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一体契約のテイマーと十三番窓口(本編・番外編)

一夜三件 ――眠そうな学園生と十三番窓口の、ある夜のこと

掲載日:2026/09/14

お読みいただきありがとうございます。


連載中の「一体契約のテイマーと十三番窓口」の番外編です。本編を読んでいなくても、この一話だけで読めます。時期でいうと、本編の第6話から第8話のあいだの出来事です。

「――アルクス。起きろ。三度目だ」

 教官の声で、リオは顔を上げた。

 午後の教室。窓から入る春の光が、机の上でぬるくなっている。前の席のセナが振り向いて呆れた顔をした。隣のカイルは、笑いを噛み殺している。

「……起きてます」

「今、起きたんだろう」

 否定はしなかった。事実だったからだ。

 アルフェン高等技能院。王都で一番の名門校で、テイマー科の推薦生リオ・アルクスは、今日も居眠りで教官に目を付けられていた。

 推薦生、というのは肩書きだけではない。テイマー科の推薦生は入試を免除される代わりに、入学の時点で「一芸」を持っていることが条件になる。剣術科なら剣。魔法科なら術。テイマー科なら、魔物を従える腕。

 だからテイマー科の推薦生は、たいてい自慢の相棒を一体は連れて入学してくる。

 リオは連れていない。

 一体も、いない。

「アルクス。実技だ。今日こそ何か連れてこい」

「……そのうち、連れてきます」

「その『そのうち』が、入学からずっと続いてるんだが」

 教室に小さな笑いが起きた。悪意のある笑いではない。みんな、もう慣れている。手ぶらの推薦生。テイマーなのに魔物を一体も連れていない、少し変わったやつ。それが、この教室でのリオの立ち位置だった。

 放課後、カイルが肩に腕を回してきた。

「なあ。お前、今日もバイトか」

「多分」

「多分ってなんだよ。……なあ、いっぺん聞きたかったんだけどよ。お前、なんで魔物、連れてねえの。推薦で入ったんだろ?」

「……連れられないんだ」

「連れられない」

「一度に、一体しか契約できない。それが、俺の体質でさ」

 カイルは少し考える顔をした。考えて、あっさり言った。

「一体いりゃ、いいじゃねえか」

「……そうなんだけどな」

 一体いればいい。その通りではある。だが、その一体をリオは学園には連れてこない。連れてこられない事情が、リオの夜の側にある。

 それをカイルはまだ知らない。教室の誰も知らない。


     ◇


 夕方、学園の裏門を出たところで頭上から羽音がした。

 鳩である。

 灰色の、どこにでもいる街の鳩。それがリオの肩に降りて、脚に結んだ小さな紙筒をくちばしで差し出した。

「……ありがとう」

 リオが紙筒を外すと、鳩は一度だけ首を傾げて夕空へ飛び去った。

 紙には几帳面な字でたった一行。

 ――今夜、三件。日暮れに来い。

 署名はない。この字を書く人は、王都に一人しかいないので、要らない。

 リオは紙を畳んで、ポケットに入れた。

 これが、リオの「バイト」である。

 王都の西三番街、その裏路地の突き当たり。真鍮の小さな板に「13」とだけ彫られた戸口。

 十三番窓口。

 表向きは何の看板もない。裏ではこう呼ばれている。表に出せない厄介ごとを、静かに片付ける相談所。人の斡旋はしない。仕事は請ける。名前は売らない。それがこの窓口の決まりだった。

