表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
205/205

エピローグ:神話の先へ


 朝の気配を感じて、僕は寝床から身を起こした。

 寝室に並んだ()つのベッドはすでに空っぽ。母さんとルゥはもう起きていた。そしてもう一人――王都の家で一緒に暮らすようになったあの人は、今日だけ神殿で寝起きしている。

 靴を履いてベッドから降りる。ひんやりした床が、寝起きで温まった体に心地いい。

 体を伸ばし身支度を整えてから、僕は窓を開け放つ。

 外はまだ薄暗い。けど吹き込む風は温かかった。長い冬が終わって、王都はまた春を迎えている。

 窓からの風を受けながら僕は装備を確かめた。腰のポーチと、青水晶の短剣、そして胸や脚を守る防具(アーマー)。腕にはめた籠手(ガントレット)は、早朝の控えめな光でも、うっすらと輝いている。

 しばらく僕は生家から辺りを見渡した。通りや街並みを目に焼き付けておく。

 世界を覆った終末の戦いから、1年。

 僕は15歳になって、大事な朝を迎えていた。


「もう1年か……」


 口に出すと、あっという間だけど。

 とにかく騒がしい1年だった。

 魔物に襲われた街の復興に、神様が天界に去ったことの説明。数日間は勝利の余韻があったけれど、やがて国中が大騒ぎになる。

 収拾の先頭に立ったのは、パウリーネさんだ。鴉の戦士団の長として、そして王女様として、混乱した王国をまとめ上げている。


 人々に対しては、各地の神殿を通じて、冒険者の勝利や神々が天界へ去ったことを伝え。

 貴族や他の王族に対しては、傷ついた城壁や街道の復旧を進言し。


 いずれ王女様ではなくて、女王様として国を治めるだろう――そんな話も聞こえていた。

 パウリーネさん本人は肩をすくめて、どこか飄々(ひょうひょう)としていたけれど。


 ――あなたの功績の、ほんのおまけみたいなものですよ。


 もし『手腕』なんて言葉が使えるとしたら、王女様のそれは凄かった。半年で多くの街が元の暮らしを取り戻したのだもの。僕が住む王都の東側なんて、おそらく以前より暮らし向きがいい。

