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蕾炎~raien~  作者: 朝比奈 黎兎
第1章  沢の精
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6・・・ワケ


沢の守護精はぽつりぽつりと話しはじめた。


その沢は、もう10年もの長い間守護精がいない。 突如姿をくらましてしまったらしい。今はこんなに小さな沢だが、昔はもう少し川幅も水量もある綺麗な沢だった。だが、沢は守護精なしではそのままでいることは出来ない。徐々に水量は減り、それにともなって川幅も縮小していった。


そして現在に至るという・・・



「このままじゃ、ほんとにこの沢は死んじゃう。そんなの・・・僕は嫌なんだ。確かに自分が守護する沢も大事。だけど沢はみんな水脈で繋がってるって僕は思う。」


だから自分の沢が危険に晒されるかもしれないのをわかった上で離れた。


そんな守護精の言葉を聞いて、凪は静かに沢を流れ行く水を見つめた。


さてこれからどうしようかと・・・・


水面に考えを巡らせて・・・・・・



そして凪はふと考え付いたのだ。


この件に関する最良の策を。



「そうだ。そうしよう。」


一人納得している凪を、雫と沢の守護精はぽかんとした表情で見つめた。


「君は今でもあの沢が好き?」


凪は沢の守護精にそう訊ねた。


「うん・・・戻れるなら戻りたいよ。」

「なら戻ろう。」

「でも、此処もほっとけないし・・・・・。」

「大丈夫。僕に考えがあるんだ。」

「考え?」


沢の守護精ににっと笑いかけた凪は沢のすぐそばの地面に陣を描いていった。

ちょっと短いでしょうか?

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