表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パーティーメンバーに婚約者の愚痴を言っていたら実は本人だった件  作者: ぷにちゃん
第二章 死亡フラグいっぱいゲームスタート!
34/67

4:筆記試験

 ロゼッタたち三人は、カインが確保してくれた空き教室へやってきた。

 あとは筆記試験が始まるまでの間、必死に詰め込むだけだ。


「違うロゼリー――じゃない、ロゼッタ様! 国の歴史はともかくとして初代国王の名前くらいは覚えておいて……!」

「は、はいっ!」


 貴族の常識じゃないのと、カインが顔を引きつかせる。隣にいるルイスリーズは、若干あきらめている節すらある。


(うぅぅ、私のお馬鹿~~!)

「狩り関係だったらまあまあ自信があるんだけど……」

「そういった問題も出るには出るが、そっちは実技試験があるからそこまで重要視はされていないんだ」


 ロゼッタの呟きに、ルイスリーズが返事をする。


「そうだよね……実技試験なら、そこそこ自信もあるんだけど……」


 むしろ今のロゼッタであれば、ぶっちぎりの首席合格でも夢ではないのでは? と思ってしまうほどだ。

 とはいえ、それは実技だけの話で……。


「は――人生ままならない……」

「ロゼッタ様はもうちょっと頑張りなよ……」

「うぅ、わかってるよ」


 ロゼッタは頬を手で思いっきり挟んで、気合を入れ直した。



 ***



 試験は一年生に割り振られている教室で行われた。魔女のようなとんがり帽子をかぶった先生が、試験用紙を配ってくれた。

 見てみると、先ほどカインに怒られたばかりの初代国王の名前は? という問題が並んでいて、小さく噴き出してしまった。


「どうされましたか? フローレス」

「あっ、なんでもありません!!」


 先生にばれてしまい、ロゼッタは慌てて「すみません」と謝罪の言葉を口にする。

 するとすぐ、ほかの生徒たちの視線が突き刺さる。闇属性というだけで元々注目の的だったといのに、これでは見世物のようだ。


 ロゼッタが小さくため息をつくのと同時に、ルイスリーズとカインもやれやれとため息をついていた。


「それでは、試験はじめ」


 先生の言葉が静かな教室に響き、筆記試験が始まった。



 ――結果。

 ルイが試験に出そうなところを復習してくれたので、なんとかなった。おそらく赤点にはならなかっただろう……。


「はー……やりきった」


 解答用紙は回収され、手元に残った試験用紙にはあーでもないこーでもないと、ロゼッタの考えた答えらしき走り書きがしてある。

 カインはそれを見て、「うわ」と思わず正直な感想が口から出てしまった。


「ロゼッタ様はもう少し勉強しなよ……」

「…………はい」

「テストで赤点取ったら、冒険は休みにするからね」

「精一杯頑張らせていただきます!!」


 音速で頷くしかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『私、魔王。――なぜか勇者に溺愛されています。』コミカライズ連載中!
魔王を倒しに行った勇者が、魔王に一目惚れしてお持ち帰りしてしまうお話です。

コミカライズページはこちら

私、魔王。―なぜか勇者に溺愛されています。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