 冒険者を中心に、多くの人が復興に協力したという事情もある。神様からの全体メッセージは、人々の心を一つにしていた。

 遠くから鐘が聞こえて、僕ははっとする。


「いかないと」


 階段を降りて、生家の1階へ。ルゥと母さんが僕を見て目を細めた。


「おはよう、お兄ちゃん」


 13歳になったルゥは、少し背が伸びて、笑うと花が咲いたみたいに明るくなる。

 体もすっかりよくなった。ユミールを倒してから、一度も体調を崩したことはない。

 僕は、母さんとルゥに微笑みかけた。


「おはよう」


 部屋のあちこちで、魔石灯のランプが光っている。

 家族揃ってパンを食べた。食卓には野菜のスープや目玉焼きも乗って、僕はお腹が減っていたから急いで口に放り込む。

 思わずむせて、お茶を飲んだ。

 母さんが笑いながら尋ねる。


「そんなに急いで……。今日が出発だから?」

「う、うん」


 ルゥが空色の目を輝かせる。


「『角笛の英雄』の、次の冒険だね!」


 僕は苦笑して、頬をかいた。


「まぁ、一応、そう呼ばれているけど……」


 戦った多くの冒険者に、王国や冒険者ギルドから褒章が出た。

 完全に怪我の功名だけど、魔物の大侵攻は、魔石が大量入手されたってことでもある。大盤振る舞いに、ミアさんなんて踊り出しそうなほど喜んでいた。


 そんな中でも、最後の雪原――『霜の宮殿』に向かった冒険者は英雄と呼ばれている。

 神話から始まり、最後は神様が去って終わった、終末の物語。それは劇団や詩人のテーマにもなって語り継がれている。

 母さんが心配そうに眉を寄せた。


「そんなに有名になって、大丈夫なの?」

「うん……多分、詩人さんの話には色々尾ひれがついてるから、他の人が僕らを見ても、そうとはわからないんじゃないかな?」


 ちなみに僕らは、戦いの半年後くらいに、こっそりと生家へ戻った。

 パウリーネさんが新しい住処を提案してくれたけど、豪華なところは落ち着かないし――やっぱりここには思い出が詰まっている。

 ただ、ルゥと母さんは、変わらず神殿で働いていた。

 妹が、ごっくんとパンを飲み込んでから、唇を尖らせる。


「まだ起こし屋してるしね」

「うん……」


 王都に僕らが戻ってきた後、さすがにちょっとした騒ぎになった。

 胸を過ぎるのは、『ほら見たことか』と言わんばかりのフェリクスさん。近所住まいの冒険者達は、そろそろと言った。


 ――で、また頼める?

 ――英雄になったってのに悪いんだが……。

 ――君の『目覚まし』を知った後じゃ、他じゃ起きられないっ。


 母さんが思い出してクスクス笑い。ルゥはじろっと母さんを睨んだ。


「もうお金の問題は大丈夫なんだから、受けることないのに。お兄ちゃん大変じゃない」

「う、うん。でも、迷宮には朝早く向かうしね」

「もっとゆっくりしてもいいのに……」


 生家に戻ってから、僕はまた冒険者をやっていた。主に潜るのは西ダンジョン。

 同じように冒険者暮らしに戻ったミアさんと、パーティーを組んだりもする。

 時々、鴉の戦士団として遠出することはあったけど、基本は元の生活に戻ったといっていいと思う。


「角笛の英雄か……」


 壁で、父さんの赤いスカーフが風に揺れている。その横に紙が貼ってあった。勲章とメダルを王国とギルドから受け取った時、一緒にもらった褒状だ。

 でも栄光も、結局は冒険の1ページ。

 ページをめくれば、過去でいいと思う。

 僕はまた『起こし屋』として、『冒険者』として、受け入れられたここ最近が好きだった。

 英雄譚はそれとして、僕は僕だ。


「勲章より、こっちの方が嬉しいよ」


 僕は腰のポーチをちょっと叩いた。神様達と別れる時、思い出にもらったものが入っている。

 やがて食事が終わった頃、とんとん、と玄関がノックされる。


「よお」

「ミアさん!」


 玄関から僕を見たミアさんは、赤髪をかいて目尻を下げた。


「そろそろ出発かと思ってね。でも、早かったかい?」


 話しながら、ミアさんはちょっと妙な顔をする。いつもいる人を探してるんだろう。

 ミアさんは言った。


「あ、そうか。今日は別行動か」

「はい。準備があるみたいで、神殿から来るんです」


 僕は、玄関の脇に置いてあったリュックを背負う。冒険者として、遠出に必要な一式がそこにまとめてある。


「僕も、そろそろ出るところでした」


 家の中へ振り返る。母さんとルゥが手を振った。


「いってらっしゃい」

「後で出発式みたいなの、あるんでしょ? そっちには絶対行くから!」


 胸の前で拳を作るルゥに、ミアさんと2人で笑う。

 僕も手を挙げた。


「いってきます!」


 王都の東門に向けて、なだらかな下り坂を歩く。夜明けの前だけど、春風は温かい。

 じゃらりと鎖を揺らしながら、ミアさんが腕を回した。


「いよいよ、他国遠征だなっ」


 僕は顎を引いた。

 それは僕ら冒険者が、新しく取り組もうとしている『事業』。

 アスガルド王国では、ユミールが倒され魔物の脅威は去った。それは要するに、今まで王国の陰にあったさまざまな危険がなくなったということ。


 例えば、奴隷商人。ユミールも鼠骨ラタもいなくなったから、多くの奴隷売買が明るみに出た。影響力を増したパウリーネさんと鴉の戦士団が、奴隷となっていた多くの人を救い出した。迷宮内に囚われていた人さえいたらしい。


 魔物も、同じだ。迷宮の封印を緩めていたのも、結局はユミール達だ。ダンジョンの難易度が急に変わったり、魔物が大発生したりすることも、今後はなくなるだろう。魔物の力が減少したこともあって、弱まりかけていた封印は、今は安定して迷宮に魔物を押さえつけていた。