 リオは、その窓口の下働きをしている。

 昼は居眠りの学園生。夜は、裏路地の窓口の下働き。

「――遅いぞ」

 戸を開けると、燭台の灯りの向こうで机に肘をついた男が言った。

 グラント。この窓口の主任である。几帳面な字の主で、帳面と算盤と湯呑みが机の上の全てだった。年の頃は五十前。腕組みが似合う、いつも少し不機嫌そうな顔。

「日暮れ、って書いてあったので」

「日暮れの、少し前が日暮れだ。……座れ。今夜は忙しい」

 帳場の隅の、いつもの席に座る。

 厨房の方から、鍋の匂いがした。薬草の匂いも、どこかから混ざってくる。この帳場には、グラント以外にも人がいる。

 番号を持った人たち、と呼ばれている。

 一番から十番まで。表の顔は、街の名士だったり、工房の親方だったり、劇場の座長だったりする。裏の顔は、それぞれの道の化け物である。声ひとつで千人を泣かせる人がいる。開かない扉を必ず開ける人がいる。毒を味見で見分ける料理人がいる。腕っ節で剣聖を崩した人がいる。そういう人たちが、夜の街のあちこちで番号を背負って仕事をしている。

 主任のグラントは、その一番。帳の主と呼ばれている。

 リオはまだ番号を持っていない。

 持っていないから、下働きをしている。番号を持った人たちの仕事を時々手伝う。それだけである。

「三件だ。全部、今夜のうちに片付ける。順に言うぞ」

 グラントは帳面を開いた。

「一件目。東の市場裏の路地で、婆さんが指輪を落とした。亭主の形見だ。日暮れ前に憲兵が探したが、見つからん。路地は狭くて暗い。……お前なら、見つけられるな」

「多分、なんとかします」

「二件目。北の橋で、荷馬車の馬が暴れて動かねえ。橋を塞いで、もう二刻になる。御者がどうにもできん。馬は、ウォーホースだ。魔物馬だぞ」

「……大きいですね」

「三件目は、まだ分からん。西門の衛兵から、妙な報せが入ってる。壁の外の畑に、でかいのが出たとか出ないとか。詳しいのは、後で入る」

 グラントは帳面を閉じた。

「一件目と二件目は、急げば間に合う。三件目は、二件目の後に、様子を見に行け。……分かってるな。結んだら、次の前に解け。順番を、間違えるな」

「はい」

 リオは覆面を顔に着けた。

 最近、窓口の仕事では覆面を着けるようになった。学園の知り合いに万が一見つかっても大丈夫なように、と主任が用意させたものである。覆面ができる前は素顔でやっていて、それで困ったことは一度もないのだが、用意されたからには着ける。声を変える布も、覆面とひと揃いだった。

