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〜序章〜少年時代②前田利家との出会い

本日3話目!

今日はこれで最後だと思います!

商業・産業奉行任命騒動の後、資料集めの最中にて

「柴田殿。」

「なんです?佐久間殿。」

「吉法師様は確かに賢いが、信秀様も流石に買いかぶりすぎなのでは?それに何不自由なく暮らしてきたはずなのに、数多の修羅場を経験してきたかのような目、そして佇まい。どうにも理解し難いのです。」

「確かに佐久間殿の言うとおりですな。私も気になりますが私たちにはどうすることもできませんから。しかし試してみましょう。今回の資料を見せて理解できるのかどうかを。」

「ほう。それはいい案ですな。」

そういうと勝家と信盛はにやりと笑みを浮かべていた。


吉法師の自室にて

「爺、後どれくらいで集まりそうだ?」

「後2日ほどで集まるかと。それまで吉法師様は遊んできてくださいまし。」

「いや、届き次第資料を見ていく。」

「忘れたのですか吉法師様。信秀様と半日は遊ぶと約束していたではありませんか。ここは先に2日休み、資料が集まったら4日続けて仕事をするのがよきかと。」

「はっはっは。爺も悪いことを考えよるな。それもそうだ俺は町で遊んでくると父上に伝えておいてくれ。」

「はっ。」

そういうと吉法師は外に飛び出して行った。

「まったく手のかかる子供ですな。」

遊びに行った吉法師の部屋でため息交じりの爺の声が響いた。


外に出ようとした吉法師の元にとある子供が付いてきた。歳は同じぐらいに見える。

「誰だお前は?」

「はっ。平手様より、吉法師様が外出なさるのでついていくようにと。同年代と一緒の方が楽しく遊べるのではないかと言っておられました。」

「わかった。して名前は?」

「前田犬千代と言います。これからもついていきます!」

…確か前田犬千代って後の前田利家だよな。めっちゃ嬉しいんだけど。でも会うのは本来もう少し先のはずだったから少し時代も早まってきているようだな。

「…様?…法師様!吉法師様!?」

「あっ?ああすまぬ。犬千代といったか、これからもずっと俺を支えていってくれ。」

「はい!」

「よし。では俺のことを兄だと思って親しく接することを許す。よろしく頼むぞ!犬千代!」

「はっはい!ありがとうございます!吉法師様!」

「よし!じゃあ俺がいいというまでとにかく走るぞ犬千代!」

「はい!吉法師様!」

そうして俺は茶屋に行ったり、買い物をしたり、いたずらをしたりして楽しく二日間を過ごしたのであった。

そうやって過ごしたことで、尾張の民からうつけ者の吉法師様とかぶき者の犬千代様というあだ名がつけられてしまったのであった。

前田利家と出会いましたが、次は何をするのでしょうか?勝家と信盛の試すとはどういうことなのでしょうか?それからご指摘くださった方ありがとうございました。今回から生かしていきましたのでこれからも何かあれば教えてください。よろしくお願いします。

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