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4Iワールドエンフォーサーズ 〜最強アク役チーム、腐り果てた異世界を罰する〜  作者: 都P
WORLD3 正義のヒーローの継続地『リアセリアル』
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W3-22 『体の痛み』と『改心の痛み』

 世末異世界『リアセリアル』。

 ジャッジメント・クラン本部中央。

 メインタワーの上空にて。


 ジャッジメント・クランを立ち上げた黒幕、ロトディフェイチ神は言った。


「皇帝であっても関係ない……! 私は貴様らと違う、神だ! 貴様らに神としての責任の重さがわかるか? わからないだろう!」


 簒奪者は言った。

「ああ、『神としての』と限定されればわかるはずもないがね。ただ、そんな窮屈な言葉まで使って僕を言論で追い詰めようとするということは、君が内に抱えている重責は、然程でもない気がするが……」


「そんなはずあるものか!

 私がかつていた異世界では、数百もの神がいた。神は人々に恵みを与え、そのお返しに人から敬愛を受ける。それこそが私たち神々の最大の喜びであった。

 けれども時代が経つにつれて、人間は科学や医療など、神の力に迫る技術を編み出し始め、神々を敬愛せず、代わりに有名人やらアニメや漫画のキャラクターに敬愛を向けるようになっていった。

 神々は仕事が減り、ついには何もすることが無くなってきた。そして懐事情が窮屈になり、リストラが始まった。僅かな差であっても人気がない神は、別世界に放逐されることとなった。

 そうして私はこの世界に流れ着いたのだ。

 ……仕方なかったのだ! ああでもしなければ私はすぐに人々から忘れられて、一人さみしく消えていくしかなかったんだ!

 だから、だから、貴様らに私の責任の重さがわかってたまるか!」


「結局自分のエゴじゃねえかよ!」

 と、神の後ろで浮く帰還者は、激しくツッコんだ。


 すると神は即座に方向転換して、

「貴様は皇帝ですらない、ただの人間ではないかぁぁぁ!」

 帰還者へ火の玉を投げつけた。


 帰還者は正面にベクトルの糸を張り、防御体勢を取る。


 だがその糸の前に、簒奪者が素早く回り、大の字になって受け止めた。

 直後、簒奪者はケロッとして、ロトディフェイチへ言った。

「彼はアメリカ合衆国ネブラスカ州という田舎で生まれた、宇宙という空の果てを飛び回る仕事をしていた男だ。細かい用語は僕にはまだわからないが、きっと皇帝くらい偉いはずだ。

 少なくとも、彼は僕の仲間だ。ただの人間という安い括りに当てはめないでくれ」


「簒奪者ー! 今のはかばわなくても自力で防げたってのに、何してんだお前ー!」

 簒奪者は上半身の衣服が燃え、乳房が露わになった状態で振り向き、


「こちらのほうが劇的で素晴らしいからだ」


「劇的かい……けど、お前もあれ防御出来ただろ。さては、まーたオッパイ見せたいからわざと受けたんじゃないよな」


「一度目は記憶がないが、それは違う。こうすれば、脱ぐ手間が少々省けるからだ」


「脱ぐ手間? ……やめろよ。こんなところでするのはホラー映画のバカなチャラ男くらいだぞ」


 ここで神からも、

「私からもやめてほしい。コミックスは少年向けだから、度が過ぎれば検閲に引っかかって乗せられなくなる」


「するわけなかろう。僕もここじゃあ興が乗らない……このただ偉いだけの神に、真の強さとは何たるかを教えるため、ほんの少し本気を出すだけだ……!」

 簒奪者は両脇を締め、全身に力を込める。


 すると簒奪者の素肌に冷気が走り始め、氷の膜が形成される。その氷はやがて青白く煌めく塊となり、元々着ていた服を全て突き破った。


 そして新たに、龍を模した氷の鎧に身を包んだ簒奪者は、

「では、神撃だ」

 背中に生える氷の翼を羽ばたかせ、即座に生成した氷の剣を携えて神に迫る。


 ロトディフェイチは両手をかざし、それぞれから火炎放射した。が、その二つの炎は簒奪者の手前で文字通り凍りつき、粉雪のように微塵になって消えていった。

 簒奪者は間合いを詰めたところで、剣を振るう。ロトディフェイチが全方位に炎のバリアを張って防御してきたものの、それすらも凍らせ粉々にして無力化し、まず胴体に深い傷を刻んだ。