 燭台の灯りの中で、覆面の少年が立ち上がった。

「行ってきます」

「三件、全部だぞ」

「全部、やります」


     ◇


 東の市場の裏路地は、日が落ちると本当に暗い。

 建物の間の細い道に、生ゴミの匂いと猫の匂いがこもっている。老婆は、路地の入口で手提げを抱えて震えていた。

「……あの。あなたが」

「窓口の者です。指輪を、探しに来ました」

 覆面の少年に老婆は一瞬怯えて、震える声で言った。

「この路地で……籠を落として。中身を拾って、家に帰ったら、指輪がなくて。亭主の……」

「分かりました。少し、待っていてください」

 リオは路地の奥に一歩入った。

 暗い。憲兵が松明で探したという跡はあるが、松明では路地の隙間までは照らせない。

 だが、路地には路地の目がある。

 リオは目を閉じた。

 見えない糸を、一本そっと伸ばす。

 テイマーの糸である。魔物と契約を結ぶための糸だが、リオの糸は少し違う。契約を結ばなくても、ただ触れるだけで獣と話ができる。命令はできない。頼めるだけ。

 屋根の上に猫が一匹いた。

 ――こんばんは。

 猫は屋根の縁からこちらを見た。

 ――なんだ、人間。

 ――探し物をしてる。小さい、金色の輪。今日の夕方、この路地で落ちた。

 ――知らん。

 ――君じゃなくていい。この路地の猫で、見た子はいないか。

 猫はしばらく黙っていた。それから、屋根の向こうへ一声鳴いた。

 応えるように、あちこちから鳴き声が返ってきた。

 路地の猫は、一匹ではなかった。屋根の上、樽の陰壁の隙間。路地の暗がりには、路地の数だけ猫がいて、猫の数だけ目がある。

 やがて、一匹の小さな三毛が樽の陰から出てきた。

 ――光るもの。あの隙間。転がった。

 三毛が、壁と壁の間の指も入らないような隙間を鼻で示した。

 リオはしゃがんで隙間を覗いた。

 奥に小さく光るものがあった。

 指は届かない。だが、三毛の前足なら届く。

 ――取ってくれるか。

 ――いいけど。お前、変な人間だな。

 三毛は隙間に前足を突っ込んで、二度、三度、掻いた。

 かちん、と小さな音がして、金の指輪が路地の石畳に転がり出た。

 リオはそれを拾い上げて、ポケットから干し魚を一切れ出して三毛の前に置いた。

 ――借りは、その場で返す主義なんだ。

 ――……ありがとよ。

 三毛は干し魚をくわえて樽の陰に消えた。

 路地の入口で、老婆が指輪を受け取って声もなく泣いた。

 リオは何も言わなかった。言うことはなかった。

 一件目。契約は結んでいない。頼んだだけだ。

 頼むだけで済む仕事なら、契約は要らない。結んで解けばいいだけの話ではあるが、結ぶ手間は軽くないし、獣の側にも負担がある。頼めるものは頼む。それがリオのやり方だった。


     ◇


 北の橋は、遠くからでも様子がおかしいのが分かった。

 橋の真ん中に、荷馬車が一台斜めに止まっている。その前で、大きな影が前脚で石畳を掻いていた。

 ウォーホース。

 魔物馬である。普通の馬より一回り大きく、蹄は鉄より硬い。荷を引かせれば普通の馬の三倍働くが、気性が荒く、手綱を握るのは熟練の御者に限る。その御者が、橋の欄干にしがみついて震えていた。

「……もう、駄目だ。二刻も、こうだ。手綱を引けば暴れる。放せば橋の真ん中で動かん。憲兵は槍を持ち出すって言い出すし……」

「槍は、やめてください」

 リオは覆面越しに言った。

「馬が暴れてる理由を、まだ誰も聞いてないでしょう」

「聞くって……馬に?」

「はい」

 御者は、覆面の少年を正気を疑う目で見た。

 リオは橋の真ん中へ歩いた。

 ウォーホースが、こちらを向いた。鼻から、白い息を吹く。前脚が石畳を掻く。目が血走っている。

 一件目の猫とは、違う。頼むだけでは、この馬は聞かない。怯えて、荒れて話が届く状態ではない。

 だから、結ぶ。

 リオは足を止めた。

 糸を太く撚った。一本の、太い線。契約の線である。

 その端を馬の心の前にそっと置いた。

 結ばない。受けるかどうかは、そちらが決める。

 ウォーホースは、線を見た。見て、鼻を鳴らして咥えた。

 どん、と胸に重さが来た。

 契約が結ばれた。

 同時に流れ込んでくる。この馬の、二刻ぶんの恐怖が。

 ――火。

 橋の向こうの街灯。日暮れに点いた、油の火。その油の匂い。

 この馬は、昔、厩の火事で仲間を失っている。油の匂いと揺れる火。それが橋の向こうに並んでいる。だから、渡れない。渡れないのに、後ろには荷車。動けない。動けないから、暴れる。