 アスガルド王国内は、今までよりも安全になる。

 『なら、国の外は?』――そんな疑問の答が、僕らが出発に向かっているものだ。

 かつん、と杖をつく音。


「神話時代の中心地であったアスガルド王国には、もともと多くの迷宮がありました。冒険者も多い」


 ミアさんが驚いて振り向く。


「フェリクス!?」

「奇しくも、合流できましたね」


 ミアさんも、フェリクスさんも、そして僕も、同じ場所に向かっている。だから、大通りのここで合流できたのだろう。

 フェリクスさんは咳払いして続けた。


「他方で、他国では冒険者の数はさほど多くない。探索はおろか、そもそもダンジョンを発見することさえ覚束ない国もある。そこで――」

「今回の遠征、ですよね」

「ええ」


 細い目をさらに細めて、フェリクスさんは頷いた。


「アスガルド王国の外に出て、新たな迷宮と、そこに眠る魔物やアイテムを探す」


 冒険の時代。

 オーディンが言い残した言葉が、胸を過ぎる。

 石畳に目を落として、僕は尋ねた。


「何が見つかるんでしょう?」

「まだ、なんとも。一つ言えるのは、魔物の対処に割く労力が減った分、人や物の往来も活発になるでしょう」


 確かに、戦いの後、いろいろなものが変わった。

 僕の家にも魔石灯が入るくらい普及した。

 魔物がいなくなった迷宮には、閉鎖したところさえあるらしい。魔物は、魔石の発生源でもあるけれど、倒し続けなければいけない脅威でもあった。

 魔物の脅威が減った今、国の在り方もきっと変わる。

 ミアさんが引き取った。


「あたしらの遠征は、その前振りってわけだろ?」


 フェリクスさんは首肯する。


「そうですね。魔物討伐、迷宮管理のやり方を、他国にまで普及させる。眠っているダンジョンも見つければ、魔物の脅威はさらに減る。外を魔物がうろつくのは、未発見の迷宮から魔物が溢れることですからね」


 そして、ゆくゆくは、物資や人の往来がさらに活発になって――豊かになればいい。

 なんて、僕が考えるには荷が重いかもしれないけど。

 胸が熱くなって、ぶるりと震えた。


「冒険の時代だね。魔物に怯えるんじゃなくて、僕らはもう世界中にゆける」


 山や草原を超えて、冒険者が自在に旅ができる時代。

 ミアさんが肩をすくめ、フェリクスさんが杖をついた。


「魔物で、それどころじゃなかったしな」

「ええ。それも、神々のためでもなく、魔物からただ生き延びるためでもなく、人間のための旅です」


 戦士団からの依頼でもあったけれど、僕が遠征に参加した一番の理由は、ワクワクしたからだ。冒険者として、他の国や、街や、迷宮を目にしたい。

 父さんや神様達だって、『それでこそだ』と言うだろう。

 フェリクスさんが言い足した。


「もともと、険を冒すことをこそ、冒険というものですよ」


 僕は神様達が去った空を見上げた。

 天界で、オーディンとフレイヤ達は――トール、ウル、シグリス、ロキ、それにヘイムダルは、今も創世に力を貸しているのだろうか。

 僕らの世界が変わったなら――


「オーディン達が創るのは、どんな世界になるのかな?」


 その世界にも、魔物はいるのだろうか。

 魔法はあるのかな。

 冒険者は?

