表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
両親へのプレゼント  作者: しらとり あきら
3/15

全てのホテルが満室!

  彼女は小さく頷くと、


  「部屋は空いていないでしょうか?」と彼女が不安そうに言った。


  「残念ですが、その日は、あいにく全館満室なのです」

  と私は正直に満室になっている理由も彼女に説明した。


  「わかりました。では、他のホテルをあたってみます」

  と彼女は言って、席を立とうとした。


  「他の市内のホテルに空き状況を確認をしますので、あと15分ほど待ってもらえますか?」

  と伝えた私は、フロント事務所へ戻ると、市内のある10件程度のシティホテルへ電話を入れ、確認をした。しかしながら、良い結果は得られなかった。


   彼女にその結果を報告すると、


  「いろいろと調べて頂き、ありがとうございました。 来年はできるだけ早く予約を入れるようにします」と彼女は言うと、


  彼女は席を立ち、私に会釈をした。



  そして、彼女が玄関へ向かおうとしていた、その数十秒の間に私の頭の中では、



  (彼女のために何とかできないのか? このホテルも他のホテルも満室で厳しい状況だ。でも、なんとかなるかもしれない!)


  と私が思った瞬間、

  「お客様!」と私は彼女を呼び止めていた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