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パーティーメンバーに婚約者の愚痴を言っていたら実は本人だった件  作者: ぷにちゃん
第二章 死亡フラグいっぱいゲームスタート!
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18:拠点準備

 一時間ほど魔物との戦闘を繰り返し、ロゼッタたちは連携などの確認を終わらせた。

 基本的な戦闘スタイルは、ラインハルトが先頭を切りルイスリーズが周囲の警戒をすることで二匹目の魔物が出ても対処できるようにする。

 その後はリュートがメインで攻撃をし、その援護をロゼッタとカインが行う。そしてここにきて発覚したのだが、プリムは初級魔法と固有魔法しか使えなかった。そのため、サポートに徹底してもらっている。


 サポートと簡単に言っても、それにはマッピングも含まれている。

 森の中で迷わないように注意することと、支給された地図に岩や花など、様々な目印を書き込むこともプリムの仕事の一つ。

 楽に思えるかもしれないが、パーティーにとってはとても重要な役割だ。



 ***



「もう少し右寄りに進んでいくと、小さな泉があるはずです」


 ロゼッタの横を歩くプリムが指示を出すと、ラインハルトが「わかった」と頷く。ちょっとずつ歩く方向を修正し、飛び出してきたフラワーラビットを一撃で倒す。


(パーティーの必要性とは)


 ――と、そう思ったのはきっとロゼッタだけではないだろう。



 数十分歩くと、プリムの言った通り泉があった。


「ここを拠点にしよう」

「はーい」


 ルイスリーズが荷物を置いたのを見て、ロゼッタは鞄を下して一息つく。実はこの鞄、なかなかに重かったりするのだ。


(いつもの癖でマナポーション持ってきすぎちゃったんだよね)


 ロゼッタは普段の戦闘でばかすか魔法を撃つので、いつもマナが足りなくなってマナポーションで回復しているのだ。

 普通の魔法使いはそんなことをしないので、ロゼッタのマナポーションの数にリュートが驚いていた。



 まずはさくっとテントを張り、寝床の準備を終わらせる。

 次に、暗くなる前に薪をたくさん集める。魔物や野生動物がいる森や山などでは、夜の間も見張りが必要だし、火を絶やすことはできない。


「じゃあ、私が夕食の下準備をするので……ロゼッタ様とプリムは薪を拾ってきてもらっていいですか?」

「オッケー!」

「わかりました!」


 拠点作りに関しては、カインが一番詳しいので仕切ってもらう。


「それからルイスリーズ様とラインハルト様は、周囲に魔物がいないか警戒を。ここが見える範囲にいてくれるなら、多少は動いても問題ないかと思います」

「わかった」

「周囲の安全確保は大切だからな」


 ルイスリーズとラインハルトもカインの指示に従い、周囲の見回りを開始した。


「リュート様は魔法が得意なので、調理などの手伝いをしてほしいです」

「お安い御用です」

「ありがとうございます。……ちなみに、土魔法で窯とか作れますか? 小さめでいいのですが……」

「作ったことはないが……小さいものでいいなら、とりあえずやってみよう。おそらく【ウォール】を応用すればどうにかなるはずだ」



 ロゼッタは木の枝を拾いつつ、いったいどれだけ豪華な夕食になるのだろうと……窯を想像しただけでお腹が鳴ってしまいそうだ。

 隣で木の枝を拾うプリムもカインたちの話が聞こえたようで、「楽しみですね」とロゼッタに笑顔を向けた。

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