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イギリスのロングボウと日本の和弓とライフルの進化について

今回は弓について、



皆さんはヨーマンを知っていますか?



ヨーマンとはイギリスの弓兵部隊の事で、ヨーロッパの弓兵と違い島国のイギリスは弓を作る為の素材が少なく、


モンゴルやトルコ等の動物の皮や骨を使った、強力な合成弓や短弓を作る事が出来なかったのです、


なのでイギリスは弓を作る際に非常に長い弓を作り、兵士達にはそれを素早く射つように訓練させました。


有名な話にクロスボウを装備したフランス軍騎兵とロングボウを装備したイギリス軍騎兵が戦ったらイギリス軍騎兵が圧勝したと言う話が有ります。



イギリス軍が圧勝した理由はフランス軍のクロスボウは装填するのに時間がかかり、一発・・射ち放った後30秒、または60秒もかかると言った装填速度が非常に遅い武器で、



対するイギリス軍のロングボウ部隊は訓練され、一分間・・即ち60秒の間に6回も射ち放つと言う連射能力の高い部隊で、


この連射能力のおかげでフランス軍に圧勝できたと言う訳です。



後は当然捕虜に成ったヨーマンは再び弓を構えられない様に右手を切り落とされたらしいです。


そのヨーマンも時代が移り変わり、第二次世界対戦に成ると、ナチスドイツ軍と戦うイギリス軍歩兵はエンフィールドライフルを装備して戦場で活躍しました。


このエンフィールドライフルはドイツや日本、ロシア等の国のライフルと違い命中率よりも速射生を重視しており、


他の国のボルトアクションライフルが後ろにボルトを引いて薬莢を排出するのに対して、イギリスのエンフィールドライフルは前方にボルトを押して薬莢を排出する機構に成っていて、



このエンフィールドライフルを構えた歩兵は中世のヨーマン同様に一分間に6発も弾を撃ち、5、6人のイギリス兵に撃たれて降伏したドイツ兵がまるで機関銃に撃たれている様だったと語っており、




時代が移り変わり、使う武器が弓からライフルへと変わっても、その国の本質と言いますか?進化の矛先は変わら無いと思います。



これを定向進化と同じ物と捉えたら言いんですかね?定向進化と言うのは動物が足が早く進化する、


例えば蟹が鋏をより硬く進化させて、それでも敵が強いと更に鋏を鋭く進化させて、それが便利だと今度は長く進化させると言う様な体の特定の部位をどんどん進化させる物だとお考えください。



私は人間が弓から銃に武器を変える際にも上記のイギリス軍の通り定向進化が有るのだと思います。


次は日本の和弓について、


日本の和弓もイギリス同様に非常に長い弓で資源の少ない日本人が木から作った弓です。



こちらはイギリスのロングボウと違い、扱い安さと命中率に主眼を置いて作られた物で、


元寇の戦いで日本へ侵攻してきたモンゴル軍を日本軍側が和弓で長射程から矢を射ち放ち撃退すると言った様に使われ、


その後の時代、日露戦争の頃に成ると有坂銃、通称・・三十年式歩兵銃が使われ始めて、


この銃も扱い安さや命中率に主眼が置かれて・・その後の第二次世界大戦後も、


スペインのセトメ小銃、同様に火薬量を減らして射程距離と威力を下げる代わりに扱い安さと命中率を上げた64式小銃や、


これまた命中率と扱い安さに主眼を置いた89式小銃の登場と、


我が国である日本は武器は扱い安さと命中率に力を入れて作って行く方向に定向進化させている様です。



後、現代のイギリス軍の小銃L86は欠陥品らしいので、(SASはAKやM16等を使う)らしいです。


それから日本の弓と火縄銃は地方や時代や使用目的によって性能や剛性に違いが有り色々な種類が有るので専門のサイトで調べると良いと思います。



イギリス軍のロングボウは第二次世界大戦時に一人だけ、剣とロングボウを装備した兵士が使った様です、


日本も同様に戦争末期に代々の家宝の鎧に身を包んだ兵士が居たらしいです。



因みにエンフィールドライフルはインドの民兵に配られており現役です。


確かエンフィールドリボルバーもインドの警察で使われていたはず?、



三十年式歩兵銃は流石に現在使われておりませんが、三八式歩兵銃は時折フィリピン等の東南アジアのゲリラが口径を変えて使用しているらしいです。



今回は以上です。






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