 御者が知らない理由が、糸の向こうに全部あった。

 ――分かった。

 リオは糸の向こうへ言った。

 ――火は、渡らない。橋を、戻る。それでいい。

 馬の前脚が止まった。

 リオは御者を振り返った。

「橋の向こうの街灯を、五つ、消してもらえますか。それから、荷車を後ろへ。……この馬は、火が怖いんです。油の火が」

「火……」

「昔、厩で火事に遭ってます。誰も、聞かなかっただけで」

 御者は口を開けたまま、しばらく動かなかった。

 動かなかった後で、走った。橋の向こうへ街灯を消しに。

 五つの火が消えると、ウォーホースはゆっくりと前脚を下ろした。

 リオは馬の首筋に掌を置いた。

 ――もう、いい。

 そして、糸をほどいた。

 契約を、解いた。

 ウォーホースが、不思議そうにこちらを見た。結んだと思ったら、もう解かれた。そういう顔をしている。

 ――次があるんだ。……ありがとう。

 契約は、一度に一体。

 この馬と結んだままでは、三件目に行けない。だから、解く。結んで、聞いて片付けて返す。

 その繰り返しが、リオの夜の仕事になる。

 橋の欄干で、御者が呆然と呟いた。

「……あんた、今、馬と……」

「聞きましたよ。……テイマーですから」

 当然のことを言った顔で、リオは橋を後にした。御者にとっては、当然ではなかったらしい。


     ◇


 西門に着いた時には、月が高かった。

 門の外の畑に、衛兵の松明が十ばかり並んでいる。その真ん中で隊長らしい男が、怒鳴っていた。

「――囲め! 畑から出すな! 槍を、構えろ!」

 松明の輪の中にいた。

 大猪である。

 肩の高さが人の胸ほど。牙は腕ほど。灰色の毛を逆立てて、畑の畝を踏み荒らしながら松明の輪を睨んでいる。

 グレートボア。山の魔物で、本来なら王都の壁の外に出てくることのない大型が、なぜか畑に迷い込み、衛兵に囲まれて退路を失っていた。

「……窓口の者です」

 リオが声を掛けると、隊長が振り向いた。覆面の少年を見て眉をひそめる。

「窓口? ああ、あの裏路地の。……今は無理だ。見ての通り、討伐の最中だ」

「討伐じゃなくて、帰せます」

「帰す? 大猪をか?」

「はい。山へ」

 隊長は笑わなかった。笑う余裕が、なかったらしい。

「馬鹿を言え。大型の魔物と契約するには、テイマーでも年単位で通い詰めるんだ。今ここで、どうこうできるものじゃ――」

 リオは聞いていなかった。

 松明の輪の中へ、歩き出していた。

「――おい!」

 衛兵の誰かが叫んだ。リオは止まらなかった。

 大猪がこちらを向いた。

 鼻を鳴らす。前脚が畝を掻く。あと三歩で突進の間合いに入る。

 リオはその三歩手前で、止まった。

 そして、糸を撚った。

 太い、一本の線。今夜二度目の、契約の線である。

 その端を大猪の心の前に置いた。

 結ばない。受けるかどうかは、そちらが決める。

 一呼吸。

 二呼吸。

 大猪は線を見た。松明の輪を見て、槍を見て、それから目の前の覆面の小さな人間を見た。

 三呼吸目に咥えた。

 どん、と胸に来た。

 大型の重さである。ウォーホースの比ではない。山の斜面を丸ごと背負ったような、重く荒い獣の意識。

 その奥に理由があった。

 ――子供。

 この大猪は雌だった。山で、子供とはぐれた。子供の匂いを追って、山を下り畑まで来た。畑には子供の匂いはなかった。あるのは、松明と、槍と、囲む人間だけ。

 帰りたいのに、退路がない。

 ――分かった。

 リオは糸の向こうへ言った。

 ――道を、開ける。山へ帰れ。子供は、山にいる。

 そして隊長を振り返った。

「西側の松明を、三つ、下げてください。槍も。……道を開ければ、自分で帰ります」

「開ける? 突進されたら――」

「されません。この猪は、子供を探しに来ただけです。人を襲う気は、最初からない」

 隊長はリオの顔を見た。覆面で、顔は見えない。だが、声は落ち着いていた。年単位で通い詰めるはずの大型の前で、三呼吸で契約を結んだ人間の、落ち着いた声だった。

「……西側、下げろ」

