イギリスの対ドイツ観・対仏観とヨーロッパの歴史
さて、前回はドイツと東欧諸国の関係を語りました。
今回は、イギリスから見たヨーロッパ大陸の歴史です。
イギリスがＥＵから離脱しました。
それは・・・歴史、軍事・治安、外交、経済、他に様々な問題があったからです。
しかし、今回はイギリスの歴史観を語ります。
イギリスの学者が語ったのですが、ヨーロッパ大陸に置いて、常に騒動の中心だったのが、ドイツとフランスなのです。
一時期のみスペインが覇権を握った時代もあったが、他は二国が覇権を握ろうと、常に動乱を起こしたと。
さて、そんな二国ですが、まずはドイツから語ります。
ヨーロッパの中央に位置するドイツは、自分達を西欧ではなく、中欧と言ったりします。
フン族に押されたゲルマン民族の大移動による、移動先の南の超大国ローマ帝国との戦争。
ローマ崩壊後の★フランク王国、★神聖ローマ帝国
★フランク王国はドイツ・フランス・イタリアを合わせたデカイ国。
★神聖ローマ帝国は、ほぼローマ帝国と別物。
これ等の国は中欧に位置するために、東側の勢力から狙われました。
フン族の移動だけではなく、ロシア帝国、モンゴル帝国、イスラム帝国、オスマン帝国。
更に、同じくヨーロッパの国である、西側のフランス、北海帝国～～その後のスウェーデン王国から度々攻撃を受けました。
しかし、攻撃を受けるだけではなく、時に自分から攻撃する時もありました。
前回、語ったポーランド・リトアニアに対するキリスト教ではないと言う理由での攻撃。
ポーランド、オーストリア、フランス等、周辺国との戦争など。
ドイツ帝国、ナチスの戦争など。
次に、フランスです。
古代～～中世～～近世から、イギリスやドイツとの戦争。
フランク族とローマ軍の戦争。
英仏百年戦争など。
アフリカ・アジアでの植民地争奪戦。
フランス革命による王族処刑。
ナポレオンの大陸軍による、北アフリカ・ヨーロッパ・ロシアとの戦争。
イギリスと戦う、アメリカへの支援。
さて。
現代では、核兵器を保有する大国は・・・。
アメリカ、ロシア、中国。
イギリス、フランスとあります。
上記の三国が現在では、世界の覇権を握るべく対立していますね。
しかし、イギリスから見れば、現在のＥＵのゴチャゴチャ振りが過去の動乱の時代と重なるのです。
現在のＥＵから、イギリスが離脱したいのは、ＥＵが腐敗と権力者振りが気にくわないからです。
共同開発のタイフーン戦闘機を見れば分かる通り、ドイツ軍同様に雑魚い物しかＥＵは作れないんですね。
あれも弱いし、作る時に揉めたし。
詳しい事は、何れ別な時にしますね。
もう１つ問題なのが、イギリス製品がＥＵ域内で売れない・・・。
これです。
ＥＵと取引するより、旧植民地だったオーストラリアやアメリカとの取引する方が儲かる。
これが第二の理由です。
だから、日本の主導するＴＰＰに入りたいとイギリスは言ってるんです。
フランスも、太平洋に小さな島々を領有するので、入りたいと言ってるとか。
第三の理由。
イギリスを日本と見れば・・・。
軍事で言えば。
日本
韓国 北朝鮮 中国・ロシア
イギリス
フランス・ドイツ ロシア
経済や政治で見れば。
日本
韓国 中国
イギリス
ＥＵ ロシア
このような感じですね。
日本は軍事で言えば、韓国や北朝鮮が先ずは敵になります。
更に、強大なロシア・中国も敵になります。
日本の場合は、経済や政治でも、韓国・北朝鮮・中国が敵です。
イギリスの場合は、直接敵に成るわけではないのですが・・・フランスやドイツを警戒してはいるでしょう。
そして、やはり日本と同様に内陸部の軍事大国ロシアを警戒しています。
政治的なことだと本来は、味方であるはずのＥＵがイギリスの敵になるのは理由がありました。
ロシアは軍事・政治の両面で敵ですが。
まあ、ＥＵが敵なのは、イギリスの政治家か？、専門家？、の方の話によると・・・。
「日本の国会が中国にあって、裁判所が韓国にあったら、嫌だろう？」
と、インタビューに答えていました。
つまり、イギリスはＥＵの命令が嫌なんですよ。
自分が儲からない。
金だけ出せ。
一緒に作る兵器は弱い。
議会での答えが出るのが遅い。
ＥＵの腐敗振り。
纏めるとこれがＥＵからイギリスが離れたい理由です。
今回、省きましたが、スペインが世界を制覇した時代を何時かは語ります。
次回は・・・。
古代オリンピックと、ナチス・戦後の日本。
原発は自爆兵器。
このどちらかを語ります。
