悪役はソビエト・ロシア ★ネタバレ有り
ライラの冒険・黄金の羅針盤。
インディージョーンズ・クリスタルスカルの王国。
ジュラシック・ワールド・炎の王国。
スターウォーズ8
上記の映画ですが・・・
コラム:ハリウッドで「悪役」はロシアの理由
Nina Khrushcheva
このコラムに書かれた通り、全部ロシアが敵として描かれているんですね。
ソ連・・・或いはソ連崩壊後も、ロシア人テロリスト・ロシア政府は悪人として描かれています。
上記コラムにも、書かれてましたが、私もライラの冒険を見た時に感じました。
物語は、動物やイヌイットの人々や探検家のような人々・・・彼等が終盤に戦う相手・・・。
それは、ロシア人のウシャンカ帽を被り、ライフルを肩に担いだ軍人達です。
ライラと会話する女性がいます。
名前は忘れた・・・。
まあ、彼女に自分は母親だとダースベーダーのように正体を明かします。
彼女と部下達は、研究者の服を着ています。
何か、私には彼女を含む彼等が、ソ連の科学者や軍人に見えるんですよね。
次に、クリスタルスカルの王国。
これは、今までインディー・ジョーンズの作品では、ナチスが悪役でした。
インディージョーンズ・ハムナプトラは、ドラマ版も有ります。
日本だと、インディージョーンズ作品は。
ナチスが、ユダヤ人の聖柩を探す。
ナチスが、キリストの聖杯を探す。
インドの暗殺教団が、宝を盗む。
でしたね。
順番は違うかも知れないですが・・・。
そして、四作目はソビエト軍が登場して、インディーとクリスタルスカルを奪い合います。
ジュラシック・ワールドでは、会場に金持ちが集まり、恐竜を競売に掛けます。
その客の中には、ロシア人も居ます。
その中に、ロシア人を入れてロシア人を悪者にしようとしているのでしょう。
最後、スターウォーズ8。
この作品ですが、昔は敵の帝国軍を、日本軍の軍服と帽子を、ドイツ軍・ドイツ武装親衛隊のように灰色・黒色に配色して、将校に着せてました。
しかし、白人役を黒人に任せた、ディズニーの新しいスタッフ達ですが。
やはり、彼等は服装まで変えてしまいました。
作中、設定では、ファースト・オーダー。
日本語にすると・・・第一騎士団、新生騎士団、初代騎士団・・・の何れかの意味を持つ新たな敵の組織ですが。
司令官のアーミテイジ・ハッグス将軍のスターキラー基地での演説シーンをよく御覧ください。
ファシズムを彷彿させると、批判されたシーンですが、彼の帽子に注目すると、あの帽子が昔の帝国軍の物と違う事が分かります。
恐らく、アレは彼のような高級将校だけが被れる帽子なのでしょうが、あの帽子・・・ソビエト政府設立時に制定された赤軍の帽子なんです。
ハッグス将軍の黒い帽子は、まるでワルキューレのドラゴンの角飾りのように、帽子左右の後ろ側に三角の飾りが有ります。
アレは、ブジョノフカと言われる赤軍のデザイナーが、古代ロシアの兵士のヘルメットをモデルに作製した、帽子をモデルにしているのです。
つまり、ハッグス将軍の帽子もまた、ロシアがモデルなのです。
何故、ここまで・・・ロシアが悪者にされるか。
上記のコラムに書かれた通り、ロシアしか、アメリカに対抗できる国がないからだそうです。
確かに、他の映画などでもロシアが悪役にされています。
また、コールオブデューティー等でも、ロシアは悪役です。
しかし、もう一つ理由が有ります。
それは、寡頭財閥オリガルヒと言われる、ソ連崩壊時に勢力を伸ばした連中です。
彼等は、ソ連崩壊時にインフラ等の機材を、タダ同然の価格で手に入れてボロ儲けをしました。
そんな彼等を、プーチン大統領が許す筈はなく、一部は脅して子分にしますが、彼は他のオリガルヒとは対立します。
その結果、西側に逃げたオリガルヒの人達ですが、ユダヤ系の人も居たのか?、ソ連への恨みで映画等で今のロシアを含めて、彼等を悪役にするようになったとか。
他に・・・ユダヤ人に取っては・・・。
ナチスに迫害された恨みを、ぶつけようにも、今はナチスは居ません。
しかし、ロシアは存続して、未だに対立しています。
なので、ナチスの次にソ連・ロシアを悪者扱いするようになったのです。