 神は身体から不思議な光を放ち、傷を自己回復させる。

 間髪を入れず光の剣を手に取り、簒奪者と斬り結ぼうと仕掛けた。

 だが簒奪者は攻撃の都度、氷の武器を槍や、斧や、鎌や、槌や、戟……とにかくあらゆる変形させ、神に一切の対処を許さず、一方的にダメージを与えた。


 近接戦では勝てない。と、満身創痍の身になった引き換えに気付いた神は、簒奪者に四枚羽が生えた背を向けて逃げ出した。

 ところがその途中、神は向いている方向と逆へ、自分が出せる最高速度で戻っていった。


「俺を忘れてんじゃねえぞ!」

 神の身には帰還者のベクトルの糸の端が張り付いていた。


「流石だ帰還者! 君らしい良き助力だ!」


「ありがとよ……どうせなら俺がボコりたいんだがなぁ」


 後ろで帰還者がため息をついていることは特に気にせず、簒奪者は後ろ向きで戻ってきた神に大剣を振りつけ、翼四枚を全て斬り落とした。


「うがあああ! ……だ、だがこの翼は飾りに過ぎない! 神の力で空中にいられる……反撃のチャンスはまだ掴める!」


 もはや簒奪者からは逃げられない。

 神は望みをかけて、簒奪者に至近距離でエレメントの力を用いる数々の奥義を仕掛けた。

 それらの結末は全て同じ。凍らせて、散り散りにされて無力化。これだけだ。


 それでも、神はありとあらゆる奥義を連発した。既に、明らかに見切られたものであろうとも構わず。

「うおおおお! 私は、私は神だああああ! この世界の絶対的存在だあああ! 絶対に、絶対に、ぜええったあああいに敗北しないいいッ!」


「いや、したまえ」


 簒奪者は目にも止まらぬ速さで、神の大技の数々をすり抜け、胸に右手を添えた。

 神が気づいた瞬間、その全身は一気に凍結し、そして砂粒のような微細な氷になって散り、そして消えていった。


 簒奪者は振り向き、帰還者にその呆れ顔を見せて、

「全く、冗長なだけでつまらない相手だった。だろう、帰還者」


 帰還者は腕を組んでうなづく。

「ああ。だからこそ、アイツが筋書き組んでたジャッジメント・クランの戦いはあんな感じだったんだろうな……けど、これにて最終話だな」


「いいや、違う……ジャッジメント・クランの物語はまだ終わらぬ……!」


「「!?」」


 二人が見開いた目の間で、小さな光の結晶が集まり始めた。

 それらは段々と人の形……それも背中に四枚の羽が生えた人の形になっていく。

 やがてそれは色づき、ロトディフェイチ神の姿に変わった。


「私は神だ……たとえ木っ端微塵に砕かれようとも、貴様らの攻撃では決して死なない……」

 帰還者と簒奪者は神を、ラリアットとハイキックで挟み撃ちにし、再び粉微塵に作り変える。

 その直後、神の姿が二人の頭上に現れる。


「神の存在は人の敬愛によって保たれる……この世界にジャッジメント・クランの存在を願う者が一人でもいれば、私はそれを変換し、エレメントによって形を再生し……こうして何度でも復活できるのだ!

