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〜序章〜少年時代⑥人材探しは宝の山を掘り当てた

ども。

ゆーです。

今日も元気に毎日投稿していきます。

「父上。いまよろしいでしょうか。」

「良いぞ。入れ。」

「実はこの度商人と私が作った3つの農具の商談をいたしまして、特許というものを作ることになったのですが、よろしいでしょうか?」

「どういうものだ?」

「簡潔に言いますと特許は私たちが出し、出されていないものはその商品を売ることができず、もしそれを破った場合、相応の罰を与えるというものです。」

「そんなことをしてなんの意味になる?」

「独占販売と戦の口実です。」

俺がそういうと父は驚いた顔をした。

「どういう意味だ?」

「私はその商人から4割の利益を得ることを約束してきました。独占販売をすることで私が大量の銭を手に入れられるといった寸法です。次に戦の口実については我々が特許を出してないのにその国の商人が勝手に同じものを売れば、それを黙認している大名はおかしい。というように大義名分が手に入り、民衆を味方につけることができます。」

「はっはっは。それは良いな。吉法師いますぐ公布し、その商品を第一の特許品とせよ。」

「はっ承知いたしました。父上。」

そうして俺は父上の部屋から出ていった。

…はぁ。流石にこの程度じゃあ家臣にさせてはくれないか。それじゃあもっと頑張るしかないな。

これと同時に求人募集して炉を作るか。

部屋に入ると勝家と信盛と爺が待っていた。

「おかえりなさいませ。どうでしたか?」

「もちろん許可を得た。いますぐ公布せよとのことだ。それと同時に炉を作る人材の募集をしてくれ。」

「どのような人がよろしいでしょうか?」

「鍛冶師を中心に平民でも才能があれば取り立てるとかけ。15日後俺が直々に見て決める。」

「はっ。わかりました。それではいってまいります。」

「ああ頼んだ。」

…さて、どれくらい集まるか。1日を1刻でというキャッチフレーズがどれくらいきくかにもよるな。そしたら俺は15日以内に大中小の炉の設計図を書かなきゃな。今からやればあいつらとも結構遊べそうだしな。頑張りますか。


15日後

……ガヤガヤ

「これより順番に試験を開始する!鍛冶師はここに、石職人はそっちに、そのほかのものはこちらに並ぶように!」

人が少しずつ動いていく。

「まさかここまでくるとは予想外だった。これは結構大変なことになりそうだ。」

「頑張ってください。それにしても本当に1人でやるんですか?」

「初めはな。鍛冶師と石職人については経験を積んだものを見つけ、そいつらに任せる。それ以外は俺と他の俺の家臣で見る。あいつらの人を見る目を今から磨いておきたいからな。基本的なことは教えたし、3つに分けて爺は俺と、勝家と信盛で他の2つに1人ずつ入り、サポートしてやってくれ。」

「それは良い案かと。承知いたしました。微力ながらお手伝いさせていただきます。」

「よし。頼むぞ。」



夕暮れ時

「はぁ〜疲れた。」

「俺たちも流石に疲れました。人を見るのって大変なんですね。御大将。」

「ちなみに明日からあと4日やってもらうから。頑張っていこう。」

「お、鬼…」

「とりあえずよく食べて寝て明日に備えよう。」



4日後

「やった!ついに終わりましたね御大将!」

「ああ。お疲れ様。全員合格だ!それじゃあ俺は合格者1人1人の情報を見ていくから。あと特別合格者たちとの顔合わせもしてお抱えもしくは家臣として雇わなかないきゃないからな」


次の日の朝

「よし。じゃあ聞いてくれ。俺が設計した炉を作ってもらいたいと思う。大が5個。中が25個。小が80個ほど欲しい。何日で作れそうだ?」

「この人数と正確な設計図であればそうですな…1月ほどで完成までこぎつけるかと。」

「で、あるか。ふむ。それでは任せたぞ。兼定、孫六、善兵衛。」

「御意。」

…まさか戦国の有名鍛冶師がこの時代にこんなところにいたとは。孫六はあると思ったけど。他の2人は意外だ。なのに全然驚けない。まさかあの英雄の祖父がいるとは流石に思わなかった。いますぐ会いにいって家臣になってもらわないと。あの3人にはお抱えになってもらったし。惣十郎からもお抱えになるという話が来たし。よし。いくか。

「こんな機会にお会いできて光栄です。真田幸隆殿。」

「そんなにかしこまらなくて良い。お主は大名の子なのだからな。それにしてもまさか村上義晴があそこまで力をつけていたとは思わなくてな。此度は本当に助かった。ありがとう。」

「いえいえ。感謝をされるほどのことではありません。ところでこれからどうするのかはもう決まっているのですか?」

「いや。まだでな。それで厚かましいようで申し訳ないんだが、吉法師殿。そなたの家臣にさせてはもらえないか。頼む。」

「本当ですか!?私の方こそその話をしようと思っていたところだったので大歓迎です!」

「密偵だとは思わないのですか。」

「実力はあるようですし、もしそうだったとしても仕方がありません。それに私は優秀な家臣がたくさん欲しいので今回の募集ように例え平民でも才能があればどんどん採用していきます。」

「!なるほど。とても感銘を受けました。この幸隆、その子孫共々織田家に精一杯忠義を尽くさせていただきます。どうぞこれからよろしくお願いします。」

「うむ。わかった。これから頑張ってくれよ。」

「はっ。」

「とりあえず当分は逃げてきたときの傷を癒してくれ。」

「ありがとうございます。それではまた。」

「ああ。」

…まさか相手から家臣になりたいといってくれるとは。とても嬉しいことだ。昌幸や幸村もこれで引き入れられたってことだしな。やったぜ!でも、次が問題だな。家臣になってくれるかな。



「この度はよくぞ来てくださいました。塚原ト伝殿、柳生宗厳殿。」

「こちらこそ。お会いできて光栄です。」

「同じく光栄です。」

「ところでなぜ私たちは別室で?」

「実はお二人には私や私の家臣たちの剣術の指南役をやっていただきたいのです。どうかお願いできませんでしょうか?」

「うーん。すみません。私はまだ若輩者ですゆえ。修行をしなければならないので。」

「なるほど…柳生殿もしよければなんですが私が京に上洛することが出来ればその時に家臣として私に使えてはくれないでしょうか。」

「ふむ。それならばわかりました。その時は必ず吉法師様をお助け致しましょう。」

「ではそういうことで。塚原殿はいかがでしょうか?」

「私はやってみましょう。他の弟子もいるのでもしかすると全ての兵に指南出来るやもしれません。」

「本当ですか!?ありがとうございます。」

「ですが家臣としてはまだお仕えせず、客分としてでお願いします。指南が終わればまた旅に出ようと思っていますので。」

「そう…ですか。まあいいでしょう。それならば明日からよろしくお願いします。」

「わかりました。必ずや 戦国1の兵を育て上げましょう。それでは。」

「はい。」

…やっぱり日本一と呼ばれる剣豪は違うな。一筋縄ではいかない。まぁ一時的にでも仕えさせられたのはでかいな。これで兵の質がめちゃくちゃ上がる。さて。次は炉の様子でも見にいくとするか。

どうだったでしょうか?

次回はやっと鉄砲が完成しそうです。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

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