 ミアさんが両腕を首の後ろに回して言った。


「さてね。ま、あの神様達なら、そう悪い世界にはしないだろうさ。フェリクスはどう思う?」

「とても想像がつきませんね。今は、こちらの世界で手いっぱいだ」


 僕はちょっとだけ立ち止まり、薄明りの空を眺めた。


「――そうだね」


 もし叶うなら、次の世界に訊いてみたい。

 『そっちはどんな世界なの?』って。

 新しい世界にも、オーディンやトールといった神様の名前は残るかもしれない。

 その世界の神話として。


「僕らも、僕らでよくしないとね。こっちの世界を」


 話しながら進む内に、王都の東門に到着する。

 すでに遠征に参加する冒険者達が集まっていた。荷車や馬車が二列になって東門の先まで続いている。人数が多いから、車列も長い。

 列の最後尾で、ぴょこぴょこと小柄な影が跳ねていた。

 二つに結った緑髪が揺れる。振り向いたのは、サフィだった。


「リオン!」


 小人の鍛冶屋さんも、この他国遠征に参加する。

 飛びついてくるサフィを、僕は膝のあたりで受け止めた。


「おはよう! 他の小人の方は?」

「もっと前。張り切ってるわよ! 仲間が増えるかもしれないものっ」


 サフィ達の目的は仲間探しだ。

 小人の国(アールヴヘイム)以外にも、終末の難を逃れた小人がいて、ダンジョンで眠っているかもしれないから。

 腕組みするサフィは、頼もしく微笑む。


「それに、鍛冶師の腕の見せ所だしね。生きていくなら、商売しなくちゃ」


 荷車の陰から小人達が次々顔を出し、「そうだそうだ」と口を揃える。

 逞しくて、思わず頬が緩んでしまった。

 白の法衣に身を包んだパウリーネさんもやってくる。ロッドをついて、僕達に一礼した。


「おはようございます。出発には、問題なさそうですね」


 冒険者200人、小人20人、それに王国の文官が10名ほど入った、大きな集団移動になる。

 僕は周りをキョロキョロ探した。

 一緒の冒険に参加する、会いたい神様――いや、会いたい()を探して。

 夜明けの前の空。

 薄暗い中、馬車の角にきらりと金色の髪が見えた。


「ソラーナ!」


 声をかけると、客車の陰で女の子が顔を上げた。

 姿は冒険者風。きらめく金髪は頭を守る革帽子にまとめられているけれど、幾条かがこぼれていた。僕らとお揃いの二頭鴉のマントに、白の装束をまとっている。

 金色の瞳が僕を見つける。


「リオンか、おはよう!」


 太陽みたいに、ソラーナは微笑みかけた。

 僕は歩み寄って女神様の姿を確かめる。

 風になびくスカートは、少し厚手の生地だけど、かつてのワンピースを思わせた。


「……準備、もう大丈夫みたいだね」

「うむ。神殿で体を調べ、装備を受け取った」


 ソラーナはにっこり笑い、右腕を掲げる。そこには、かつてのような金色の腕輪が輝いていた。

 魔法使いの杖に似た役割で、この人専用のものらしい。


「腕輪か……」


 僕は、この人と最初に出会った時のことを思い出した。

 ソラーナは胸に右手を当てる。


「今は、君と共にある――その誓いを守れることが嬉しい」


 みんなの前で言われて、僕は頬が赤くなった。もしルゥがこの場にいたら、目を丸くしてぴょんぴょん飛び跳ねていたと思う。

 ……前よりもずっと、恋とかに敏感になった気がする。

 兄として、残していくのがちょっと心配だ。

 ソラーナは呟く。


「あの時は、どうなるかと思ったがね」


 この人は、終末の戦いで消滅しかけている。

 フレイヤ様から魔力を譲り受けたとはいえ、危険な状態に変わりなかった。なのに、ソラーナはギンヌンガの空隙に飛び込み、地上でも大量の魔力を使ってしまう。

 力を使い果たした女神様は、あのまま少しでも時間が経てば、消えてしまってもおかしくなかった。金貨の中に入ってさえ、長くはもたなかったという。


 そこでオーディンが考えた策は、一部の神が――フレイヤやフレイがそうしたように、人間の体に宿らせること。

 神様達が再び手にした『創造の力』で、神様であるソラーナに()()を、つまり人間の体を与えたんだ。

 これから人間として冒険し、成長し、少しずつ神様としての力を取り戻す。僕らと一緒にレベルアップすることで、神様としての力を回復する――それが今の女神様の目標だった。