 つまり何が言いたいかって? 私は、決して貴様らの意思では殺せない! 神は永久に不敗なのだ!」


 簒奪者は氷の槍を投げようとした。だがその槍を帰還者が握って押さえて、

「やめろ。どうせまた再生されるぞ」


「その言葉が真かどうか試したいのだが?」


「だったらまず先に、俺に出番をよこしてくれないか?」


 帰還者は、そう言いながら見せた帰還者の笑顔と、立てた親指(本当の意味はわからないが)に自信を感じ、

「いいとも、やってみせるといい」


「サンキュー」


 帰還者は糸を使い、高度を上げて、ロトディフェイチ神の前に立ち、

「お前、本当に神だったんだな。シャーベットにされながらもこういう風に完全回復できるなんて」


「今更何を言っている。私は神だ……人々の敬愛が続く限り、貴様らのような矮小な存在の攻撃では、決して死なない!」


「そうか。わざわざ何度も説明ありがとう。

 じゃあ神なら、これ知ってるよな? 聖書より、エゼキエル書25章17節」


「聖書? そんなもの聞いたことも書いた覚えはないが……」


 帰還者は十分に呼吸を整えて、

「心正しき者の歩む道は心悪しき者の利己と暴虐によって行く手を阻まれる。

 愛と善意をもって暗黒の谷で弱き者を導くその者に神の祝福を。彼こそ兄弟を守り迷い子たちを救う者なり。

 私の兄弟……えーっと、何だ、いやー、やっぱ似たような言葉が結構繰り返されるから覚えにくいんだよなこれ。待てよ……うーん……

 昔ローラーブレードを買ってもらったことがあったんだ。でも壊したらやだなぁ。と思って、ずっと箱の中にしまってた。

 どうなったと思う? そうしている間に足が伸びて大きくなった。結局一度も履かなかったよ。

 同じことだと思うよ。ハートだって使わなきゃ持ってる意味が無いじゃない。

 ずっとしまったままじゃ、僕のスケートと同じさ。使いたいと思った時はもう役に立たない。

 怖がってないで、勇気を出さなきゃ」


 帰還者の言葉を聞き終えた後、ロトディフェイチは右手に力を溜め、

「……だから何が言いたいというのだ……!?」

 その手を相手にかざし、何らかの技を放とうとしていた。


 ところが、その手を帰還者へ向けようと少し動かした途端、腕全体が引っ張られているような感覚がして、動きを止めた。

 いや、腕だけではない。よく精神を研ぎ澄ますと、頭から爪先まで、全身から微かに引力がかかっていたのだ。


「よくぞ落ち着いて止まった。本題を説明する前に逝かれちゃ困るからな。

 今、お前の全身には合計三百本のベクトルの糸が縫い付けられている。ほどよく頑丈で、ほどよく切れやすい糸がね。

 その三百本は全て、俺が計算して上手い具合に力が拮抗するようになっている。

 ところがもしその内の一本が切れたら、たちまち力の均衡は崩れ、お前は最高で二九九裂きの刑だ」


「なんという残忍な殺し方を思いついたことか。だが、これで四度目の説明だが、私は神、敬愛が続く限り決して死な……」


「じゃあ自分の意志で死んだらどうなるんだ? 映画やコミックと一緒で、仮にどれだけ世間の人気があろうとも、内部の意思で終わらせることだってあるだろう。

 神だっていくら敬愛があったと言えど、自分に必要がないと判断したり、人生もとい神生に嫌気が差したら、そういうことも出来るんじゃないか?」


「……そ、そんなわけが、なかろう……」


「まるで三日学校サボった後に先生に指名された子どもみたいな言い方だったな。

 はっきり言えよ。お前も『わからん』って。だからこそ、俺は実験したいんだよ。

 ひょっとしたら死因が俺の力由来だから、他殺判定になって復活できるかもしれないしな」


「……な、なんという残忍な殺し方を思いついたこ……」


「引き伸ばしするな。同じ台詞を何度も繰り返しやがってよ。

 台詞の繰り返しが許されるのは、それがキャラ付けに役立つか、話にとって重要なテーマであるかのどちらかだ。

 痛みには二種類ある。『体の痛み』と『改心の痛み』。今どちらか選べ……これとかな」


「……ぐ、ぐ、ぐおおお! 誰であろうと人の運命を狭めることなど許してなるものかああッ!」

 神は力を溜めていた右手を、帰還者へかざした。

 刹那、神の全身はバラバラに引き裂かれて、全て白い結晶となって、完全に霧散したのだった。


 実験を成功させた帰還者は、糸を使ってゆっくりと地上へ降りていく。

 簒奪者も羽をうまく使い、帰還者と同じ高度を保ちながら降下する。


「ひどいじゃないか、帰還者。最後は自分が良いところ持っていくなんて」


「別にいいだろ。その手前まであれだけ大暴れしてたんだから。しかもまだ、ほんの少ししか本気だしてないってのに。

 ちなみにだが、もし本気の本気を出したらどうなるんだ?」


「さぁ、世界三つくらい氷漬けになるんじゃないかな」


「じゃあこのまま絶対に使うなよ」


「わかってるよ。できることなら仲間を巻き添えにするのは御免だからさ」


「そうか。ありがとよ……」


 世界を狂わせた元凶にしてジャッジメント・クランの真の首魁、ロトディフェイチ神を倒した――これは明らかに、この世末異世界『リアセリアル』での任務達成条件に当てはまる。


