オワリ
というわけで何とか無事にここまで来れましたね。
目が覚めると凪は寝室のドアを開けて外に出た。相変わらぬその庭に思わずふっと笑みをこぼす。
「おはようございます、凪様。」
「おはよ。」
天界で凪は人間界にいることを決意した。
天界にいるのが嫌でも、天帝が嫌いとかでもなく。凪は人間界が好きなのだ。勝手なことばかりする人間は嫌いだが、人間界には人間以外にもいる。多くの面白いことを体験できる。様々な出会いがある。それに、様々な思いもある。
そんな凪の決意を天帝は笑って受け入れてくれた。初めてその時親に抱き締められた。すっごく暖かいものを感じた。いつでも来たい時に来てくれて構わないわといわれたので、また雫と一緒に里帰りしようと思う。雫は天界と人間界を移動できる術を授かってるってその時知った。
「なんか・・・まだ信じらんないよ。僕が天帝と魔帝の子どもなんてさ。でも、この目の色がその証なんだよな。」
「ええ、金は天帝の力の象徴。そして赤は魔帝のです。」
「今までこの目の色すっげー嫌だったけど・・・・今は・・・なんかさ・・・こういうの良いなって思う。カラコンいらずだしな!」
「そういう問題ですかね。」
「さ、今日の依頼に出かけるぞ!」
「はい。」
今日も凪は妖怪の依頼を遂行する―――――――――
途中つまずいたり、なかなか更新できない時が多かったこの作品ですが、ついに最終話を迎えることができました!!
なんかさまざまな謎が残ってる感もありますが、これに手終わりにさせていただきます。
アクセスしてくださった方、お気に入りしてくださった方。
皆様のおかげで何とかなりました。
ほんとにありがとうございました!!