 神様がみんな天界へと去ってしまった中で、ソラーナだけは僕と共にある。

 いつか人として死に、天界に帰るまで。

 ソラーナは自分の体をぺたぺたと触った。


「しかし、レベルというのは、まだ少し慣れぬな。わたしは確か……」

「…………50だね」


 激戦を潜り抜けた僕でも、まだレベル38。ミアさんが2つ上の40で、フェリクスさんが44。

 ソラーナ、最初から父さんと同じくらいだから、ものすごく強い。

 僕は頭をかいた。


「やっぱり、神様なんだなぁ……」


 ちなみに、<太陽の加護>もまだ健在。

 神様(ソラーナ)が地上に残っていることは、戦士団や、ごく一部の冒険者以外には秘密だ。


「れ、レベルが上がっても、私はリオンと共にあるぞ」

「ソラーナ……」

「ルイシアの話だと、それは一生の誓いというらしいが」

「っ! それじゃ、け――!」


 叫びかけて、慌てて口を両手で塞ぐ。

 ニヤニヤしながら見ているミアさんと、冒険者達。あからさまに視線を逸らしているフェリクスさん。

 こんなにドキドキしてたら、僕の身は持たないかもしれない……。

 そうこうしている間に準備が進む。

 ふっと空に光が差した。

 ソラーナが手を広げる。


「朝日だな」


 東門の先、丘陵地帯からゆっくりと朝日が昇ってくる。僕も応じた。


「ああ、出発だ」


 パウリーネさんがロッドをついて、巨大な門の前に出てくる。

 その頃には、見送りの人が溢れていた。朝早くだというのに、馬車の列を挟むように大勢が並んでいる。

 王女様は演説台に上った。


「これから、アスガルド王国としては初の、冒険者による他国遠征を行います」


 微笑む王女様を、横から朝日が照らす。


「あなた方に神々の加護がありますように。そして、私達王都の民も、あなた方を見守っています」


 見送りの列が湧いた。母さんやルゥの姿もある。

 僕はポーチを開いた。

 取り出したのは、角笛とコイン。

 目覚ましの角笛(ギャラルホルン)はヘイムダルに返してしまったけれども、代わりに、小人のサフィ達が角笛を僕に贈ってくれた。繊細な装飾が、誇らしげに光を弾いている。


 金貨には、表にはソラーナとヘイムダルの姿。裏面には、雷神トール、魔神ロキ、狩神ウル、薬神シグリスの姿が彫り込まれている。神様達は地上からさよならする時、その姿を魔力で描いてくれたんだ。

 金貨に残る熱さに、思い出を感じる。

 昂る心のまま、僕は角笛を吹き鳴らした。

 出発を告げる音色が、朝焼けの空に広々と渡る。

 見送りの列からルゥが声を張った。


「いってらっしゃい、お兄ちゃん!」


 歓声と春風に背中を押されて、僕達は王都を出発する。隣にはソラーナがいて、僕らは手をつなぎながら王都のみんなへ手を振った。


「いってきます!」


 神話が終わって、次の時代が始まった。

 朝日と空に神様の優しさを感じながら、僕らは新しい冒険へ踏み出した。


お読みいただきありがとうございます。

これにて完結になります。


もしご満足いただけましたら、☆評価、感想、レビューなどいただけましたら幸いです。

ひと言でも頂けましたら、作者としても大変嬉しいです・・・!


この度は、リオンとソラーナの物語を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


以下は宣伝です。


【書籍版】

 『神の目覚めのギャラルホルン』として、サーガフォレスト様から発売中です!

 ページ下に書籍サイトのリンクがあります。

 美麗なイラストでリオンやソラーナを御覧になりたい場合は、ぜひ書籍版を買ってみてください。


【コミカライズ版】

 コミック ノヴァ様にて好評連載中です!

 リオンのアクションシーンなど、大変見ごたえがあります。

 こちらもぜひ読んでみてくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作始めました! もふもふ可愛く、時々アツい、王道ファンタジーです!
転生少女は大秘境スローライフを目指す ~スキル『もふもふ召喚』はハズレと追放されました。でも実は神獣が全員もふもふしてた件。せっかくなので、神獣の召喚士として愛犬達と異世界を謳歌します~

【書籍化】 3月15日(水) 小説第2巻・漫画第1巻が発売します!
コミック ノヴァ様でコミカライズ版は連載中です!

4vugbv80ipbmezeva6qpk4rp5y4a_ba7_15w_1pr_on12.jpg

書籍サイトはこちらから!

小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
[良い点] 面白くって一気に読んじゃいました [一言] 一抹の寂しさと新しいことへの期待を同時に感じられるハッピーエンドは最高です!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