 なのでコバヤシがパニッシュメント号での撤退準備をしてくれているだろう。と、二人はその待ち合わせ場所を探すため、辺りをキョロキョロ見渡す。


 すると、冒頭に自分たちがぶっ壊した正門に、何台かの車が停車し始めた。

 そこから続々と、竹刀やグローブ、ホウキやカッターナイフを持った武装警官たちが現れて、しばらくグダグダ話し合った後、二人へ伸びる一本道を作るように二列に整列した。


 もう反対側の道端――停車した車の中で唯一、白色が混じっていない漆黒のスポーツカーから、一人の老人がゆったりと降りた。

 老人は後ろに猛獣でもいるのかと思うほど、スタスタと歩き、二人の手前で頭をぺこぺこ下げる。

「どうも、お世話様です。ボーン様、リー様……私はこういう者です。名前なんか覚えなくて構いません、役職を見てください」

 二人は言われた通り、差し出された名刺の役職欄――『警視総監』の四文字を見た。


「単刀直入に言わせていただきます。

 お二方……というより、貴方がた六人にお願いしたいのは、今後の登境の『治安維持』でございます。

 ジャッジメント・クランどもが死んだ反動で、今まで彼らとその敵対組織の数々の台頭でビビっていたごろつきどもが暴れ出す恐れがございます。

 ですから、貴方がたには、それを押さえるための政府の防犯パートナーになっていただきたいのです。

 もちろん報酬はたんまりと用意いたしますし、今回の殺戮についても全て帳消しさせていただきます。どうでしょう、とってもいい話でしょう?」


 簒奪者と帰還者はお互いに目を合わせ、フッと笑う。

 そして二人は警視総監へ向いて、全く同じタイミングで前蹴りを繰り出した。


 自分たちの最大の上司がお空の彼方に飛ばされていき、棒立ちのまま固まる警官たち。


 帰還者は何らかの掛け声を歌い、リズムに乗って両腕を上げるダンスをしながら、簒奪者はそれを見様見真似で合わせながら、その間を通っていった。



 翌日。パニッシュメント号。

 そのリビングの中心にある大きな丸テーブルにて。


 4Iワールドエンフォーサーズの内、五人は、大枠からマスまで六角形だらけのボードゲームを囲んでいた。

 

 その持ち主にして主催である簒奪者は、隣にいる帰還者へ会釈程度の礼を添えて、

「参加してくれてありがとう。帰還者」


 帰還者はこなれた様子でボードゲームのセッティングの方に目線を固定して、

「一応言っておくが、今回は映画でも本の気分でもなかったからいるだけだからな。別に俺はお前たちと仲良くなりたくてここにいるわけじゃないんだからな」


「ものすごく先回りしたツンデレ発言ですわね」

 と、使役者はボソッとつぶやき、


「ツンデレ……なんだそりゃ?」

 その右隣の脱走者は首をかしげた。ついでに彼女の右隣の戦死者も、それにならって首をかしげた。


「しかし、軍議と食事以外でこう仲間と混ざることができたのは、数日前と比べると凄まじい進歩ではないか。あれだけ仲間なんて要らない。と吠えていた君が、ね」


「それは、そうかもな」


 そう答えた途端、簒奪者は帰還者に身を寄せて、

「それは僕たちのことを、仲間だと認めて始めたという認識で構わないかね?」


 帰還者は、ボードゲームの説明書を凝視するふりをして返す。

「みんなにも、お前にも悪いが、俺はそう簡単には氷解しないからな。ここにいるお前らは同僚。まだそこ辺りでセーブさせてくれ。

 ……一気に踏み込むと、また痛い目に遭うかもしれないからな」


 帰還者は、服越しに胸を押し付けてくる簒奪者を、糸で優しく離す。そしてボードゲームのセッティングに戻る。


 その途中、トイレから首謀者が戻ってきた。


「急ぎたまえよ首謀者。さもなくば一巡抜かす罰を与える」


「サーセン! けどもうちょい待ってください! 減らした分の補充の用意を……」

 首謀者は小走りで、リビングの壁際に置かれた給湯スペースに行き、そこに設置された冷蔵庫を開ける。


 その最中、帰還者は叫ぶ。

「おーいお前! 俺の飲み物も用意してくれよ!」


「仰せのままに。で、何がお望みで」


 帰還者は一旦立ち上がり、ティーバックを持ち上げるジェスチャーを見せた。

 首謀者は『理解した』と言う代わりにうなづいた。


 そして首謀者は、自分の麦茶が入ったコップと、湯気が立つティーカップを持って、帰還者と使役者の間の椅子に座った。

 帰還者が渡されたティーカップを覗くと、そこには茶色の上に白い泡――カプチーノが入っていた。


 帰還者がこちらを向いてきたところで、首謀者は申し訳なさげに言った。

「ごめんなさい。紅茶は切らしていましたの」


 すると帰還者は顔を綻ばせて、

「よくあのジェスチャーでわかったなぁ!? 俺が『イコライザーFINAL』の真似してたって!」


「当たり前じゃあないか! あれは舞台がイタリアに変わったことの象徴である名シーンなのだからなッ!」


 二人は右手を同時に振って、間でピタッとガチッと握手の形にする。

「やっぱお前はおもしれえよ! マジで最高の仲間だぜ!」

「こちらこそ、少しでも俺のセンスに近い人がいてくれて助かるぜェ~~ッ! ハハハ!」


 そして二人はしばらく、握手の状態で笑いあった。

 最中、簒奪者はカプチーノに指を突っ込み、それを氷に変える。

「今はボードゲームだよ、帰還者……!」


「あ、はい。すいません……」

 凍りついた(こちらは心理的な意味で)背筋を溶かそうと意識しながら、帰還者は順番を決めるためのサイコロを振った。


【完】 

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