 隊長が低く言った。

 松明が三つ、下がった。槍が下がった。

 大猪はしばらくその隙間を見ていた。

 それから、ゆっくりと歩き出した。畑を踏まないように、畝の間を選んで。松明の隙間を抜けて壁の外の闇へ。

 闇に消える寸前、大猪は一度だけ振り返った。

 リオは糸をほどいた。

 ――子供に、会えるといい。

 返事はなかった。ただ、闇の向こうで鼻を鳴らす音が一つ聞こえた。

 畑が静かになった。

 衛兵たちが松明を持ったまま、誰も動かなかった。

 隊長がようやく口を開いた。

「……お前、名前は」

「窓口の者です」

「名前を聞いてる」

「窓口の、覆面の者。……それで、通ります」

 リオは頭を下げて畑を後にした。

 背中で、衛兵たちがまだ何か言っているのが聞こえた。大型の魔物と三呼吸で。あの覆面は何者だ。窓口とは何だ。

 噂はこういう夜から始まる。


     ◇


 帳場に戻ると、グラントはまだ帳面を開いていた。

「三件」

「三件、済みました」

 リオは、覆面を外していつもの席に座った。

 座った途端、眠くなった。

 三件で、契約が二回。結んで、解いて、また結んで、解いた。リオの夜は、そういう夜になる。枠が一つしかないから、一つを何度も使う。

 グラントは帳面に、几帳面な字で三行書き付けた。

『指輪の捜索 一件』

『魔物馬の鎮静 一件』

『大猪の送還 一件』

 品目と、勘定と日付。それで、仕事は終わる。

「……大猪とは、どのくらいで結んだ」

「三呼吸、くらいで」

「三呼吸」

 グラントは筆を止めてリオの顔を見た。

 見て、何も言わずにまた筆を動かした。

 言わないのが、この人の流儀である。だがリオは、この人が大型と三呼吸で結ぶことの意味を、この街の誰よりも分かっていることを知っていた。

「……グラントさん」

「なんだ」

「俺、なんで一体しか結べないんでしょうか。……普通のテイマーは、何体でも結べるのに」

 グラントの筆が、また止まった。

 止まって、しばらく燭台の灯りを見ていた。

「……その話はな」

 湯呑みを取る。

「長くなる。お前が今日、眠くなさそうな顔をしてる日に、してやる」

「今日は」

「今日は、駄目だ。もう半分、寝てる」

 図星だったので、リオは黙った。

 厨房から、料理人が握り飯を二つ持ってきて机に置いた。何も言わずに厨房へ戻った。薬草の棚の方から、鼻歌が聞こえた。

 この帳場には、番号を持った人たちがいる。

 リオはまだ持っていない。

 持っていない下働きの夜は、今夜も握り飯二つで終わる。


     ◇


 翌日の教室で、リオは四度目の居眠りを注意された。

「アルクス。……昨日の夜、何をしていた」

「……バイトです」

「どんなバイトだ」

「配達とか、雑用とか」

 嘘ではない。指輪を届け、馬を鎮め猪を返した。配達と、雑用である。

 隣でカイルが、また笑いを噛み殺している。前の席のセナが振り向いて、リオの顔をじっと見た。

「あなた、今日も手ぶらね」

「……ああ」

「本当に、一体も、いないの」

 リオは少し考えた。

 昨夜、二体と結んで、二体を返した。今、手元には一体もいない。

「いない。……今は」

 セナはそれ以上聞かなかった。聞かない代わりに、少しだけ首を傾げて前を向いた。

 窓の外では王都の昼がぬるく続いている。

 その裏側で、今夜も鳩が飛ぶ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


この番外編は、連載中の本編「一体契約のテイマーと十三番窓口」の、序盤の一夜を切り取ったものです。

リオがなぜ一体しか契約できないのか。十三番窓口とは何なのか。番号を持った人たちとは誰なのか。手ぶらの推薦生の噂は、学園でどう転がっていくのか。――そのあたりは、本編でゆっくり書いています。


面白いと思っていただけましたら、本編の方も覗いてみてください。

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