族を外れた精神生命体であっても、不敬だとギルドに圧力をかけることも出来るでしょう。――まあ、最終手段でしょうが。なにしろ私は精神生命体を名乗っており、ギルドカードもそう記載しているのです。キレたら大惨事だと分かっているでしょうし、やらなそうですね。
ただ、暗に示す程度なら許される。実際に言っていた訳でもないのに、訴えては消されても文句は言えないでしょう。何度も言いますが、私は精神生命体。人族の身分を外れた存在なのです。彼らも私が自分達よりも強いことはわかっているでしょう。そうでなければ許されない。王宮魔法師長とギルドマスターという地位に座っている以上は、実力者でなければ許されないのです。
ちなみに、精神生命体になって明かされる世界の真理とは、《人間のせいで世界が滅ぼされかけている》というあの事実が含まれます。それと同時に人間に対する本能的な嫌悪感が植え付けられるので、大抵は人間嫌いになります。
では、話を戻して。平常時には普通に〈小石サイズの値段×質量倍〉というような計算でいいのですが…現在は異常で、非常事態の証拠という付加価値が付きます。値を上げざるおえないでしょう。実際高価にすべきです。
しかし、ここでの見極めが大事なのです。高すぎても低すぎても目利きが上手ではない、という様なもの。
どう出るのでしょうか?私は前世で裁判所勤めをし、現在は裁定の神をやっています。ついでに言うと、最高裁判所に勤めさせて頂いておりましたからね、こういった言葉遊びは大好きでした。
傍から見れば部外者のように。取った言質を利用し尽くし、無駄にみえる言葉すらも武器として。私が望む結果へと誘導する。
『生真面目な猫を被った鬼畜外道』これが親友からの評価だった私の遊び。公爵様も楽しんでくれるのでしょう?
悩んだサブタイトル
女神様のお腹の中は真っ黒でした。
かなり頭の良かった華香さんは、女神になった影響で、さらに頭が良くなりました。
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